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長期インターンで「完全に理解した」状態の新卒エンジニアは配属されて通用したのか

Last updated at Posted at 2025-12-24

メリークリスマス!🎅 ついにアドベントカレンダーも最終日ですね。
2025年に新卒エンジニアとして入社しました、関と申します。

私は現在、お客様が利用する製品・サービスのシステムを管理・運営するチームに所属しています。
お客様の業務に直結する、非常に業務インパクトが大きい責任のあるチームで、日々多くの学びと成長を実感しています。

今回は、そんな私が 「学生時代の長期インターン経験で自信満々だった状態から、配属後に壁にぶつかり、どうやって乗り越えているか」 という話を書きたいと思います。

1.入社前なにしてた?

入社前は2年弱、長期インターンをしていました。
建築・家具素材を取り扱うプラットフォーム企業で、Pythonを使ったスクレイピングや、機械学習を用いて柄や色を自動分類する機能など、社内で使用するツールの実装などを行っていました。
そのため、当時の私は、まさに下図で言うところの 「馬鹿の山」の頂上におり、根拠のない自信に満ち溢れている状態でした。

「チョットワカル」でお馴染みダニング=クルーガー効果

"""完全に理解した"""

なぜなら、

  • 先輩社員が卒業し、自分が主担当として開発を回していた。
  • 後輩のタスク管理や進捗管理、上長との調整など、マネージャーのような動きも経験していた。
  • 「実務経験もあるし、一通りのことはできる」という自負があった。

そのため、4月の入社時点では「まあ、配属されてもなんとかなるだろう」と高を括っていました。

2.転機、研修での「学び直し」

しかし、入社後の研修でその認識は少しずつ変化します。
エンジニア研修では、C#をメインに、SQLやHTML/CSSの基礎などについても学習しました。
インターン時代はPythonで開発していたため、ある程度土台はあったものの、言語仕様の違いや「型」の厳密さに苦労しながらもプログラミングの基礎を叩き込みました。

特にチーム開発演習(イベントチケット管理システムの開発)では、チームで要件定義から進めるため、合意形成しながら進める難しさを痛感しました。
ただ、この研修があったおかげで、未経験の同期はもちろん、「経験者だけど技術スタックが違う」自分のような人間も、スムーズに新しい言語に適応する準備ができました。

3.配属後の現実とギャップ

研修も終了し、「C#がある程度触れるようになった状態」で本配属されました。 ここで、タイトルの「インターン経験者は配属されて通用するのか?」という問いに答えるならば、私の場合は 「(そのままでは)通用しなかった」 が答えです。

いざ実務が始まると、そこにはインターン時代とは全く異なる「リアル」がありました。

一番のギャップは 「品質へのこだわりとチェックの厳しさ」 です。
インターン先はベンチャー気質、かつ利用ユーザーは社員(外部の人は利用しない)なので、正直まずは動くものを作ることが優先される方針でした。
ですが、現在のチームは多くのお客様が利用する基幹システムを扱っています。もしバグがあれば、お客様の会計業務や給与計算を止めてしまう可能性があります。
「新しく作る」のではなく「動き続けているインフラを守りながら改善する」責任があるため、

  • 「手順書や設計書が整備されている」
  • 「チェックが想像の100倍厳しい」
    (インターン時はほぼ一人でやってたのでチェックが機能していなかった人)
  • 「考慮不足がそのまま大規模な障害につながる緊張感」

など、今までに体験したことのない事の連続で、自分の考えの甘さを思い知らされました。

4.対策

そんな「何もわからん」状態から、どうやって業務に食らいついているか。今の私が実践しているのは以下の2点です。

分報の活用

分報とは、チャットツールなどで自分が行っている作業や思ったことなどを発信する取り組みを指します。他の人に作業状況が見えるため、困っている時に周りがサポートしやすいなどのメリットがあります。
詳しくは今回のアドベントカレンダー22日目で別のメンバーが取り上げているので、ぜひご覧ください。

自分から質問することが苦手な新卒が分報を使うことで質問せずに疑問を解消できるようになった話

社内Slackチャンネル内に「xx/xx oo作業スレッド」のような分報を作り、そこで作業ログや「ここが分からないなあ」という雑談を垂れ流すようにしました。
すると、先輩社員がそれを見て「この資料や記事見るといいよ」と書き込んでくれたり、気軽に質問に答えてくれたりします(いつも本当にありがとうございます)。
ミーティングやレビュー以外で、カジュアルに状況をつぶやける場所を作れたことが、精神的にも技術的にも大きな支えになっています。

基本に立ち返り、AIも活用する

既存の設計書を読み込むことはもちろん、分からない構文や概念があれば調べるのはもちろんですが、AIを活用するのも心がけてます。
最近のAIってすごいですね、少し聞くだけでバーーーっと情報を持ってきてくれるので、昔より時間に対して得られる情報量が多いですね。
AI自体はインターン開始して1年弱くらいの頃にちょうどChatGPTが登場して、業務上の相談相手として使用していたのですが、当時は自信満々に嘘をつかれたり(簡単な計算すら間違える etc.)、精度がいまいちで結局使わなくなっていたので、今の進化に感動しています。
ただ、便利になった一方で頼りにしすぎると考える力がなくなる思考停止状態になりうるので、「あくまで補助ツール」としてほどほどに使っています。

今回の記事も添削をお願いしたらこんな事を言われました。やるやん。

5.振り返って思うこと

ブログを書く上で入社してからの出来事を振り返ると、長期インターンの経験は「即戦力」という意味では直結しなかったかもしれません。しかし、決して無駄ではありませんでした。

  • 「Pythonではこうだったけど、C#ではこう書くのか」と、比較しながら学習できるため習得が早い(はず)。
  • 「聞かれる側」の気持ちがわかる: インターン時代、後輩に対して「もっと早く聞いてくれればいいのに」と思った経験がある(まだ完璧には実行できていませんが:thinking:)。

昔の自分へ。 「入社する会社の言語を触ったことがない」と不安に思う必要はありません。しっかりした研修と、困ったときに助けてくれる先輩がいれば、言語の壁は乗り越えられます。 そして、もし長期インターンなどの経験があるなら、その経験は「技術そのもの」以上に、「学び方」や「コミュニケーション」の面できっと役に立つはずです。

私もまだまだ「完全に理解した」には程遠いですが、一歩ずつ成長していこうと思います。

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