ゴチャゴチャ読みたくない場合は http://p1437140-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp:63873/minixsmp/ から minix204.qcow2.xz
をダウンロードし解凍し, qemu-system-i386 -machine pc -cpu pentium3-v1 -accel kvm -smp sockets=1 -m 2048M -net user -net nic,model=pcnet -drive discard=unmap,detect-zeroes=unmap,if=ide,file=minix204.qcow2 -boot c
で起動して下さい。VirtualBoxで動かしたい場合Minix 2のネットワークをVirtualBoxで動かしてみたを見るほうがよい。
Minix 3は2より遅くなっていることや,Minix 3のソースコードのあまりの大量さに圧倒されたので,http://minix1.woodhull.com/pub/demos-2.0/VMWarePlayer/ からハードディスクイメージを持ってきて使おうとすると,幾つか問題がありすぐには使えないのでその対応法です。
フロッピーは使えない
QEMUのフロッピーエミュレーションと相性が悪いらしくて,MINIX2 を VirtualBox で動かしてみた に従ってフロッピーディスクイメージを作って起動しようとしても起動しない…
イメージファイル形式の変更
イメージの形式がVMWare用なので qemu-img convert -f vmdk -O raw -S 512 -o preallocation=off mx204d0.vmdk minix204.img
などとしてQEMUが読める形式に変換する。ここではディスクイメージがそのままファイルになっている「生」形式にした。「生」形式だとlosetup
とmount
コマンドでLinuxからminixディスクのファイルを操作できる。qcow2形式にしたほうふぁファイルサイズが小さくなるが,LinuxホストOSからminixファイルを操作するためにqemu-nbd
を使う必要がある。
Minixディスクイメージ内のファイル操作
ディスクイメージがLinuxの上にあるとして, rootで losetup -P -f minix204.img; mount /dev/loop0p7 /mnt
などとするとMinixの/usrがLinuxの/mntから見えるようになる。
キーボード配置がアメリカ配列になっている
cp /usr/lib/keymaps/japanese.map /etc/keymap
してから再起動する。
hostaddr -h
がバグっていて起動しない
仮想マシンにAMD Lanceイーサネットカードを与えて起動すると, /usr/etc/rc
内の hostaddr -h
がハングアップして起動しない。対応法としては,仮想マシンをネットワークカード無しで起動(-net none
をQEMUオプションに入れる)して, /usr/etc/rc
内の hostaddr -h
を含むif
節をまるごと削除するとよい。
ネットワークカードが使えない
rtl8139
のMinixドライバはバグっていてMinixがpanicする。QEMUからEthernet Express Proを仮想マシンに付けてもMinixは認識しない。結局 AMD Lanceイーサネットカード(QEMUのオプション -net nic,model=pcnet
)しか使えるものがない。しかし,これもMinix 2.0.4のドライバがバグっていて,Minix 2のネットワークをVirtualBoxで動かしてみたの手順でドライバを修正する必要がある。