2
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

生成AIアップデートまとめ(2025/2/24週)

Last updated at Posted at 2025-03-07

生成AWSアップデート(2025/2/24週)

AWS Chatbot が Amazon Q Developer に名称変更

AWS Chatbot のサービス名が Amazon Q Developer に変更されました。

サービス名は「Chatbot」で検索しましたが、現時点ではヒットしました。
{84313446-6035-43B4-AEC6-7F7054703D12}.png

AWS Chatbot メッセージをトリガーする Slack 自動化ワークフローは、この名前変更後も引き続き機能提供に変更はなく、利用可能です。既存でAWS Chatbotを利用していても、機能の動作、セットアップ、使用方法、および料金等の変更はありません。
なお、メンション表記が 「@aws」から「@Amazon Q」 に切り替わります。

「アカウント設定」→「データプライバシー」を確認したところ以下のようなメッセージが表示されていました。

{4CD61A3D-EDB8-40C9-A29D-CE62C6280DF1}.png

AWS Chatbot は Amazon Q Developer の一部となる過程にあります。以下に表示されている設定は非推奨です。
これから統合が進んで機能のアップデートがあるかもしれないですね。

Amazon Q Developer が Amazon SageMaker Canvas で一般提供開始

昨年プレビュー版だった Amazon SageMaker Canvas での Amazon Q Developer サポートがGAになりました。
SageMaker Canvas上からQ Developerが使えるようになっています。
Canvasは自分でデータセットを用意して簡単な設定を行えば、ビジネス要件に沿って、Q Developperが一連の ML ステップに変換して、最適なアプローチを勧めてくれます。

GAになる本アップデートで、時系列モデル構築などの追加のユースケースがサポートされています。

実際に利用するには

Amazon Q Developer を使い始めるには、「Amazon SageMaker Canvas の使用開始」ガイドに従って Canvas アプリケーションを起動します。

{8AA67AE2-EEF0-4282-83BB-50E1C2DFA39E}.png

「Start a new conversation」をクリックして開始します。

{B485A305-540F-493E-B5C4-395909060483}.png

Microsoft 365のWordとOutlook向けAmazon Q Business統合を発表

コンテンツの作成、ドキュメントの確認、電子メールの閲覧や下書きを行う際にAmazon Q Businessの機能を利用することができるようになり

Amazon Q Businessのインターフェースでユーザーは選択したテキストに対して、読みやすさの向上や文章スタイルの変更など、AI を活用したテキスト変換を行い、これらの改善を Word ドキュメントに直接取り込むことができます。

Amazon Bedrock で Anthropic の Claude 3.7 Sonnet が 利用可能に

史上初の「ハイブリッド推論モデル」です。

「拡張思考」モードと通常の素早い推論を使い分けることができるようになってします。「拡張思考」の場合、より時間をかけて問題を詳細に分析し、解決策を計画し、複数の視点を検討してから回答を提供する仕組みです。

Reasoning

推論(Reasoning)モデルは、「思考の連鎖(chain of thought)」という手法を用いて、モデルに与えられた問題を段階的に処理して、回答します。
回答までに見直しをするプロセスがあるため、モデルはプロセス内での回答の誤りを特定し、最終的な回答の前に修正することが可能です。

ハイブリッド推論モデルとして、拡張思考(extended thinking)モードではReasoning モデルとして動作します。

拡張思考モードを有効化するには

拡張思考モードを有効にするには、[Configurations] (設定) で [Model reasoning] (モデル推論) を切り替えます。

利用可能なリージョン

・米国東部(バージニア北部)
・米国東部(オハイオ)
・米国西部(オレゴン)

料金

Claude 3.5 Sonnet と同じ金額です。
{A44B8F01-6E39-404D-9128-D40790707C7E}.png

Amazon Bedrock Guardrailsがサービスクォータ制限の引き上げを発表

Amazon Bedrock Guardrails でサービスクォータ制限が引き上げられ、より多くのトラフィックにも対応可能になりました。

変更点

・ApplyGuardRail API を使用して 1 秒あたり最大 50 回の呼び出し(今までは25回)
・コンテンツフィルター、機密情報フィルター、単語フィルターは、最大 200 TUPS の処理が可能(今まで25TUPS)

Amazon Novaの理解モデルがヨーロッパとアジアパシフィックで利用可能に

Amazon Nova 理解モデル(Amazon Nova Lite、Amazon Nova Micro、およびAmazon Nova Pro)が、ヨーロッパとアジアパシフィックのリージョンにて利用できるようになりました。

追加の対応リージョン

ヨーロッパ
・ストックホルム
・フランクフルト
・アイルランド
・パリ

アジアパシフィック
・東京
・ソウル
・ムンバイ
・シンガポール
・シドニー

Amazon Nova クリエイティブモデルがアジア太平洋地域で利用可能に

Amazon Nova クリエイティブモデル(Amazon Nova Canvas および Amazon Nova Reel )がアジア太平洋(東京)リージョンでの提供を開始しました。

自動化された高品質のビジュアルコンテンツ生成に対するニーズの高まりに対応したものだそうです。魅力的なメディアを制作するための効率的なソリューションを必要とするマーケティング担当者、コンテンツ作成者、開発者にメリットがあります。

Amazon Bedrockが生成AIアプリケーション向けセッション管理APIをリリース(プレビュー)

LangGraph や LlamaIndex などの OSS フレームワークで構築された生成 AI アプリケーションの状態やコンテキスト情報を保管する新機能「セッション管理 API 」がプレビューとしてリリースされています。

Session Management API

LangGraph や LlamaIndex などの一般的なオープンソースフレームワークを使用して構築された生成 AI (GenAI) アプリケーションの状態とコンテキストを管理できる。

開発者が複数ステップの GenAI ワークフロー全体で状態と会話のコンテキストを安全に管理できる。

Session Management APIを利用する際の前提条件

・Amazon Bedrock API と AWS SDK を使用してセッションを作成および管理できます。
AWS マネジメントコンソールを使用してセッションを管理はできない。

・LangGraph 上に構築されたエージェントアプリケーションの場合、langchain-aws ライブラリの BedrockSessionSaver クラスを使用できます。
LangGraph CheckpointSaver のカスタム実装です。

・セッションの作成時にカスタマー管理の AWS KMS キーを指定する場合、セッションを作成するユーザーまたはロールには、キーを使用する権限が必要です。

・Session Management APIの制約事項
すべての呼び出しを通したセッション内の呼び出しステップ数 – 1000
各呼び出しステップの最大サイズ – 50 MB
アイドルセッション タイムアウト – 1 時間
保持期間 – セッション データは 30 日後に自動的に削除

GAになったときのコストも気になりますね

2
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?