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eachの危険性を体で覚えて、その代替手段を知る(Ruby, Rails)

Last updated at Posted at 2022-07-05

やっちまった

話を単純化してお伝えすると、1万件以上レコードがあるusersテーブルに対して、is_activeというカラムがあって、全員trueにしたかったです。

これを実現するのに、全usersにeachをかけてupdate_columnする処理を仕掛けたら、本番のサーバーを一瞬死なせてしまい、めちゃめちゃ焦りました

User.all.each do |user|
  user.update_column(:is_active, true)
end

User.all.eachすると、該当するレコードを全て取得してきて、メモリに置いて処理をするので、それで激烈に重くなってしまうようです。この場合、Userのインスタンスを1万件以上取得して配列にしてそれをメモリにドーン!と置いて処理しようとしたので、それがメモリを強烈に圧迫してしまったみたい。

解決策1:find_eachを使う

この時の対処方法の1つがfind_eachを使うこと。

これはレコードを持ってくる数に制限をかけながら処理を実行するので、メモリへの負担を軽減できます。
デフォルトでは1000件です。

users.find_each do |user|
  user.update_column(:is_active, true)
end

find_eacheachとの違いとして、SQLを発行する時にLIMITをかけてくれるのは想像つくが、ORDER BY id ASCも入るらしい。

find_each参考

rake task参考

解決策2:SQLを直接発行する

結局今回は、上のfind_eachも行わず、DBクライアントアプリでSQLを書いて終わらせることにしました。

UPDATE students SET is_active = true;

このSQLだけ見ると、「最初からそうしなよ」と思われそうですが、実際はもうちっとだけ複雑なSQL!
これが今回サーバーへの負荷が少ない方法と判断されました。
1のupdate_columnだと結局はuser.update_columnのSQLとその処理が1万回以上連続的に走ることになるが、SQLでやればSQLの発行は一度で済み、めでたしめでたしでした。

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