Codex CLIの実用コマンドまとめ
Codex CLIは、ターミナルから使えるAIコーディングエージェントです。
コードの調査、修正、レビュー、差分確認などを、ローカルのリポジトリ上で実行できます。
この記事では、実際によく使うコマンドに絞って紹介します。
まずはこれだけ覚えればOK
codex
Codex CLIを対話モードで起動します。
普段の開発では、まずこれを使えば十分です。
codex "このリポジトリの構成を説明して"
起動時にそのまま依頼を渡すこともできます。
軽い調査や質問をしたいときに便利です。
codex -C ./apps/web
作業ディレクトリを指定して起動します。
モノレポで「このアプリだけ見てほしい」というときに使います。
調査だけさせたいとき
codex -s read-only
読み取り専用で起動します。
コードを書き換えずに、調査やレビューだけさせたいときに安全です。
例:
codex -s read-only "このエラーの原因になりそうな箇所を探して"
codex -s read-only "現在の差分をレビューして"
迷ったら、まず read-only で始めるのがおすすめです。
コードを修正させたいとき
codex -s workspace-write
ワークスペース内のファイル編集を許可して起動します。
実装や修正を任せたいときに使います。
例:
codex -s workspace-write "ログイン画面のバリデーションを追加して"
より安全に進めたい場合は、承認ありにします。
codex -s workspace-write -a on-request "検索機能を追加して"
-a on-request を付けると、必要な操作の前に確認しながら進められます。
非対話で1回だけ実行したいとき
codex exec "READMEを読んでセットアップ手順を要約して"
codex exec は、対話画面を開かずに1回だけ実行するコマンドです。
短く書くならこちらでも同じです。
codex e "このPRの差分をレビューして"
CIやスクリプトで使う場合にも向いています。
よく使う実用コマンド
リポジトリを理解する
codex "このリポジトリの構成を説明して"
codex "主要なエントリポイントと依存関係を整理して"
最初にプロジェクトを把握したいときに使います。
バグの原因を調べる
codex -s read-only "ログイン時に500エラーが出る原因を調査して"
まずは読み取り専用で原因を調べさせるのが安全です。
実装修正まで任せる
codex -s workspace-write -a on-request "ログイン失敗時のエラーメッセージを改善して"
実装を任せる場合は、workspace-write と on-request の組み合わせが使いやすいです。
差分をレビューする
codex -s read-only "現在のgit diffをレビューして、重大な問題だけ指摘して"
レビュー用途では「重大な問題だけ」「セキュリティ観点で」など、観点を指定すると精度が上がります。
画像を見せて相談する
codex -i screenshot.png "このUIの問題点を指摘して"
-i を使うと、スクリーンショットなどの画像を渡せます。
UIレビューやエラー画面の確認に便利です。
困ったときのコマンド
codex doctor
Codex CLIの設定や認証状態を診断します。
動かない、ログインできない、挙動がおかしいときに使います。
codex login
ログインします。
codex logout
ログアウトします。
共有PCや検証環境で使った後に実行しておくと安心です。
codex update
Codex CLIを更新します。
対話中によく使うスラッシュコマンド
Codexを起動した後は、/ から便利なコマンドを使えます。
/plan
作業前に計画を出してもらう。
/diff
Codexが変更した差分を確認する。
/review
現在の変更内容をレビューしてもらう。
/status
現在のモデル、権限、状態を確認する。
/model
使用するモデルを切り替える。
/permissions
Codexに許可する操作範囲を変更する。
/compact
長くなった会話を要約して、コンテキストを整理する。
/init
リポジトリ用の AGENTS.md を作成する。
プロジェクト固有のルールをCodexに伝えたいときに便利です。
おすすめの使い方
1. まずは調査
codex -s read-only "この機能の実装箇所を探して"
2. 実装方針を出してもらう
/plan
3. 修正を任せる
codex -s workspace-write -a on-request "この方針で実装して"
4. 差分を確認する
/diff
5. 最後にレビューさせる
/review
この流れにすると、Codexに任せつつも安全に作業を進めやすくなります。
最低限覚えるコマンド一覧
codex
対話モードで起動する。
codex "依頼内容"
起動時にそのまま依頼する。
codex -C path
作業ディレクトリを指定する。
codex -s read-only
読み取り専用で使う。
codex -s workspace-write
ファイル編集を許可する。
codex -s workspace-write -a on-request
確認しながら編集させる。
codex exec "依頼内容"
非対話で1回だけ実行する。
codex doctor
問題を診断する。
まとめ
Codex CLIは、いきなり全部覚える必要はありません。
最初はこの3つだけで十分です。
codex
codex -s read-only
codex -s workspace-write -a on-request
調査だけなら read-only。
実装まで任せるなら workspace-write。
安全に進めたいなら on-request。
この使い分けを覚えておくと、日常の開発でかなり使いやすくなります。