概要
Claude Code を業務のほぼ全工程で使っていて、渡しているルール・コマンド・スキルを数えたら約9,800行ありました。そのうち、コードの書き方に関する記述は6行(0.1%未満)。残りは全部、「AI にどう振る舞ってほしいか」ではなく、案件の状態を機械的に確定させるための定義でした。
なぜそうなったのか。背景には、6サービス・約60リポジトリを実質1〜2人で回すという規模と人数の比率があります。案件の状態は Linear / GitHub / Slack に分散していて、その大半は「誰かが最後に更新した時点の主張」でしかなく、正確な状況を知れるのは「聞ける相手を持っている人」だけだったからです。この立場による情報の非対称を、Claude Code を中心に置いて消していった記録を、Zenn本(全13章)にまとめました。
- 状態のスキーマ設計(ステータスは「ボールの所在」で切る、判定ソースは1つに固定する)
- ルールを
git cloneで配り、git pullで更新を届ける仕組み - AI に渡せる仕事の境界線 — 客観 / 端末 / 判断の3分類
- PM を GitHub のレビュアーに招いて、仕様の解釈違いをリリース前に潰す運用
- 「成功しました」を証拠にしない — 終了コード0で通り過ぎる失敗の実測集
- 付録:そのまま使えるルールセットの最小テンプレート
実測はすべて手元で再現できるものだけを載せ、実際のコマンド出力を貼っています。書き直したルールは、間違えた経緯ごと載せています。
本編
冒頭の2章(情報の非対称の正体と、状態を確定させる4つの設計)は無料で読めます。