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ESXiの管理ポート所属仮想スイッチの変更

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■VMware ESXi 管理ポートの所属Switchの変更

■やりたい事:
 初期構築時及びデフォルトにて、管理用ポートは[vSwitch0]ヘ[Network Mnageder]として割り当てられる。
 環境規則や設計思想によっては管理用ポート名が別名であったり所属仮想スイッチを替えたい時がある。
 vCenterの管理画面上では管理ポートの上記設定変更は出来ない。(vCenterによる管理は管理ポートを用いて実施している為)
 その際の手順を備忘録的に記す。
 
■環境:
 OS:ESXi5.5U3
 NIC:1ヶ(管理ポートのみ)

■注意事項:実作業時に己が嵌った事について記す。
 1)作業実施時はローカル及び仮想BIOS接続?(実施環境ではBMCを使用)にて実施
  当初リモート接続により実施したが設定出来なかった。
  リモート接続環境起因での設定出来なかった際の事象としては下記点が発生。
   ①コマンドによる設定時、途中で接続が切れる。
    当たり前だが、リモート接続する際管理ポートを使用してSSH接続を実施している為、
    ポートの設定変更時に疎通が出来なくなりリモート接続が遮断され後続の作業が実施出来なくなる。
    その際、ローカル環境で又管理ポートの設定をしリモート接続を実施するが、
    初期構築と同一のポートの割り振りへ戻って(設定しなおす)しまうので同道巡りとなってしまう。
    尚、後述する②でも本質的な発生起因は同一である。
   
   ②シェルによる設定を実施した際、設定が反映されない。
    ①にてリモート接続が出来なくなる事象に当たり、一つづつコマンドを実行しているから設定出来ないのでは?
    と、推測した私はシェルを用いて一気にやれば設定出来るのでは?又、シェルならばローカルにて実施されているのだから
    リモート接続が断絶した際も勝手にシェルが動いて設定してくれるのではと愚者の妙策を思い付き実施した。
    結果、設定は反映されなかった。
    原因としては、リモート接続したユーザがログアウトされると実行されているシェルは中断される仕様であるからである。
    ログアウト後もシェルを実行させる方法は有ったかと思うが調べて無い為本件では実施出来ないとする。
  
  上記発生事象から、管理ポート変更時はローカル及びそれに順ずる環境にて設定をするべきである。
   ※リモートによる管理ポート変更方法をご存知だったら教えて頂きたいと思っております。
 
 2)作業実施時はメンテナンスモードにする。
  上記発生事象を克服し設定が理想とするものになった為、確認の為再起動を実施した際に管理ポート設定が元に戻るという事象が発生した。
  vMware管理者の中では初歩的な事であると思われるがメンテナンスモードにせず設定をした為である。
  初歩的な事である為忘れがち?である為留意する様にすべきである。

 3)バージョンによるコマンド差分に留意する。

■手順:
 【事前準備】
  1)vCenter管理画面及び下記コマンドにより対象ESXi機をメンテナンスモードへ移行
   ■コマンド:$esxcli system maintenanceModeset -e true
 
  2)ローカルにて対象機へ接続
  3)[F2]を押下しログイン画面を表示
  4)ローカル管理画面より下記にてローカルにてESXiシェルの実施を許可
   ■設定箇所:[Troubleshooting Options]>[Disable ESXi Shell]
   
  5)管理設定の再起動
   ■実行箇所:[Troubleshooting Options]>[Restart Manegement Agents]
  
  6)ログアウト
  7)[Alt+F1]にてテキストモードでログイン
 
 【管理ポート設定変更】
  【初期設定環境の削除】
   1)管理ポートの停止
    ■コマンド:$esxcli network vswitch standard uplink remove --uplink-name=[管理ポート] --vswitch-name=[初期搭載仮想スイッチ]
   
   2)管理ポートに綬付くポートグループの削除
    ■コマンド:$esxcli network ip interface remove --interface-name=[ポートグループインターフェイス名]
  
  ※仮想スイッチは綬付くNIC及びポートグループが存在しなくなると自動的に削除される為、明示的に削除する必要はない。
  
  【管理ポートの作成】
   1)管理ポート搭載用仮想スイッチの作成
    ■コマンド:$esxcli network vswitch standard add --vswitch-name=[管理ポート搭載用仮想スイッチ]
  
   2)NICの綬付け
    ■コマンド:$esxcli network vswitch standard uplink add --uplink-name=[NIC] --vswitch-name=[管理ポート搭載用仮想スイッチ]
  
   3)管理用ポートグループの作成
    ■コマンド:$esxcli network vswitch standard portgroup add --portgroup-name=[管理ポートグループ名] --vswitch-name=[管理ポート搭載用仮想スイッチ]
   
  【管理ポートの設定】
   1)vlanの設定
    ■コマンド:$esxcli network vswitch standard portgroup add --portgroup-name "[管理ポートグループ名]" --vlan-id [vlan]
   
   2)管理ポートグループとインターフェイスの綬付け
    ※管理用インターフェイスはデフォルトにて[vmk0]に割り当てられる
    ■コマンド:$esxcli network ip interface add --interface-name=[インターフェイス名] --portgroup-name="[管理ポートグループ名]"
    
   3)IPアドレスの設定
    ■コマンド:$esxcli network ip interface ipv4 set -interface-name=[インターフェイス名] --ipv4=[IPアドレス] --netmask=[ネットマスク] --type=[IPアドレスの振り分け種類]
    
   4)ゲートウェイの設定
    ■コマンド:$esccli network ip route ipv4 add --gateway "[ゲートウェイアドレス]"
   
  【事後処理】
   1)再起動の実施
    ■コマンド:$reboot
   
   2)メンテナンスモードの解除
    ■コマンド:$escli system maintenanceMode set -e false
  
以上、

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