背景
マイPCがへちょすぎて、ローカルのjupyter notebook
上でのDeepLearning
の学習が遅すぎる。
そういったとき、一部無料のクラウドサービスFloydHub
を使ってスイスイ学習させたい。
事前準備その1
以下にアクセスしてSign Up for Free
から登録
https://www.floydhub.com/
登録したユーザ名とパスワードを覚えておくこと!
事前準備その2
FloydHub
を使う場合、指定したディレクトリ以下の階層すべてがWEB上で公開されます。
なのでFloydHub
上で動かしたいipynb
ファイルやデータファイルは、新しいフォルダを作って場所を分けておきましょう。
ローカルPCからFloydHubにログイン
まず、事前準備で作成したディレクトリに移動します。
その後、以下のコマンドでログイン。
$ floyd login -u ユーザ名 -p パスワード
Login Successful as ユーザ名
と出力されたらログイン成功です。
プロジェクトの作成
FloydHub
はプロジェクトという単位でディレクトリが分離されています。
そして各プロジェクト内に起動させたいpy
ファイルやcsv
ファイルを格納されて、稼働していくといったイメージです。
なのでまずは以下のコマンドでプロジェクトを作成します。
$ floyd init プロジェクト名
すると以下のようにブラウザが立ち上がるので、Create
をクリックします。
すると以下の画面に遷移します。
ほぼ同タイミングで先ほどのコマンドの結果として下記出力があります。
$ floyd init プロジェクト名
Project name does not yet exist on floydhub.com. Create your new project on floydhub.com:
https://www.floydhub.com/projects/create
Press ENTER to use project name "プロジェクト名" or enter a different name:
これはプロジェクト新規作成時に出力される内容です。
そのままENTER
を押してください。
するとProject "プロジェクト名" initialized in current directory
と出力されます。
junyper notebookごと起動させる方法
では以下のコマンドでFloydHub
上でjunyper notebook
を起動させましょう。
# CPUを使用したい場合
$ floyd run --mode jupyter
# GPUを使用したい場合
$ floyd run --mode jupyter --gpu
すると以下のような出力があります。
$ floyd run --mode jupyter
Creating project run. Total upload size: XXXKiB
Syncing code ...
JOB NAME
--------------------------------
ユーザ名/projects/プロジェクト名/1
Path to jupyter notebook: https://www.floydhub.com/ユーザ名/projects/プロジェクト名/1
そして以下のようにブラウザが立ち上がります。
これでカレントディレクトリ以下のファイルがWEB上にアップされます。
そしてlocalhost
と同様にFloydHub
上でjunyper notebook
を操作することができます。
FloydHub
のすばらしいCPU
(もしくはGPU
)を利用するのでスイスイ学習が進みます!!!
junyper notebookごと起動させるときに注意すること
floyd run --mode jupyter
コマンドを実行したときから、CPU
(もしくはGPU
)利用のカウントが開始されます。
ですので、junyper notebook
を立ち上げたらすぐに該当ファイルを起動してDeeplerning
学習させましょう。
使用しないときは下記右上のCancel
を押してCPU
(もしくはGPU
)利用を止めましょう。
ファイル単品で起動させる方法
floyd init プロジェクト名
のあと、カレントディレクトリ以下のファイルを起動させたいときは、以下のコマンドを実行します。
$ floyd run --cpu "ファイル名.拡張子"
これで指定したファイル名のファイルが起動します。
その他
無料枠の範囲は以下の通りです。(2018/1/6現在)
- CPU 毎月20時間
- GPU 生涯2時間