IPアドレッシング
- ネットワーク上の機器へのIPアドレッシングの割り当て
IPアドレスの概要
//IPアドレス(IPv4)
172.1.2.3
- IPアドレス(IPv4)が存在し、最も普及しているのがIPv4
- IPv4に限界きており、その解消のために現在IPv6の普及が進められている(IPアドレス枯渇問題)
- IPv4においてIPアドレスは32ビット持ち、ネットワークのアドレスを表すネットワーク部と個々のノードのアドレスを表すホスト部で構成される
ネットワーク部とホスト部(クラスフルアドレス)
▶︎ クラスA
0xxxxxxx.xxxxxxxx.xxxxxxxx.xxxxxxxx
ネットワーク部 ホスト部 ホスト部 ホスト部
▶︎ クラスB
10xxxxxx.xxxxxxxx.xxxxxxxx.xxxxxxxx
ネットワーク部 ネットワーク部 ホスト部 ホスト部
▶︎ クラスC
110xxxxx.xxxxxxxx.xxxxxxxx.xxxxxxxx
ネットワーク部 ネットワーク部 ネットワーク部 ホスト部
▶︎ クラスD
1110xxxx.xxxxxxxx.xxxxxxxx.xxxxxxxx
マルチキャストグループアドレス
- 予め用意されたネットワーク部とホスト部の分け方のパターンのことをクラスという
- クラスはA〜Eの5種類存在し、A,B,Cが一般的なネットワークで用いられるクラス、Dがマルチキャストで使用されるクラス、Eが実験用に予約されたクラスとなる
- クラスAは大規模に向け、クラスBは中規模向け、クラスCは小規模向けのクラスとなる
- クラスを識別するため、IPアドレスの先頭値はクラスごとに決められた固定値が設定される
ネットワーク部とホスト部(クラスレスアドレス)
// サブネットマスク
11111111.11111111.11111111.11100000
- どこまでがネットワーク部かを表す情報をサブネットマスクという
- サブネットマスクを用いてネットワーク部が決定されるアドレスはクラスレスアドレスと呼ばれる
- IPアドレスと同じく32ビット列で表され、前方の1埋め部がネットワーク部を後方の0埋め部がホスト部をそれぞれ表す
サブネットマスクの表記
255.255.254.0
予約済みIPアドレス
- CPなどに割り振ることができないアドレス
予約済みIPアドレス | 例 |
---|---|
ネットワークアドレス | 172.1.0.0/16 |
ブロードアドレス | 172.1.255.255/16 |
ループバックアドレス | 172.0.0.1/8 |
リンクローカルアドレス | 169.254.0.1/16 |
グローバルIPアドレス/プライベートIPアドレス
- IPアドレス(IPv4): 32ビット= 2の32乗 = 約43億
- IPアドレス(IPv6): 128ビット= 2の128乗 = 約340億
▶︎プライベートIPアドレス
クラスA (大規模ネットワーク向け) |
クラスB (中規模ネットワーク向け) |
クラスC (小規模ネットワーク向け) |
|
---|---|---|---|
プライベート IPアドレス |
10.0.0.0 ~ 10.255.255.255 |
172.16.0.0 ~ 172.31.255.255 |
192.168.0.0 ~ 192.168.255.255 |
- IANA(ICANN)が管理するインターネットで利用可能なIPアドレスをグローバルIPアドレス(パブリックアドレス)という
- 各ネットワークで管理するインターネットで利用できずネットワーク内でのみ利用可能なIPアドレスをプライベートIPアドレスという
- NATやPATといったグローバルIPアドレス⇄プライベートIPアドレス変換機能を持ったルータによってプライベートIPアドレスを付与されたホストのインターネット接続が実現される
- プライベートIPアドレスの範囲はREC1918によってクラスごとに定義されており、この範囲外は全てグローバルIPアドレスとなる
サブネット化
- ネットワークを更に小さなネットワークに分割