0. はじめに
Linux Mintへの移行の際、Windowsで普段使いしていたソフトウェアは
そのほとんどがLinux用のもので事足りたのですが、一部に代替の難しい
ものがあったため、Wineを導入しWindows版を使用することにしました。
Wineのセットアップに四苦八苦したので、手順を書き残しておきます。
移行先はLinux Mint 22.2 Cinnamon Editionです。
1. Wine環境のセットアップ
こちらの記事の内容で正解にたどり着けました。ありがとうございます。
Linux Mint Wine を利用して Windows アプリを実行する - アラコキからの Raspberry Pi 電子工作
1.1 Wineのインストール
ソフトウェアマネージャーを開き、Wineをインストールします。
「Wine」という名称のパッケージが2つ存在しますが、詳細欄に
「wine-installer」と書いてあるほうをインストールしてください。
…ここです。ここでの選択を誤ったがために、「何か変だよなー」と
しばらくの間は試行錯誤を余儀なくされました。ご注意ください(泣
インストールが完了すると、スタートメニューにWineが追加されます。
一部、表示されていないものがある場合は、一度ログアウトしてから
再ログインしてみてください。
1.2 Winetricksのインストール
ソフトウェアマネージャーを開き、Winetricksをインストールします。
インストールが完了すると、スタートメニューのアクセサリに
Winetricksが追加されます。
2. 職印くん32のセットアップ
文字化け対策はこちらの記事を参考にしています。
Wineの文字化けを直す方法 | ばったんの技術系ブログ
2.1 職印くん32のダウンロード
「職印くん32」はVectorに掲載されているフリーソフトです。
以下のURLからダウンロードしてください。
https://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se171969.html
2.2 CJKフォントのインストール
続いてWinetricksを起動します。起動時には64ビットが云々、32ビットが
云々と何やらワーニングが出ますが、気にしなくても大丈夫なようです。
起動したら「Select the default wineprefix」を選択し、OKをクリックします。
次に「Install a font」を選択し、OKをクリックします。
ここで「cjkfonts」を選択し、OKをクリックするとCJKフォントの
インストールが始まります。このフォントがインストールされて
いると、Windowsソフトウェアの文字化けが改善されます。
フォントのインストール中は以下のワーニングが何度か出ますが、
気にせずOKをクリックしましょうw
CJKフォントのインストールが完了すると、こちらの画面に戻ります。
2.3 職印くん32のインストール
先程の画面で「Run explorer」を選択し、OKをクリックします。
エクスプローラが開くので、「/home/ユーザ名/ダウンロード」の
フォルダを開いて「職印くん32」のインストーラをダブルクリック
するとインストールが始まります。
インストールが完了すると、スタートメニューのWineとデスクトップに
職印くん32が追加されます。










