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ZABBIXをUbuntu20.0.4 サーバにインストールする手順

Last updated at Posted at 2022-09-20

概要

本記事では、ZABBIXを以下の構成でインストールする手順を整理しようと思います。

  • Zabbixサーバー:Docker コンテナ(Ubuntu20.0.4)
  • Zabbixエージェント:ホストPC(Ubuntu20.0.4)

このような構成にする理由は、ZabbixサーバーのPHPバージョンが古いためです。
ホストPC上では、PHP 8.1 を使用しており、競合が怖かったので、このような環境で試すことにしました。

以下、今回の構成とバージョン情報です。

  • Zabbix v6.2(サーバー、エージェント)
  • Linux(エージェント)
    • Ubuntu 20.0.4
  • Dockerコンテナ(サーバー)
    • Ubuntu 20.0.4
  • データベース
    • Postgresql v14
  • Webサーバー
    • Nginx(最新版)
  • PHP
    • PHP 7.4
    • PHP-FPM

なお、本記事ではセキュリティ周りの設定は省略しておりますので、ご注意くださいまし。

インストール手順

  1. Postgresql のインストール
  2. ZABBIX サーバーのインストール
  3. データーベースのセットアップ
  4. ZABBIX サーバーのセットアップ
  5. ZABBIX エージェントのインストール
  6. ZABBIX エージェントのセットアップ

Postgresql のインストール

sudo sh -c 'echo "deb http://apt.postgresql.org/pub/repos/apt $(lsb_release -cs)-pgdg main" > /etc/apt/sources.list.d/pgdg.list'
 sudo apt install curl ca-certificates gnupg
curl https://www.postgresql.org/media/keys/ACCC4CF8.asc | sudo apt-key add -
sudo apt update
sudo apt upgrade
sudo apt install postgresql-14

インストールできたかどうかの確認

$ sudo su - postgres
$ psql
psql (14.0 (Ubuntu 14.0-1.pgdg20.04+1))
"help"でヘルプを表示します。

postgres=#

ZABBIX サーバーのインストール

git clone https://github.com/tmori/tutorial_zabbix.git
cd tutorial_zabbix
bash docker/create-image.bash

データーベースのセットアップ

zabbix が利用するデータベースはホストPCに置く構成としていますので、ホストPC上で zabbix 用のデータベースのセットアップを行います。

zabbix用のユーザを追加

sudo -u postgres createuser --pwprompt zabbix

zabbix用のDBを追加

sudo -u postgres createdb -O zabbix zabbix

DBの初期化

cd tutorial_zabbix/volumes/tools
 psql -U zabbix -d zabbix -h localhost -p 5432 -f create.sql

本来であれば、zabbix 本家のインストール手順上は、/usr/share/doc/zabbix-sql-scripts/postgresql/create.sql.gzを解凍したものを使うのが正しい手順です。

Dockerfile上で、zabbix-sql-scriptsをインストールしているので、docker コンテナにこの初期化スクリプトが入っているはずなのですが、なぜかダウンロードされない現象に出くわしてしまいました。

そのため、ホストPC上でダウンロード/解凍したもの(create.sql)を用意しました。

ZABBIX サーバーのセットアップ

zabbix サーバーを起動

cd tutorial_zabbix
bash docker/run.bash

tutorial_zabbix/volumes/zabbix/zabbix_server.conf を開いて、DBPasswordに zabbix DB用のパスワードを設定してください。デフォルトだと、zabbixのままです。

DBPassword=zabbix

dockerコンテナ上で、以下のコマンドを実行すると zabbix サーバーが起動します。

bash tools/start.bash

この状態で、http://localhost:8098にアクセスすると初期画面がでてきます。

image.png

デフォルト言語を日本語(ja_JP)にして、次のステップをクリック。

image.png

そのまま、次のステップをクリック。

image.png

DBパスワードを入力して、次のステップをクリック。

image.png

Zabbixサーバー名デフォルトのタイムゾーンを選択して、、次のステップをクリック。

image.png

そのまま、次のステップをクリック。

image.png

そのまま、終了をクリック。

image.png

ユーザ名Adminパスワードには、先ほど設定したパスワードを入力して、サインインをクリック。

image.png

この画面が出てきたら成功です~。

ZABBIX エージェントのインストール

ホストPC上で、zabbix-agentをインストールします。

sudo apt install zabbix-agent

agent を起動します。

sudo systemctl restart zabbix-agent

ZABBIX エージェントのセットアップ

今回の場合は、ホストPC上にエージェントとサーバーが同居していますので、デフォルトのまま監視できます。特別なセットアップは不要です。

エージェントとサーバーが異なる場合は、以下の設定が追加で必要となります。備忘録として残しておきます。

エージェント側の設定

/etc/zabbix/zabbix_aent.conf のServerパラメータは、デフォルトでは、127.0.0.1担っています。これをzabbixサーバーのIPアドレスに差し替える必要があります。

設定変更したら、agentは再起動しましょう。

サーバー側の設定

デフォルトですと、以下の用にzabbixサーバー上のPCも監視対象となっています。
[設定]→[ホスト]→[Zabbix server]

image.png

エージェントがホストと異なるPCに配置されている場合は、右上の「ホストの作成」ボタンを押下して、エージェントを追加します。

image.png

こんな感じで、必要な設定をして、エージェントのIPアドレスを追加すればOKです。

image.png

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