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ネットワークを基本からまとめてみた【Internet Protocol】

Last updated at Posted at 2025-07-23

IP概要

  • Internet Protocolのこと
  • インターネット層(ネットワーク層)に相当する
  • レイヤー3プロトコルのデファクトスタンダードとなっている
  • IP Version4 (IPv4)とIP Version6 (IPv6)の2つがある

通信方法

  • IPパケットにアドレスを入れて通信する
  • 送信元アドレス、Sourceアドレスは自分のこと
  • 宛先アドレス、送信先アドレス、Destinationアドレスは相手のこと
  • 宛先アドレスが存在する方向にだけIPパケットを送信する

IPパケット(1)

  • 標準的なサイズは20バイト(OptionとPaddingを除く)になる
  • 32ビットずつ縦に書くことがある
  • Optionは可変長、32ビットに満たない場合はPaddingで調整する
  • PAYLOAD(ペイロード)は上位レイヤーのデータ部分を意味する

IPパケット(2)

  • Version: IPのバージョンを示す(IPVersion4であれば4が入る)
  • IHL(Internet Header Length): ヘッダの長さを32ビット単位で示す(通常は5が入る)
  • Type of Service(ToS): IPパケットの重要度に応じて優先度をつける時に使う(Quality Of Service(QoS))で使われる
  • Total Length: IPパケット全体の長さ(IPヘッダ及びデータ)をオクテット単位で示す
  • Identification: フラグメントされたIPパケットを戻すときの識別子(同じ識別子は同じIPパケットと判断する)

フラグメント

  • フラグメント(断片化)とはペイロードのサイズが大きく、リンク層プロトコルで運べるサイズを超えている場合ペイロードを複数に分割してそれぞれにIPヘッダをつけること
  • 最終的にはサイド、1つのIPパケットに戻す
  • 元が同じIPパケットを判別するための識別子がIdentificationとなる

IPパケット(3)

  • Flags:
    ① 先頭1ビットは使用しない(0が入る)
    ② 2ビット目はDFビットと呼び、0はフラグメント可能、1はフラグメント禁止を意味する
    ③ 3ビット目はMFビットとよび、2ビット目が0の時、0はフラグメントされた最後のIPパケットを意味し、1の場合はさらにフラグメントされたIPパケットが続くことを意味する
  • Flagment Offset:
    ① フラグメントされたIPパケットの位置を示す(Identificationで同じグループを判断し、Flagment Offsetから正しい配置を知ることで元のIPパケットに戻せる)
  • Time to Live(TTL)
    ① IPパケットの寿命を示す(0~255の値が入り、IPパケットを転送する際に1減らす)
    ② 0となったIPパケットは破棄される

IPパケット(4)

  • Protocol:
    ① 上位レイヤーで使われているプロトコルを示す
    ② 代表的なところでは1 はCMP、6はTCP、17はUDPを意味する

  • Header Checksum:
    ① IPヘッダの誤りけんさに使われる
    ② Ethernetフレームとは違い、IPパケットではヘッダ部分のみが検査の対象になる

  • Source Address: 送信元を示すIPアドレスが入る

  • Destination Address: 宛先を示すIPアドレスが入る

IPアドレス概要

  • ネットワーク全体の中で自分の所在を示す
  • 32ビット(二進数32桁)の長さを持つ
  • 8ビットずつドットで区切り、十進数表記する
  • IPアドレスはユニークである
  • 所属グループと自分を表す2階層になっている

クラス

  • 約42億個のアドレスを扱いやすいように5つのクラス(グループ)に分ける
  • IPアドレスはグループと自分自身の2階層からなる(ネットワーク部 + ホスト部)

クラスレス(CIDR)

  • Classless Inter-Domain Routingの略
  • 複数のネットワークを1つにまとめて、大きなネットワークを作る
  • 連続した共通ビットをまとめる
  • まとめる数は2のべき乗(2")単位となる

サブネット

  • ホスト部の一部をネットワーク部として使う

クラスレス(FLSM)

  • Fixed-Length Subnet Maskの略
  • ネットワーク部を1、ホスト部を0として、別のアドレスを併記する
  • 1は必ず連続する(途中に0を挟まない)

クラスレス(VLSM)

  • Variable-Length Subnet Mask の略
  • 必要なホスト部とアドレス部(X)を計算する
  • 2n ≥ Xとなる値を探す
  • 32 - n = ネットワーク部のビット数となる

ネットワークアドレス

  • ネットワーク自体を表すIPアドレスのこと
  • 二進数にした時ホスト部がすべて0になる
  • ホストやネットワーク機器のインターフェースに対して設定することはできない

ブロードキャストアドレス

  • ネットワークに所属するすべてを表すIPアドレスのこと
  • 二進数にした時ホスト部がすべて1になる
  • ホストやネットワーク機器のインターフェースに対して設定することはできない

プライベートアドレス

  • 組織内で自由に使用できるIPアドレス
  • インターネット上で使用不可

グローバルアドレス

  • プライベートアドレス以外のアドレス
  • IANAで管理され、手続き上、決められた機関から取得
  • インターネット上でも使用可能

VLSMの割り当て

参考サイト

ネットワークエンジニアを目指す初心者はここから始めよう!「ゼロから学ぶネットワーク基礎」豊富な図解で徹底解説

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