Edited at

Python Django入門 (2) Mac編

More than 1 year has passed since last update.

MacでのPython、Djangoの開発環境構築について説明します。


Xcode、Command Line Tools

Mac OS X 10.13 (macOS High Sierra) で開発する上では、iPhoneアプリの開発予定がなくても

Xcode および Command Line Tools を入れておいた方がいいでしょう。

Xcode は App Storeのアイコンから。


Command Line Tools は

$ xcode-select --install

にてインストールします。


Python3のインストール

Python2はMac OS Xに入っていますが、これから新規に学習するのであれば、Python3を学習した方がいいでしょう。


HomeBrewのインストール

HomeBrew はMacのパッケージ管理ツールです。

既に導入済みの人は読み飛ばして下さい。

MacPorts派の方は、以降のPython3導入を自力でお願いします。

インストールは公式サイトのとおり、ターミナルを開いて、以下のコマンドを実行します。

$ ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"


Python3のインストール

HomeBrewを最新にアップデートし、

python3 の情報を見る

$ brew update

$ brew info python3
python3: stable 3.6.4 (bottled), devel 3.7.0a3, HEAD

その時の最新の Python 3 をインストールして下さい。

$ brew install python3

Python 2 と 3 は両立できます。バージョンを見てみます。

$ python -V

Python 2.7.10

$ python3 -V
Python 3.5.1


virtualenv、virtualenvwrapperのインストール

virtualenv は Python の仮想環境を作るツールです。

プロジェクトごとに、


  • Pythonのバージョン

  • 使用する Pythonパッケージ、およびそのバージョン

を固定した仮想環境を構築します。

virtualenvwrapper は、virtualenvによる仮想環境の作成、削除をもう少し楽にするラッパーです。

Python3 の標準で venv という仮想環境を作るコマンドもありますが、こちらの方を使います。


python2側で pipを入れる

$ sudo easy_install pip


Python2側で virtualenv、virtualenvwrapper を入れる

$ sudo pip install virtualenv virtualenvwrapper --ignore-installed six


Python2、Python3に両対応した virtualenv virtualenvwrapperが入ります。



virtualenv virtualenvwrapperのセットアップ手順

1.仮想環境のディレクトリを作ります

$ cd ~

$ mkdir ~/.virtualenvs

2. テキストエディタなどで、.bashrc ファイルを作成します。


.bashrc

export WORKON_HOME=$HOME/.virtualenvs

source /usr/local/bin/virtualenvwrapper.sh


  • 自分のホーム ディレクトリで、そのまま作業します。

  • viが使える人は、viでやりましょう。

  • 普通のテキストエディタでも、なんとか「.bashrc」の新規保存はできます。

3. テキストエディタなどで、.bash_profile の最後の行に、以下の行を追記します。


.bash_profile

    :

:
if [ -f ~/.bashrc ]; then
. ~/.bashrc
fi


  • 普通のテキストエディタでは、ドットで始まる隠しファイルの「.bash_profile」を開くことは至難の業のようです。(出てこない)

  • viができる人に手伝ってもらって下さい。またはviを覚えましょう。

4. ターミナルが開きっぱなしであれば、編集した .bash_profile を取り込みます。

$ source .bash_profile


仮想環境の構築

env1 という名前の仮想環境を作る

$ mkvirtualenv --no-site-package --python /usr/local/bin/python3 env1

--no-site-packageは、ベースとなるpythonのsite-packageを受け継がないようにする指定です

-p か --python オプションで使用するインタプリタを指定することができるので、python3 を指定します。


仮想環境に移動する

mkvirtualenv で仮想環境を作った直後は、コマンドプロンプトが以下のようになっています。

(env1) $

(env1) と出ていれば仮想環境にいます。

ターミナルを終了して、開き直した場合などは、以下のコマンドで仮想環境 env1 に移動できます。

$ workon env1


その他、仮想環境を扱うコマンド

env1 はこの後に使うので、以下のコマンドは叩かないで、知識として覚えておいて下さい。

現在の仮想環境の一覧を見る

$ workon

env1

env1に切り替える

$ workon env1

仮想環境を無効にする(グローバル環境に戻る)

$ deactivate

不要な仮想環境を削除する(deactivateしてからです。pipで仮想環境に入れたパッケージごと削除されます。)

$ deactivate

$ rmvirtualenv env1


Djangoをインストールする

DjangoもPythonモジュールの一つです。

仮想環境 env1 の中にインストールします。

今回は、この講座のためにDjangoのバージョンを明記してインストールします。

$ workon env1

$ pip install django==2.0.1


バージョンを確認する

仮想環境にインストールされたパッケージを確認します。

$ pip freeze -l

Django==2.0.1


IDE 統合開発環境のインストール

Djangoのコードを書くにあたって、どのようなテキストエディタを使ってもかまいませんが、IDEとしてPyCharm Professionalを導入することをお薦めします。


以前は eclipsePleiadesによる日本語化 + Aptana Studio 3のPyDev の導入を説明していたのですが、最近は使わなくなってしまったため、PyCharmの説明に取り替えます。



