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1年半で268個アプリを作った私の結論:Power Apps を作るとは「世界への挑戦」である

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Last updated at Posted at 2026-08-22

はじめに

2025年2月にPower Apps を本格的に学び始めました。そこから約1年半が経過し、作ったアプリは268 個になりました。約 0.5 個/日 作ったことになります。そんな私が考える、Power Apps を作るとは、一体どういうことなのかを書きたいと思います。

結論

Power Apps を作るとは、「世界への挑戦」 である

この記事を読んでわかること

  • 1年半で268個のアプリを作った人間が考える、Power Apps を作るとはどういうことなのか
  • 解決策を知ることは、問題を知ることにつながるとは何か?
  • なぜ、世界への挑戦につながるのか?

左利きでも使いやすいハサミ

私は文房具が好きです。便利グッズも好きです。だから左利きでも使いやすいハサミをテレビで見たことが印象に残っています。当時は「なんか便利そうな文房具だなあ」としか思いませんでした。

この事象をもっと掘り下げてみたいと思います。
左利きでも使いやすいハサミを世に出すということは、「こうすれば問題を解決できます」という解決策を世界に対して示したのだと思います。多くの人は解決策を最初に知ることになります。私は右利きなので、そもそも左利きの人がハサミを使いづらいという、問題があることにすら気づいていませんでした。

つまり、問題解決をする人と、その解決策を知る人は順番が違います。

問題解決をする人

  1. 問題を見つける
  2. 課題を策定する
  3. 解決をする

解決策を知る人

  1. 解決策を知る
  2. そもそも問題があったことをここで初めて知る

どこに左利き用のハサミと、Power Apps の相関があるのか

Power Apps を作るのは目的ではなく、手段です。何の手段かというと、問題を解決する手段です。ここに左利き用のハサミと相関があると思います。どちらも問題を解決するための手段として作られるものですね。

ではPower Apps を作るとはどういうことなのか?

ここでは具体例をもとに説明をしていきたいと思います。

これは私が最近作った食事管理のためのPower Apps (Code Apps)です。
食品や料理を手札として登録をして、1日の食事メニューをデッキとして組みます。日々、チェックをつけていき、計画通りに実行できているか管理するアプリです。

meshi_demo.gif

なぜ既存の食事管理アプリがあるのに作ったのか?

既存のアプリでは解決できない問題を発見したからです。

一般的な市販アプリの機能

あくまでも私が知る限りの機能表になります。
私は食事管理のためにメニューの固定化×それを食べたかどうかの記録がしたい。逆に食べようとしている食品の栄養を検索できる機能や、写真からAI で食事をデータ化して栄養を記録できる機能は必要ありませんでした。

機能 可否
食事の記録 ○
食事データ検索 ○
有償 ○
データエクスポート △
食事メニュー設定 ×
チェック機能 ×

自分にとっての問題と課題

つまり、こういうことになりました。

問題 市販のアプリでは解決できないことがある
課題 自らのニーズを叶える必要十分なアプリを使うことができるようにする

そしてこの課題を解決する手段としてPower Apps を開発しました。

なぜ、市販のアプリではその機能がなかったのか

推測になりますが、ほとんど多くの人は食事のメニューを固定化し、それが守れているかどうかを記録するのではなく、日々食べている食事を記録し改善したいというニーズを持っているからだと思います。

しかし、私は筋トレの減量期における最大のポイントは食事の固定化だと認識しました。つまり、市販のアプリを使って日々アドホックに記録するよりも、あらかじめメニューを固定化でき、尚且つ手札を組み替えることができることが、減量を成功させるために必要な要件だという結論に至りました。

Power Apps を作るとは、世界への挑戦である

私は食事管理という世界を、固定化×継続がポイントだと認識をしました。計画をたてそれを実行し続けることが大事です。アプリ開発の発端は世界に存在する問題を自ら発見することだと思います。解決する手段として市販アプリで十分ならアプリをわざわざ作る必要はありません。しかし、アプリを実際に作った場合はどれだけ些細なことでも、世界に対して「こうすれば良いと示した」と言えると思います。

