はじめに
みなさんこんにちは、三井情報株式会社です。
今回は、ServiceNowの一機能である「Now Assist」について、Washington D.C.アップデートを踏まえ概要をまとめてみました。
本記事では第一回として、Now Assist機能の概要について説明させていただきます。
後日、実際に利用する際の実装方法や注意点についても解説できればと思います。よろしくお願いします!
というわけで、今回は下記の内容を紹介させていただきます。
・Now Assistとは
・Washington DCでの追加機能
Now Assistとは
一言でいうと、「ServiceNowで利用可能な生成AI機能群」です。
・タスクの要約
・エージェント支援
・コンテンツ作成
・コード生成
など、種々の機能が利用可能となります。
なお、Now Assistで利用しているLLM(大規模言語モデル)はServiceNow独自のものとなっております。
このLLMは、顧客インスタンスから収集されたデータを基に作成されています。
データの利用ポリシーについては下記に詳細がございますので、ご確認ください。
※学習データに利用されたくない場合はオプトアウトも可能です
Advanced AIおよびデータ製品のサービス利用規約
Now Assistについてはこちらの記事でも詳しく説明しておりますので、ぜひご確認ください!
Washington DCでの追加機能
Washington DCでは、下記の機能が追加されました。
・ユーザロールによるNow Assist利用制限
付与するロールに応じて、Now Assistの利用を制限することができます。
・Now Assist利用に際する条件設定
Now Assistの機能を利用可能とする条件を設定できます。
例:ケースを起票したユーザのみにインシデント要約を許可する
・ロールの追加
ロール[sn_generative_ai.data_steward]が追加されました。
このロールが付与されたユーザは、Now Assist Adminコンソールより、該当インスタンスがServiceNowにどのようなデータを共有しているか確認することができます。
これらの機能はNow Assistライセンスに含まれているので、Now Assistのライセンスをお持ちであればすぐに利用可能です。
PDIでは利用不可ですので、ご注意ください。
おわりに
本記事ではNow Assistの機能、およびWashington DCでの追加機能についてご紹介しました。
次回は実際にNow Assistを利用する際の実装方法、注意点についてご紹介します。
ご覧いただきありがとうございました!