Ubuntu 18や最近のDebian testingやArch LinuxでNISを用いた認証を行うようにすると25秒間固まる。これはsystemdバージョン235からsystemd-logindが一切のネットワーク通信を出来ないように設定されているからである。これを解決するための方法はいくつかあり以下のどれかを実行すればよい。
-
/lib/systemd/system/systemd-logind.service
のIPAddressDeny=any
の行をコメントアウトする - unscd をインストールする(nscdは問題が多いのでやめたほうがよい)
この問題はsystemdの開発者に認識されているがsystemdのほうで修正される予定はない
またLXCやsystemdのコンテナ内でNISを使うと systemd-sysusers.service
の起動時にハングアップすることがあるが、それは systemd-sysusers
が rpcbind.socket
と通信しようとするときに rpcbind.service
が可動していないからである(バグレポートはここ。対応策は
/etc/systemd/system/rpcbind.socket.d/after.conf
[Unit]
After=systemd-sysusers.service
というファイルを作ることである。