本記事の内容
- ラズパイからGoogleスプレッドシートにデータを書き込む準備のために、GoogleSheetsAPI用のサービスアカウントの作成とGoogleスプレッドシートにおける連携の許可設定を行う。
前回、ラズパイにCO2センサーを接続し二酸化炭素濃度の取得をできるようにした。
取得したデータを可視化する手段として、ラズパイからGoogleのAPI経由でGoogleスプレッドシートにデータを書き込む方法を思いついたので、本記事ではGoogleスプレッドシートとの連携に必要な物の準備を行う。
実施環境
- Windows 10
手順の流れ
- Google Cloud Platformでのプロジェクトの作成
- Google Cloud PlatformでのAPI有効化
- APIの認証情報(サービスアカウントとキー)の作成
- Googleスプレッドシートの作成とサービスアカウントの許可
1. Google Cloud Platformでのプロジェクトの作成
Google Cloud Platformにアクセスする。
Googleアカウントは作成済みの前提。Google Cloud Platformを初めて利用する場合は、利用規約を確認の上同意し、利用目的を選択する。

"ダッシュボード"を選択する。
"作成"をクリックする。
プロジェクトのダッシュボードが開かれる。

2. Google Cloud PlatformでのAPI有効化

左上のハンバーガメニューからAPIとサービス > ライブラリーを開く。

検索ボックスで「google sheets api」を検索する。
3. APIの認証情報(サービスアカウントとキー)の作成

"APIを選択"から「Google Sheets API」を選択。

「Compute Engine、Kubernetes Engine、App Engine、Cloud Functions でこの API を使用する予定はありますか?」には、私は予定がないので"いいえ、使用していません"を選択し、"次へ"をクリックする。

この「サービス アカウントにプロジェクトへのアクセスを許可する(省略可)」は一旦飛ばすので、続行をクリックする。
「ユーザーにこのサービス アカウントへのアクセスを許可 (省略可)」も一旦飛ばすので、完了をクリックする。
これでサービスアカウントが作成された。

作成されたサービスアカウントをクリックする。

メール欄のメールアドレスををメモしておく。後ほどのGoogleスプレッドシートとの連携で使用する。
上のメニューから"キー"を選択する。

"鍵を追加"をクリックし、"新しい鍵を作成"をクリックする。
ここではデフォルト選択のJSONで鍵を作るのでそのまま"作成"をクリック。JSONファイルのダウンロードが始まるので、PCの任意のディレクトリにダウンロードしておく。

4. Googleスプレッドシートの作成とサービスアカウントの許可
ここからはGoogleスプレッドシートの画面をGoogleのアプリケーションメニューから開く。

Googleのスプレッドシートの画面から"空白"をクリックする。

ユーザやグループを追加の欄に先程作成したサービスアカウントのメールアドレスを入力する。
これでサービスアカウント経由で作成したGoogleスプレッドシートを編集できるようになった・・はず。
次回、Raspberry PiにPythonプログラムを作成しGoogleスプレッドシートへのデータ連携を行う。
手順は以上。
参考文献
本記事の作成に当たり、以下の情報を参考にさせて頂きました。












