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Node.js製WEBアプリをLOLIPOP!マネージドクラウドにデプロイする

Last updated at Posted at 2025-09-14

はじめに

Node.jsで作ったWEBアプリを公開する方法の備忘録です。
デプロイ先には、操作が簡単で10日間無料でお試し利用できるLOLIPOP!マネージドクラウドを選びました。

1. Gitリポジトリを作成する

マネージドクラウドへのデプロイに必要なのでGitリポジトリを作成しておきます。

mkdir <ディレクトリ名>
cd <ディレクトリ名>

git init

マネージドクラウドでは、push1のたびにnpm installが実行されます。そのため、node_modulesはpushしないように.gitignoreに設定しておきます。

echo 'node_modules' >> .gitignore

2. package.jsonを作成する

手順1で作成したGitリポジトリ上でnpm initを実行してpackage.jsonを作成します。

npm init

package.jsonが作成されたら、scriptsstartという項目を追加して、アプリを起動するコマンドを追記します。起動コマンドは、マネージドクラウドでのコンテナ起動時に実行されます。

package.json
{
  "name": "helloWorld",
  "version": "1.0.0",
  "main": "index.js",
  "scripts": {
+   "start": "node ./index.js",
    "test": "echo \"Error: no test specified\" && exit 1"
  },
  "repository": {
    "type": "git"
  },
  "author": "",
  "license": "ISC",
  "description": ""
}

3. WEBアプリケーションを作成する

お好みのWEBアプリケーションを作成します。

4. LOLIPOP!マネージドクラウドのアカウントを作成する

5. プロジェクトを新規追加する

ダッシュボード>プロジェクト一覧・編集画面で新規追加ボタンから新しいプロジェクトを作成します。

スクリーンショット 2025-01-22 23.13.04(2).png

ダッシュボード>プロジェクト一覧・編集>新しいプロジェクトの追加画面に移動するので、言語・アプリケーションNode.jsに設定し、使用するバージョンを選択します。
選択したら次へボタンを押します。
スクリーンショット 2025-01-22 23.20.09(2).png

続いて、プロジェクトドメイン (独自ドメインを使用しない場合はランダムに割り当てられます。)、プロジェクト名データベースパスワードを設定します。

クレジットカードを登録したら作成完了です。作成してから10日間はお試し期間として無料で利用できます。

6. プロジェクト設定を変更する

必要に応じで各種設定を行います。

6.1 運用ル−ルとアクションの設定

思わぬ高額課金にならないように利用金額が一定金額を超えると下記のアクションが実行されるように設定しておくことができます。

  • メ−ルで通知する
  • オ−トスケ−ルをOFFにする
  • コンテナ起動をOFFにする

6.2 環境変数設定

PORT番号やデータベースの接続情報などを設定します。
環境変数への登録内容を反映するたびにコンテナが再起動されるので、まとめて追加するのがおすすめです。

6.2.1 PORT番号の設定

LOLIPOP!マネージドクラウドの仕様としてPORT:80番をListenする必要があります。(443はListenせずにHTTPSでアクセスできます。)
下記のように環境変数に応じてPORT番号を切り替えられるようにしておくと便利です。

import express from "express";

const app = express();
const PORT = process.env.PORT || 3000;
app.listen(PORT);

スクリーンショット 2025-09-14 15.06.25.png

6.2.2 MySQLの利用

LOLIPOP!マネージドクラウドでは、追加料金無しでMySQLが利用できます。
環境変数からデータベースの接続情報を利用する場合はプロジェクトの環境変数設定から下記の手順で設定できます。

6.3 カスタムドメインとSSL設定

6.3.1 カスタムドメインの登録

デフォルトではランダムなドメインが割り当てられ、ドメインをお持ちの方はお好きなドメインに変更できます。

有効なドメインを追加したあとで、ドメイン管理サ−ビス側でCNAMEもしくはALIASとしてプロジェクトドメインを登録します。

MuuMuu Domainの場合はムームーDNS>変更ボタン>設定2へ進むボタン>から設定できます。

設定が適用されるまでは数時間かかるようです。
私の場合は、ALIASを設定して20時間後あたりには適用されていました。

6.3.2 SSL証明書の設定

証明書を発行するボタンからLet's Encryptの無料SSL証明書を発行できます。

7. デプロイ

作成したアプリをデプロイします。

7.1 リモ−トリポジトリの登録

SSH接続にはGitHubに接続するときと同様に公開鍵の登録が必要です。
公開鍵の作成方法は、下記の記事がわかりやすいです。

作成した公開鍵は、SSH/SFTP>公開鍵を追加ボタンで表示される、公開鍵の登録欄に入力して保存します。

公開鍵を登録したら、プロジェクトホ−ムのSSH/SFTP>リポジトリに書いてある下記のコマンドでリモ−トリポジトリを登録します。

git remote add lolipop ssh://<ユーザー名>@<ホスト名>:<ポート>/

7.2 pushする

通常のリモ−トリポジトリへのpushと同様にpushします。

git push lolipop <ブランチ名>

pushした際にマネ−ジドクラウド側でnpm installが実行されるため少しタイムラグがあり、通常1分程度で更新が反映されます。

参考

  1. LOLIPOP!マネージドクラウドへのpush方法については7. デプロイで紹介します。

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