週刊AWS – 2026/2/16週
週刊生成AI with AWS – 2026/2/16 週
Amazon EC2 がネスト仮想化をサポート
従来は、ベアメタルEC2インスタンス内でのみ仮想マシンの作成と管理が可能でしたが、Amazon EC2 でネスト仮想化がサポートされ、EC2インスタンス上でKVMまたはHyper-Vを実行することで、ネストされた仮想マシンを作成できます。
対象インスタンス
C8i、M8i、R8iインスタンス
有効化するには、AWSマネジメントコンソールの場合、EC2起動画面の「高度な詳細」で「ネストされた仮想化」からプルダウン「有効」を選びます。
AWS Backup が AWS 上の SAP HANA に対する PrivateLink サポートを発表
AWS Backupは、Amazon EC2上で稼働するSAP HANAシステム向けにAWS PrivateLinkをサポートするようになりました。
これまで SAP HANA のアプリケーション通信は PrivateLink を使ってプライベートネットワーク経由にできましたが、バックアップ通信はパブリックエンドポイントを経由する必要がありました。今回のアップデートで、バックアップトラフィックもプライベートネットワーク経由でルーティングできるようになりました。
Amazon DocumentDB 5.0 での長期サポート (LTS) の発表
Amazon DocumentDB 5.0 で長期サポート (LTS) の提供が開始されました。LTS 版ではデータベースのアップグレード頻度とメンテナンス負荷を大幅に軽減できます。
新しいDocumentDBクラスターでエンジンバージョン5.0.0を作成するか、次回のメンテナンスウィンドウ中に既存のエンジンバージョン5.0.0クラスターにパッチを適用する必要があります。

Amazon Aurora が保存時のサーバーサイド暗号化をサポート
Amazon Aurora で新しく作成するデータベースクラスターに対して、デフォルトで暗号化が自動適用されるようになりました。これまで手動で設定が必要だった暗号化が、今後は新規作成時に自動で有効になります。
既存のクラスターは影響を受けず、お客様管理またはAWS管理のKMSキーを使用した現行の暗号化構成を引き続き利用可能。
Claude Sonnet 4.6 が Amazon Bedrock で利用可能に
Anthropic の最新モデル Claude Sonnet 4.6 が Amazon Bedrock で利用可能になりました。
・モデルID:anthropic.claude-sonnet-4-6
・用途:高度なコーディングと開発、長文・高度な推論、ナレッジワーク
・推論タイプ:クロスリージョン推論
Claude Sonnet 4.6は、より手頃な価格帯(入力 月額3ドル/出力15ドル per 1M トークン)でSonnet 4.5 と同価格のまま性能が大幅に向上しています。
Amazon Connect でエージェントの休暇申請がドラフトスケジュールに含まれるようになりました
Amazon Connectのスケジュール機能(予測、キャパシティ計画、スケジューリング)を使用すると、エージェントは自身で休暇申請を直接システム上から行えます。
今回のアップデートで仮スケジュールにエージェントの休暇申請を反映するようになりました。これにより、特定の日にちや時間帯にエージェントがスケジュールされていない理由を簡単に確認できます。
Amazon Aurora MySQL 3.12 (MySQL 8.0.44 互換) が一般提供開始
Amazon Aurora MySQL の最新バージョン 3.12 が提供開始されました。MySQL 8.0.44 に対応しています。
・MySQL 8.0.44 との互換性
MySQL Community Edition 8.0.44 の修正点や機能が統合されており、最新のMySQL互換性を提供します。
・セキュリティとバグ修正
多数のセキュリティ機能強化と、ミディアムレベルのCVE修正が含まれています。
・可用性の向上
データベースの可用性を高めるための改善が行われています。
手動アップグレードまたは自動マイナーバージョンアップグレード機能を使って移行可能です。
Amazon OpenSearch Service が Graviton4 (c8g、m8g、r8g) インスタンスのサポートを拡張
Amazon OpenSearch Service で最新の Graviton4 ベース EC2 インスタンス (c8g, m8g, r8g, r8gd) のサポートが拡張されました。
