なんとなーく気が付いていたのですが、Cloudinaryのプランが全体的に新しい体系に変わっていたので、新しいアカウントを作って試してみます。(利用者にメールとかでアナウンスないものですかね)
旧プランについてはこちらでまとめてあります。Cloudinaryのプランと容量の数え方
Transformataions
とStorage
とBandwidth
の数え方は旧プランと同じみたいです。
#プランの概要
旧プランは、月ごとの変換回数、ファイル数、ストレージ容量、データ転送量が決められていました。4つの項目にそれぞれ固有の上限があり管理されている形です。仮に超えても平気とサポートは言っていますけど。
新プランは項目ごとに数値のリミットは持っておらず、Monthly Credit
という数だけで管理されるようです。フリープラン作りたての状態だと25クレジットです。
ボーナスをもらうと93クレジットまでは増やせます(実際に増やせました)。まだ増やすことができるのかこれが天井なのかは、ちょっとわかりませんが、参考になれば。
プラン名 | クレジット数 | 費用 |
---|---|---|
Free | 25 | 0$ |
Plus | 225 | 99$ |
Advance | 600 | 249$ |
詳細はPricingのページに書いてあります
https://cloudinary.com/pricing
#Creditとは何か?
Monthly Creditだけで管理されるので、Monthly Creditを理解する必要があります。Pricingのページを見ると、以下のように書いてあります。
What are Credits?
1 Credit equals 1000 transformations or 1GB of managed storage or 1GB of monthly viewing bandwidth or 500 SD video processing seconds or 250 HD video processing seconds. Credit-based pricing offers flexibility when you have varying needs in terms of transformations, storage, video, or bandwidth.
(意訳)
1クレジットは、1000回の画像の変換(transformations) もしくは1GBのデータ容量(Storage)、もしくは1GBの転送量(Bandwidth)、500秒のSDビデオの変換か、250秒のHDビデオの変換です。
旧プランだと、SDビデオの場合は1秒で2 transformations、HDビデオは1秒で4 transformationsを消費していたので、計算上は同じクレジット消費量です。1
How can I calculate how many credits I need?
It’s easier than it seems. Let’s say you need 2GB of image storage (that’s 2 credits), 4GB of bandwidth (add 4 credits) and maybe 4000 monthly transformations (that’s 4 more credits). Add that up, and you need 10 credits. Looks like you’ll be fine with the generous allocations of the Free plan in this case. Of course, if you need help, you can contact us.
(意訳)
2GBのストレージが必要なら2 credits、4GBの転送量が必要なら追加で4 credits、4000回の変換をするだろうから4 credits以上が必要になるだろう。つまりは10クレジットだ。このケースはFree Planで十分だ。
ということなので、前プランにあった保存ファイル数という概念はなくなり、クレジット数でまとめて管理されるようになりました。Flexibilityとあるのは、ある月は画像の変換ばかりを実行しクレジットのほとんどを変換回数に使い、画像の変換が終わったら翌月からは全クレジットを転送量に振り切ったりできるわけですね。それも自分で作業するわけではなくて、勝手にクレジットを消化していくようです。
##Creditの消費単位
クレジットは1単位で消費されるわけではなくて、小数点以下まで計算されます。旧プランと同じくダッシュボードで見ることができます。常に過去30日分の累積を管理していて、30日後に全部リセットという感じではなく、日々、31日目を迎えた使用量がクリアされて使えるようになる仕組みです。
##Free Planの制限事項
利用可能ユーザ数、APIの制限、ファイルのサイズ上限などのパフォーマンス制限などは変わっていません。(画像が全く同じなので信ぴょう性に欠ける。)
##新プランの有料プラン
有料プランの金額は、新旧で同じですね。旧プランを単純にクレジット換算すると少し減らされてる感じでした。
■旧Plusプランを現プランのクレジットに換算
Storage 50GB = 50 credits
Transformation 150,000 = 150 credits
Bandwidth 150 = 150 credits
Total 350 credits
■旧Advanceプランを現プランのクレジットに換算
Storage 120GB = 120 credits
Transformation 400,000 = 400 credits
Bandwidth 400GB = 400 credits
Total 920 credits
#アフィリエイト
アフィリエイトも条件は同じです。Credit換算してみたけど大差なしですね。
#Herokuのadd-onのプラン
Herokuのadd-onとして、Cloudinaryのアカウントを作ることができます。
https://elements.heroku.com/addons/cloudinary
https://devcenter.heroku.com/articles/cloudinary
実際にやってみました。slalack-bot
は私のheroku app名です。
heroku addons:create cloudinary
Creating cloudinary on ⬢ slalack-bot... free
Created cloudinary-objective-86145 as CLOUDINARY_URL
Use heroku addons:docs cloudinary to view documentation
アカウントができたみたいなので、Cloudinaryのダッシュボードコンソールを開いてみます。
heroku addons:open cloudinary
ログインするとこんな感じになります。新規でCloudinrayのアカウントhw2rjl93q
が作られました。ヘッダーにherokuへのショートカットがあり、Starter Plan
と表示があります。
Herokuから申し込んだStarter Planは新プラン(Creditベース)ではなくて、旧プラン(機能ベース)になります。
HerokuのAPIは設定済みで、heroku config
で確認できます。***のところには実際の値が入ってきます。
heroku config | grep CLOUDINARY
CLOUDINARY_URL: cloudinary://925499583518279:********@hw2rjl93q
(現状未確認)
おそらく、herokuのCLOUDINARY_URLの変数を、自分で作ったアカウントのAPI URLに書き換えれば、普通に使えるのではないかなと。
#まとめ
新しいプランのほうがシンプルな設計になっていて、保有クレジットを余すことなく使えるようになっていると思います。マニュアルなどを見てもあまり新しいプランに触れていないのは文化でしょうかね。変わるときにメールくらいくれるかと思いましたけど。旧プランを継続して使えるようにしてもらっているからいいですけど。
##おまけ
ここからアカウントを作ってくれると(私の)クレジットが増えるので、もし嫌でなかったらよろしくお願いします。inviteコードつきリンク
友人と協力して確認しましたが、紹介者へのインセンティブのみのようです。紹介を受けた人のアカウントは初期値のままでした。