「FXは個人で稼げるのか?」という長年の疑問に、AIを駆使して体系的な検証で答えを出してみました。
過去10年分のデータで、4戦略 × 3通貨ペア × 12組合せをWalk-Forward分析で検証 → 4時間足の最小実験 → 1時間足のセッション特化型戦略まで、合計67窓のWalk-Forwardを実施しました。
結論を先に書くと、個人がテクニカル指標だけでFX主要ペアに勝つのは構造的に厳しい という結果になりました。3段階すべてで実用ライン未達、Sortino比に指標を変えても、ペアを変えても結果は同じでした。
2つの記事として公開しています
検証結果と考察を、観点別に2つの記事に分けて公開しています。
1. なぜ個人投資家はFXで勝てないのか — 4視点からの構造的考察(Zenn・無料)
「市場構造」「参加者非対称性」「数学的限界」「他市場比較」の4視点で、なぜFXで個人が勝てないのかを構造的に分析した記事です。Fama (1970) の効率的市場仮説や BIS の取引高データなど、文献ベースの裏付けも含めています。
https://zenn.dev/koheikameyama/articles/43d4e53dc096ea
2. 「FXは個人で稼げるのか?」AIを駆使して3段階の検証で出した答え — 全数字公開(note・有料 500円)
3段階の検証プロセス、全KPI数値(Sharpe, Sortino, MAR, PF、最大DD, IS→OOS Drop)、67窓のWalk-Forward生データ、個人投資家のための戦略選択肢を全公開した記事です。
https://note.com/gifted_hornet696/n/n016c3ab4a671
どちらを読むべきか
- 構造的になぜダメかを理解したい → Zenn 記事(無料)
- 実証データの全数値・追試結果まで見たい → note 記事(500円)
- 両方読むと相互補完的に深く理解できます
おまけ: バックテスト戦略を作る人へのチェックリスト
- Walk-Forward analysis を実施しているか(パラメータ最適化を全期間で行っていないか)
- IS→OOS の Sharpe 低下率が 50% 以下か
- パラメータグリッドが小さい(3〜5値 × 1〜3パラメータ程度)か
- 1窓あたりのトレード数が 5以上あるか
- 追試・パラメータ変更を「事前宣言」で1回限りに制限しているか
- 失敗した試行も全て記録しているか
- 主KPI以外(MAR、PF、勝ち窓比率、IS→OOS Drop)も総合的に判断しているか
- スプレッド・スワップ・スリッページを実勢値で計算しているか
- 複数ペア / 複数時間軸でロバスト性を検証しているか
このチェックリストを通過した戦略でも勝てない、というのが今回の結論です。バックテストで「勝てた」と思っている戦略の多くは、これらのいずれかを破っている可能性があります。
詳細はそれぞれの記事をご覧ください。