PyCharmの特徴


  • Pythonエンジニアは、ほぼこれを使っていると言っても過言ではありません。

  • 2種類ありまして、


    • Professional版


      • Djangoのプロジェクトを開くことができ、こちらの方を使います。

      • 有償ですが 30日の試用ができます。この講座も 30日あれば終わるのではないでしょうか。

      • 気に入った場合は、購入しましょう。

      • 学生の方は無償ライセンスがありますので、「Pycharm 学生」などで検索してみて下さい。



    • Community版


      • 無償ですが、Djangoプロジェクトを開くことはできません。

      • どうしても無償の方がよくて、単にPythonのエディタとして使いたいだけであれば、こちらでもよいかもしれません。





  • UIは英語です。eclipseの時のように日本語化することは考えません。特に問題ないと思いましょう。

  • 黒背景に白文字のテーマが目に優しくて、かっこいいです。いかにも俺コード書いてるという気分になります。UIサンプルはこちらをご覧ください。


PyCharm Professional のインストール



  1. Download PyCharmのページから、Professionalの方をダウンロードします。

  2. ダウンロードした .dmgファイルを開きます。

  3. 絵のとおりに PyCharm.app をアプリケーションフォルダにドラッグします。

PyCharm.jpg

4.インストールできたら、アプリケーション > PyCharm.app を起動してみましょう。

5.この画面は、初めてPyCharmを使う人は、以前のsettingsはないので、そのままでOKです。

Complete_Installation.jpg

6.Evaluate for free for 30 days(30日試用)の方を選んで、OKを押します。

PyCharm_License_Activation.jpg

7.よく読んで、Acceptを押します。

License_Agreement_for_PyCharm_5_0_4.jpg

8.テーマだけ変更します。IDE theme: Darcula が黒背景/白文字の方で、俺コード書いてる気分になれる方です。

PyCharm_Initial_Configuration.jpg

9.起動途中ですが、テーマの設定を変えた場合は、再起動みたいですね。Yesを押します。

This_should_not_be_shown.jpg

10.ようこそPyCharmへ

Welcome_to_PyCharm.jpg

ここまで来たら、次に進みましょう。

Python Django入門 (3) に続く


IDE 統合開発環境のインストール(旧版)

一応、残しておきますが、PyCharm入れた人は、以下をすべて読み飛ばしてください。


eclipse のインストール


  1. Eclipse IDE for Java EE Developers, 257 MB - Mac OS X 64 Bit

    をダウンロード


  2. eclipse-jee-luna-R-macosx-cocoa-x86_64.tar.gz を解凍


  3. eclipseフォルダをアプリケーションの下へ移動



日本語化


  1. http://mergedoc.sourceforge.jp/ から Pleiades 本体 最新版 を落とす


  2. pleiades.zip を解凍


  3. fueaturs, pligins の下のものをeclipseの該当箇所にコピー


  4. Finder で アプリケーション/eclipse/Eclipse.app をcontrol+クリックし、「パッケージの内容を表示」を選ぶ



  5. Eclipse.app/Contents/MacOS/eclipse.ini に以下の記述を追加

    -javaagent:../../../plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar



プラグインは、以下の矢印のリンクからダウンロードします。

Pleiades_-_Eclipse_プラグイン日本語化プラグイン___MergeDoc_Project.jpg


eclipseの起動


  1. Finder で アプリケーション/eclipse/Eclipse.app を起動します。

  2. ワークスペースの規定値は ~/Documents/workspace ですが、~/Documents/workspace_env1 とします。


Aptana Studio 3

eclipseのPython開発用プラグインとして、Aptana Studio 3 の中に PyDev というものが含まれています。

Download Aptana Studio 3


eclipse設定

仮想環境 env1 で固定されているPython3を指定します。


  • ウィンドウ > 設定

  • PyDev > インタープリター - Python で 「新規...」ボタン


    • インタープリター名: Python3

    • インタープリター実行可能ファイル: /Users/xxxx/.virtualenvs/env1/bin/python



  • /usr/local/Cellar/python3/3.5.1/Frameworks/Python.framework/Versions/3.5/lib/python3.5 もチェックして OK を押す


その他の設定


  • 一般 > ワークスペース > テキスト・ファイルのエンコード


    • その他: UTF-8



  • Aptana Studio > テーマ


    • Aptana Studio 2.x にする




django-admin.py startproject mysite で作ったプロジェクトを登録する


  • ファイル > インポート...

  • 一般 > 新規プロジェクトとして既存のフォルダーを使用


    • 次へ



  • Promote to Project


    • フォルダーの選択: ~/Documents/workspace_env1/mysite

    • プロジェクト名: mysite (自動的に出ます)

    • プロジェクト・タイプ: チェックをすべて外す

    • 完了ボタンを押す



パースペクティブが JAVA EE になっていたら、PyDev に切り替えます。


eclipseでデバッグ実行する


  • 実行 > デバッグの構成...

  • PyDev Django を選択して、「新規」ボタンを押す

  • 名前: mysite

  • メイン タブ


    • プロジェクト: 「参照...」を押して mysite を選ぶ

    • メイン・モジュール: 「参照...」を押して manage.py を選ぶ



  • 引数 タブ


    • プログラムの引数: runserver --noreload

    • noreloadを付けると、コードを直してリロードが聞かなくなりますが、こうした方がいいです。

    • コードを変更したら、デバッグ実行し直すようにして下さい。



  • 「適用」ボタンを押す

  • 「デバッグ」ボタンを押す


[参考]

実行 > デバッグの構成... > メインタブ > プロジェクト > 参照... で、どうしてもプロジェクトが出てこないという方、

「新規プロジェクトとして既存のフォルダを利用」してインポートしても、Djangoプロジェクトとして認識されない場合があるようです。

その場合、おまじないとして、プロジェクトを右クリックし、


Django > Run Django Tests (manage.py test)


を実行すると認識されるという報告がありました。

何でしょう?


以下のメッセージが出れば OK です。

Django version 1.9.2, using settings 'mysite.settings'

Starting development server at http://127.0.0.1:8000/
Quit the server with CTRL-BREAK.

Javaの開発などと同様に、ブレークポイントの設定や、変数の確認ができます。

Python Django入門 (3) に続く