はじめに
macOS版のChatGPT / Codex Desktopを使っていると、Option + Space(⌥ + Space)を押したときに突然 Mini が表示されることがあります。
ところが、アプリの
設定 → キーボードショートカット
を確認しても、Show Mini や Mini に相当する設定が見当たらない場合があります。
実際、2026年9月時点でOpenAIのGitHubにも、
-
Option + SpaceでMiniが起動する - キーボードショートカット設定に変更項目がない
- 無効化・変更できない
というIssueが登録されています。
この記事では、設定画面から変更できない場合に、~/.codex/keybindings.json を編集して回避する方法を紹介します。
2026-10-01時点の情報です。今後のアップデートで設定画面から変更できるようになる可能性があります。
症状
Option + Space を押すと、デスクトップ上にMiniが表示されます。
通常ならキーボードショートカット設定から変更したいところですが、環境によっては該当する項目がありません。
OpenAI公式ヘルプでは、Chat Barのショートカットは設定から変更できると案内されています。
一方で、現在のCodex Desktop系アプリでは、Mini用のグローバルショートカットだけ設定項目が表示されない問題が報告されています。
原因
Mini / Petの表示には、内部的に次のコマンドが使われています。
openAvatarOverlay
Codex Desktopのキーバインド設定は、次のファイルに保存されます。
~/.codex/keybindings.json
GitHubのIssueでも、openAvatarOverlay のキーを手動で変更することで回避できると報告されています。
対処方法
1. まず既存設定を確認する
ターミナルを開いて次を実行します。
cat ~/.codex/keybindings.json
ファイルが存在しない場合は、次のようなエラーになります。
No such file or directory
その場合は新しく作成して問題ありません。
2. 既存ファイルがある場合はバックアップする
すでに keybindings.json がある場合は、念のためバックアップします。
cp ~/.codex/keybindings.json ~/.codex/keybindings.json.bak
これで問題が起きても戻せます。
3. Miniのショートカットを変更する
~/.codex/keybindings.json に次の設定を追加します。
例として、普段ほぼ使わない Command + Option + Shift + 0 に変更します。
[
{
"command": "openAvatarOverlay",
"key": "Command+Alt+Shift+0"
}
]
ファイル自体が存在しない場合は、次のコマンドで作成できます。
mkdir -p ~/.codex
cat > ~/.codex/keybindings.json <<'EOF'
[
{
"command": "openAvatarOverlay",
"key": "Command+Alt+Shift+0"
}
]
EOF
これで Option + Space ではMiniが起動しなくなり、指定したキーに変更されます。
既存のショートカット設定がある場合
既存の keybindings.json を丸ごと上書きすると、ほかのショートカット設定が消えてしまいます。
例えば、すでに次の設定がある場合、
[
{
"command": "searchChats",
"key": "Command+Shift+F"
}
]
次のように openAvatarOverlay を追加します。
[
{
"command": "searchChats",
"key": "Command+Shift+F"
},
{
"command": "openAvatarOverlay",
"key": "Command+Alt+Shift+0"
}
]
完全に無効化したい場合について
Codex Desktopのキーバインド形式自体は、key に null を持つ形式を扱える実装になっています。
そのため、次の設定も候補になります。
[
{
"command": "openAvatarOverlay",
"key": null
}
]
ただし、2026-10-01時点で、MiniのIssue上で明確に確認されている回避策は 別のキーへ割り当てる方法 です。
確実性を優先するなら、まずは
"key": "Command+Alt+Shift+0"
のような、普段使わないショートカットへ変更する方法をおすすめします。
4. アプリを完全終了して再起動する
設定変更後、一度ChatGPT / Codex Desktopを完全終了します。
Command + Q
で終了してから、再度起動します。
その後、
Option + Space
を押してMiniが出なければ完了です。
元に戻す方法
バックアップを作成している場合は、次のコマンドで戻せます。
cp ~/.codex/keybindings.json.bak ~/.codex/keybindings.json
その後、アプリを再起動してください。
まとめ
今回のポイントは次のとおりです。
-
Option + SpaceでMiniが起動する - 設定画面にMiniのショートカット項目が表示されない場合がある
- Miniは内部的に
openAvatarOverlayを使っている -
~/.codex/keybindings.jsonから手動で変更できる - 既存ファイルがある場合は上書きせず、設定を追加する
- 現時点では、使わないキーへ変更する方法が一番安全
設定画面から普通に無効化できるようになるのが一番ですが、それまではこの方法で Option + Space の誤爆を回避できます。
参考
-
OpenAI Help Center: How to launch the Chat Bar
https://help.openai.com/en/articles/9295241-how-to-launch-the-chat-bar -
OpenAI / Codex GitHub Issue #48756
Mini’s global shortcut cannot be changed or disabled in Settings
https://github.com/openai/codex/issues/48756 -
OpenAI / Codex GitHub Issue #44775
openAvatarOverlayと~/.codex/keybindings.jsonの設定例
https://github.com/openai/codex/issues/44775 -
OpenAI / Codex GitHub Issue #27834
keybindings.jsonの形式やkey: nullの扱いについて
https://github.com/openai/codex/issues/27834