AWS Graviton4プロセッサは、AWS Graviton3プロセッサと比較して最大30%の性能向上を実現し、c8g、m8g、r8gおよびr8gdはそれぞれ、演算集約型、汎用、メモリ集約型のワークロードにおいて最高の価格性能比を示しています。
Amazon OpenSearch Service Graviton4インスタンスタイプは、すべてのOpenSearchバージョンおよびElasticsearch(オープンソース)バージョン7.9および7.10です。
Amazon Aurora DSQL が Kiro powers と AI エージェントスキルと統合
ClaudeやCursorなどのAIがスキーマ設計や性能最適化を自動サポートし、Kiro IDEでワンクリックで設定可能になります。専門知識がなくても、高可用性・無制限スケールのDSQLが利用できます。
主なメリット
・AIによるデータベース運用支援
複雑なスキーマ設計、クエリ最適化、データ移行などのタスクをAIエージェントが自律的に支援。
・Kiro powers統合
Kiroの機能を拡張するプラグインシステム「Kiro powers」(MCPサーバー、ルールファイル、フックなど)が利用可能。
・開発スピード向上
ワンクリックインストールで、Kiro CLI、Claude Code、Gemini、Codex、Cursor、Copilot、Cline、Windsurf、Roo、OpenCodeなどAIアシスタントとして活用可能。
・サーバーレスのメリット
インフラ管理が不要で、高速・高可用な分散データベースの利点とAIの最適化機能が融合
AWS Certificate Manager が新しいガイドラインに準拠するため、デフォルトの証明書有効期間を短縮
AWS Certificate Manager (ACM) でパブリック証明書の有効期限が 395 日から 198 日に短縮されました。これは 2026 年のセキュリティ標準強化として、有効期間を200日以内に制限する新たなCA/Browserフォーラムの要件に先立つ対応で、証明書の更新頻度が上がることでセキュリティが向上します。
有効期間短縮に伴い、ACMのエクスポート可能な公開証明書の価格を改定しました。198日有効のエクスポート可能公開証明書は、完全修飾ドメイン名(FQDN)あたり7ドル(従来15ドル)、ワイルドカード名あたり79ドル(従来149ドル)です。
Amazon RDS for Oracle が 2026 年 1 月リリース更新と Spatial パッチバンドルをサポート
Amazon RDS for Oracle が 2026 年 1 月のリリースアップデート (RU) に対応しました。
この RU には Oracle データベース製品の 重要なセキュリティアップデート が含まれています。また、Spatial Patch Bundle には Oracle Spatial and Graph の不具合修正 が含まれ、空間処理の信頼性と性能を向上させます。
アップデート方法
・RDS コンソール、AWS SDK、CLI から手動で適用可能
・メンテナンスウィンドウ中に自動適用したい場合は Automatic Minor Version Upgrade を有効化
・Spatial Patch Bundle は新規インスタンスで利用できるほか、既存インスタンスも
エンジンバージョン 19.0.0.0.ru-2026-01.spb-1.r1 にアップグレード可能(コンソールで「Spatial Patch Bundle Engine Versions」を選択)
Amazon Bedrock の強化学習ファインチューニングが OpenAI 互換 API でオープンウェイトモデルをサポート
Amazon Bedrock の強化学習ファインチューニング(RFT)が、qwen.qwen3-32b や openai.gpt-oss-20b などのオープンウェイトモデルに対応し、OpenAI 互換のファインチューニング API が利用可能になりました。
企業はこれまで、汎用モデルでは精度不足になりがちで、逆に高度なカスタマイズには複雑で高コストな仕組みが必要でした。Amazon Bedrock は、完全マネージドかつセキュアなRFT環境を提供することで、この課題を解決します。
コード生成や数学推論などの客観的タスクから、会話品質や指示追従といった主観的タスクまで、ルールベースの評価器やAIジャッジを使って報酬関数を定義できます。また、AWS Lambda を使ったカスタム評価ロジックや、中間チェックポイントへのアクセスによるデバッグ・モデル選定も可能です。
