月200円の静的ホスティングで会社ホームページはどこまで運用できる?
月200円で買えるのは「会社ホームページ一式」ではありません。2026年8月11日時点の Sakupa Water プランでは、1サイトの長期公開、100MBのストレージ、月2GBの転送、月2万リクエストが対象です。AIツール、サイト制作、独自ドメインの取得、メール、フォーム、予約、決済は別に考える必要があります。
この記事では、静的サイトの生成物を測り、Water プランに収まるかを公開前に判断します。筆者による大規模負荷試験ではなく、現行仕様を基にした documented guide です。公開例に使う Sakupa は筆者側で開発している製品です。
まず「制作」と「公開」を分ける
会社案内、サービス、所在地、問い合わせ先を表示するだけなら、静的サイトで成立する場合があります。一方、会員ログイン、在庫、顧客別画面、サイト内決済にはサーバー処理が必要です。
月200円という数字が示すのは静的な公開先の費用です。制作に使うAIや開発環境、独自ドメイン、外部フォームの料金まで含む総額ではありません。この境界を先に書かないと、安い数字だけが独り歩きします。
ビルド結果の容量とファイル数を測る
Next.js App Router で静的書き出しを使う場合は、設定に output: 'export' を指定し、ビルド後の out を確認します。
npm run build
du -sh out
find out -type f | wc -l
find out -type f -size +1M -print
確認するのは次の3点です。
-
out全体が100MBを大きく下回っている - 1MBを超える画像や動画が必要以上に含まれていない
-
.env、認証情報、顧客資料、元画像などを出力していない
動画は外部配信に分け、写真は表示寸法に合う WebP または AVIF に変換します。ソースコード一式ではなく、検査済みの静的出力だけを公開します。
転送量とリクエスト数を概算する
たとえば初回表示で合計1MB、HTML・CSS・画像など10リクエストを使うページなら、単純計算では2GBと2万リクエストのどちらから見ても約2,000回の完全読み込みが一つの目安です。
2GB ÷ 1MB ≒ 2,000回
20,000リクエスト ÷ 10リクエスト ≒ 2,000回
これは保証値ではありません。ブラウザーキャッシュ、ページごとの画像差、クローラー、ファイル更新、単位の扱いで実際の消費は変わります。目的は正確なアクセス予測ではなく、10MBのヒーロー動画を置いたまま「小規模サイトだから大丈夫」と判断するのを防ぐことです。
Waterが向く条件
- 会社情報を中心にした小規模な静的サイト
- 更新時に再ビルドして公開できる
- 問い合わせ、予約、決済を専門の外部サービスへ任せる
- 画像を最適化し、月ごとの使用量を確認できる
- 上限超過時の通知またはサービス制限を受け入れられる
アクセス急増を前提にするキャンペーン、動画中心のポートフォリオ、大量の製品画像、動的機能を必要とするサイトでは、上位プランや別構成を先に比較します。Sakupa は自動でプランを上げないため、想定外の自動アップグレードではなく、通知や制限への対応計画が必要です。
公開前の確認手順
- Free の一時プレビューで全ページを確認する
- モバイルで文字、画像、電話、問い合わせ導線を見る
- ビルド出力の容量と大きなファイルを測る
- 会社名、住所、価格、資格を原本と照合する
- 秘密情報が出力に含まれないことを確認する
- 月200円で含まれない費用を社内で共有する
- 長期公開が必要な1サイトだけ Water を選ぶ
Water の上限内に入ることと、会社ホームページとして正しいことは別の判定です。容量が小さくても、誤った会社情報や壊れた問い合わせ先があれば公開できません。
判断
月200円で長期公開できる会社ホームページはあります。ただし、静的構成に収まり、100MB・月2GB・月2万リクエストという上限を測り、制作費と外部サービス費を別に管理できる場合に限ります。
「月200円で作れる」ではなく、「検査済みの静的サイトを月200円で長期公開できる条件がある」が正確な結論です。
参考資料
- Sakupa プラン(2026-08-11確認)
- Sakupa デプロイガイド(2026-08-11確認)
- Next.js Static Exports(2026-08-11確認)
本文の構成と推敲には生成AIを使用し、価格、上限、費用境界と確認手順を人が確認しました。
