
背景画像を拡大・移動させることで、画面中央のオブジェクト(アイコンなど)が動いているように錯覚させるテクニックです。スライダーを使ってリアルタイムに位置合わせを微調整します。
しくみ
- 背景画像を配置
- スライダー(
sldSet
)を追加
- 背景画像の
Height
/ Width
/ X
/ Y
プロパティをスライダーの値に連動させる
- 画像がズーム&スクロール → 相対的に中央のオブジェクトが移動して見える
実装手順
手順 |
内容 |
1 |
キャンバスに背景画像(例: imgBg )を追加 |
2 |
スライダー(sldSet )を追加し、Min と Max を適宜設定 |
3 |
背景画像プロパティに以下を設定 |
// 画像サイズ
Height: 1136 + sldSet.Value
Width: 640 + sldSet.Value
// 画像位置
X: 0 - sldSet.Value / 1.84
Y: 0 - sldSet.Value / 100
パラメータの意味
プロパティ |
役割 |
調整の目安 |
Height / Width
|
縦横方向の拡大率 |
画面解像度に合わせて定数を変更 |
X |
左右位置の補正 |
係数 1.84 を変更してセンター合わせ |
Y |
上下位置の補正 |
スクロール速度の微調整用 |
ポイント
- スライダーを最大まで動かした状態で 中央のアイコンがずれていないか を確認し、
1.84
や 100
の係数を少しずつ修正して合わせると手早いです。
- 完成後は
sldSet.Visible = false
にしてスライダーを非表示にすれば、ユーザーには自然なアニメーションとして見えます。