22
20

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

wsl2/docker 環境で単体ロボットシミュレータをインストール/実行する!

Posted at

#概要
TOPPERS/箱庭WGでは,単体ロボットシミュレータを一般公開していますが,インストールの手間が結構かかります.そこで,wsl2/dockerを使って,一括インストーラ作りましたので,ご紹介します.早いマシンなら約10分くらいでインストールおわります.

#前提
以下の環境はインストール済みであることを前提とします.

  • Windows10 Home or Pro(どちらでも大丈夫)
  • WSL2
  • docker

また,インストール実施前に docker は立ち上げておく必要あります.

$ sudo service docker start

#インストール手順
手順は以下の通りです.

  1. 箱庭WGリポジトリ(hakoniwa-Unity-HackEV)をクローンする
  2. インストーラを叩く

##箱庭WGリポジトリ(hakoniwa-Unity-HackEV)をクローンする
WSL2 上で,Windows上の任意のフォルダに移動し,作業用ディレクトリを作成/移動します.

$ mkdir toppers_work
$ cd toppers_work

クローンする.

$ git clone https://github.com/toppers/hakoniwa-Unity-HackEV.git

インストーラを叩く

以下のディレクトリに移動します.

$ cd hakoniwa-Unity-HackEV/docker/v850

インストーラを叩きます(約10分くらいと思います).

$ utils/install.bash

インストールが成功すると,以下の docker image が入っているはずです.

$ sudo docker images
REPOSITORY                  TAG                 IMAGE ID            CREATED             SIZE
kanetugu2015/athrill-v850   v1.1.1              05fbd93397be        4 hours ago         370MB
kanetugu2015/ev3rt-v850     v1.0.0              f0c6b1412652        6 days ago          1.78GB

#ビルド方法
EV3RTのアプリケーションは,base_practice_1 というフォルダで作成しています.
ビルド方法は以下の通りです.

ビルド用 docker コンテナ起動

WSL2上から,以下のコマンドで ビルド用コンテナを起動します.

$ bash run-builder.bash
root@MyComputer:~#

ビルド実行

起動した docker コンテナ上で以下のコマンドを叩くだけ.

# ./clean_build.bash base_practice_1

#シミュレーション実行方法
シミュレーションを実行するには,Unityアプリとathrillをそれぞれ起動する必要があります.

##Unityアプリの実行
Unityアプリは,wsl2 上で,以下のコマンドで起動します.

$ ./utils/start-unity.bash single-robot

成功すると,以下のUIが起動します.

image.png

##athrillの実行
athrillの実行は docker コンテナで行います.

WSL2上から,以下のコマンドで athrill 実行用コンテナを起動します.

$ bash run-athrill.bash base_practice_1

起動したら,athrill実行コマンドを叩くだけ.

# ./start-athrill.bash

#デモ
シミュレーション実行のデモはこんな感じです.
pv-run4.gif

#補足
注意点として,現状の WSL2は MMAP の不具合があるようです.
ですので,Unityとathrillの通信方式はUDP通信にしています.
WSL2のMMAP不具合が解消したら,MMAP方式の検討も進めたいと思います.

22
20
1

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
22
20

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?