これにより「世界にはこんな問題がある」という、問題提起もしています。問題を自ら発見し、それを解決するための課題を考え、実現する手段を提示する。私はこの3つのプロセスをひっくるめて「挑戦」だと認識しています。Power Apps でアプリを作りました、というアウトプットとは、自分がこの世界をどうみていて、どんな提案ができるかという、世界への挑戦であると思います。

他にはどんな挑戦をしてるのか?

少しわかりづらいと思うので、具体例をいくつか紹介します。

ライセンス体系わかりづらすぎ問題

「キャンバスアプリのデータソースにDataverse を使うとPower Apps Premium ライセンスが必要で有償(〇〇円/人・月)かかります。Dataverse は使用する容量によって金額が変わります」

そんな説明を100万回した人もたくさんいるのではないでしょうか。では、なぜこんな事象が生じているのでしょうか。それは、ライセンス体系がわかりづらすぎるという問題があると思います。

じゃあどうすれば解決できるでしょうか。世界はすでに解決策を示してくれています。例えばAmazonで買い物をしようとした時に、同じ商品の違う容量を選ぶことができます。選択した結果いくらになるのかもすぐに見ることができます。iPhoneを買いたいと思った時も同様ですね。じゃあ、Power Platform のライセンス体系もそうやってユーザー側で自由に選択できたらいいじゃないか。

問題 Power Platform のライセンス体系が分かりづらく何度も説明する必要がある
課題 ユーザーが直感的に理解できるようにする
解決する手段 ネットショッピングのように必要なライセンスとコストを理解できるキャンバスアプリを作る

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何に時間を使っているか分からなすぎ問題

皆さんもこんな経験はないでしょうか。業務を改善して、残業時間を減らそうとしたとします。現場の人に、どれくらい残業していますか?なんで残業していますか?1日どんな仕事をしていますか?そう聞いた時に、回答できた人がいたでしょうか。基本的に誰も回答できないと思います。

ただ、回答できないこと自体は問題ではないと認識をしました。人が日々当たり前のようにやっていることは習慣化されていて、無意識下で行われていることが多いからです。回答できなくて当たり前だと思います。では、ここにおける本当の問題とは一体何でしょうか。計測する手段が存在しないことだと認識をしました。

とはいえ「Excelに毎日記録をしてください」と言っても、そんなことを継続できる人はこの世にほとんどいないと思います。だから課題は、効率的で直感的で、記録が継続できる仕組みを作ることになります。その解決手段として、Power Apps で時間を記録できるアプリを開発しました。

問題 時間の使い方を計測する手段が存在しない
課題 効率的で直感的で、記録が継続できる仕組みを作る
解決する手段 Power Apps で時間記録アプリを開発する

このアプリも「業務改善の前に、まず時間は計測されるべきだ」という、私なりの世界への挑戦です。

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まとめ

何が正解かわからないVUCAの時代。だからこそ、Power Apps を作る価値を私は感じています。アプリを作って世に出すことは、自分が世界をどう見ているのか、何が問題だと認識をしているのか、そしてそれがどうすれば解決できると考えているのかを、世界に示すこと。つまり「世界への挑戦」だと思っています。

私は日々過ごしていて当たり前だと思っているようなことを、本当にそれが当たり前なのか。当たり前の常識を常に疑い、もっと良くする方法はないか。これをするとどうなるのか。日々生きていて、自然とそんなことを考えてしまい、たまに作らなくてもいいアプリまで作ってしまいます。手段がPower Apps ではなくなるかもしれませんが、世界に挑戦をすることは続けたいと思っています。

皆さんは自分が普段やっていること、やりたいと思って取り組んでいること、それらをどう認知していますか?どう世界を見ていますか?

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