本記事の内容
- 前回の記事でこんな感じの持ち運べるIoTシステムを作ったので、持ち運んで使ってみた結果の記事です。
実物はこちら。ラズパイにCO2センサーを付けて、モバイルバッテリーから電源を取っています。
実施環境
- Raspberry Pi 2 Model B
- PLANEX 無線LAN子機 GW-USNANO2A ※Raspberry Pi 2はWi-Fi通信モジュールがないため、無線LAN子機をUSBに接続しWi-Fi通信を行う。
- MH-Z19B ※二酸化炭素濃度測定用センサー
- GPIOピンケーブル メス-メス ※MH-Z19BとGPIOピンを接続するのに使用
- Androidスマホ (OPPO A73)
- モバイルバッテリー (Anker PowerCore II 10000)
評価結果
- 寝室で寝ている間に測定してみた
- アコースティック演奏のライブハウスに10人程の人がいたときに測定してみた
1. 寝室で寝ている間に測定してみた
夜の12時から朝の9時頃迄、寝室で測定してみた結果です。
最初の一点は、モバイルバッテリーに接続してもちゃんと動くか確認した物で、
それ以降の0:13以降のデータが連続稼働させて取得したものです。
0:13頃に換気を行い、窓を閉めて寝ました。
窓は閉めていたが、通気口により若干の換気はできていたようです。
420ppm程から上昇し600ppmを超えたあたりで数値は安定しました。
モバイルバッテリーも切れることなく9時間程稼働した辺りで測定をストップ。
まだバッテリー残量もあったので、さらに数時間は動きそうでした。
2. アコースティック演奏のライブハウスに10人程の人がいたときに測定してみた
入店時にお店の方に伺ったところ、換気扇を常時フル稼働にしているとのことでした。
時々、入口の扉を開けて換気も行っており、結果はほぼ600ppm以下の状況。
思ったより低かったので、少し安心。
持ち運べるCO2センサーを作ることができたので、次は温湿度センサーを追加でつけてみようかと考え中です。
以上です。