【AWS未経験】1年でCFP → SAA → SAPに合格した勉強法(点数公開・GPT活用)
はじめに
こんにちは。AWS資格に挑戦したエンジニアです。
簡単に自己紹介すると、
- 2023/4月入社
- サーバ/インフラエンジニア
- 2024年度からAWS / Kubernetes を中心に、設計・検証・PoCを担当
- 業務ではクラウドネイティブ技術を使ったシステム設計を主に実施
- CloudNative Days Summer 2025(CNDS 2025)登壇
になります。
この記事では、
AWS・クラウド未経験の状態から約1年で
- AWS Certified Cloud Practitioner(CFP)
- AWS Certified Solutions Architect – Associate(SAA)
- AWS Certified Solutions Architect – Professional(SAP)
に合格した経験をもとに、
- 実際の試験スコア
- 勉強順序
- 使った教材(公式・書籍・GPT)
- 未経験者がハマりやすいポイント
をまとめます。
結論(忙しい人向け)
- CFPは「用語と全体像」を掴む試験
- SAAは「設計パターン暗記ゲー」
- SAPは「要件読解力 × 設計理由説明」
- ハンズオンより 問題演習が最重要
- GPTは「理解補助・要件分解」に使うと最強
取得資格と試験スコア(時系列)
お恥ずかしながら点数はどれもギリギリを攻めています笑
| 取得時期 | 資格 | スコア | 合格ライン |
|---|---|---|---|
| 2024/05 | AWS CFP | 716 / 1000 | 700 |
| 2024/08 | AWS SAA | 729 / 1000 | 720 |
| 2025/05 | AWS SAP | 752 / 1000 | 750 |
試験結果(証跡)
AWS Certified Cloud Practitioner(CFP)
AWS Certified Solutions Architect – Associate(SAA)
AWS Certified Solutions Architect – Professional(SAP)
使った教材
① AWS Builder(公式学習)
- AWS公式の学習コンテンツ(全体像・用語整理)
- 「サービスを知らない状態」から抜けるために最初に使った
② 書籍(CLF)
📘 一夜漬け AWS認定 クラウドプラクティショナー[CLF-C02対応]直前対策テキスト
https://www.amazon.co.jp/dp/4798071374
※ タイトルの印象は強めですが、主要サービスはある程度網羅されています(CLFで“出る範囲の俯瞰”には十分)
③ 書籍(SAA)
📘 一夜漬け AWS認定 ソリューションアーキテクト – アソシエイト[SAA-C03対応]直前対策テキスト
https://www.amazon.co.jp/dp/4798069086
※ SAAで頻出の主要サービスを一通り押さえる用途で使用
④ 書籍(全体理解の土台)
📘 AWSの基本・仕組み・重要用語が全部わかる教科書(見るだけ図解)
https://www.amazon.co.jp/dp/4815607850
⑤ 書籍(SAP)
📘 AWS認定資格試験テキスト&問題集
ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル 改訂第2版
https://www.amazon.co.jp/dp/4815617929
- SAP特有の「長文+制約条件+移行・運用」の問題に慣れるために使用
- 本番と同じノリの問題を回して、読み方と判断軸を固めた
⑥ ChatGPT(理解補助・要件分解・壁打ち)
- 分からない概念の噛み砕き説明
- 問題文の要件分解(Must/Betterの整理)
- 選択肢の比較(なぜ他がダメかの言語化)
- 自分の回答を「設計レビュー」される感覚で壁打ち
CFP対策(未経験)
CFPは「理解する試験」ではなく、
AWSという世界に慣れるための試験だと割り切りました。
意識したことは以下だけです。
- 深掘りしない(仕組みを理解しようとしない)
- サービス名と役割がなんとなく結びつけばOK
- 「このサービスは何担当か」だけ押さえる
- ハンズオンは不要(コスパが悪い)
CFPは
EC2 = サーバ
S3 = ストレージ
RDS = データベース
このレベル感が分かれば十分です。
ここで時間を使いすぎるのは 完全に非効率 です。
SAA対策(最重要)
SAAはよく「実務レベル」と言われますが、実態は
AWS設計パターンをどれだけ知っているかの試験
です。
やったことはシンプルです。
- よく出る設計パターンを丸暗記
- 問題集を最低3周
- 間違えた問題は「なぜ他の選択肢がダメか」を確認
- GPTに「この問題の設計意図を説明して」と聞く
特に重要なのは、
正解を覚えるのではなく「この要件ならこの構成」という反射を作ること。
例:
- 高可用性 → Multi-AZ
- スケーラブル → Auto Scaling
- 疎結合 → SQS / SNS
👉 理由は6〜7割理解でOK
SAAは「瞬発力」が合否を分けます。
SAP対策(別物)
SAPはSAAの延長ではありません。
問題の性質が完全に違います。
① まず問題文が長い(そして全て意味がある)
SAPでは、問題文に以下が混ざっています。
- 絶対に守る条件(Must)
- できれば満たしたい条件(Better)
- 将来やりたいこと
- 既存環境の制約
- コスト・運用・移行条件
👉 1文たりとも無駄な文章はありません
(逆に言うと、どこか1つ読み落とすと選択肢が全部ズレます)
② 選択肢は必ず「グルーピング」する(SAP最大のコツ)
SAPの選択肢は、わざと「似ている技術」を混ぜてきます。
だから、選択肢を1個ずつ見て悩むと負けます。
自分は必ずこうしていました。
2-1. まず“技術カテゴリ”で束ねる
例:
- 接続:Direct Connect / VPN
- L4/L7:NLB / ALB
- DB:Aurora / RDS / DynamoDB
- 実行基盤:Lambda / Fargate / EC2
- データ分析:Kinesis / SQS / MSK
👉 ここで「どれが正解っぽいか」は考えない
👉 まず“グループ”を作る
2-2. 次に“判断軸”でグループごと潰す
問題文のMust/制約に照らして、グループ単位で消します。
- 運用最小 → マネージド寄りのグループが残る
- コスト最小 → 過剰設計グループが消える
- 低遅延 → ネットワーク/キャッシュ寄りが残る
- 既存移行 → 互換性や移行難易度で消える
👉 これで 4択 → 2択 まで一気に落ちます。
③ 「紛らわしい不正解」は“惜しい”が、1点だけズレている
SAPの不正解選択肢は、
- コストは合っているが運用が重い
- 技術的には正しいが要件を満たしていない
- 将来要件に対応できない
- 過剰設計(やりすぎ)
みたいな 「それっぽい構成」 です。
ここで効いたのがGPTで、
- 「この選択肢がダメな理由を、要件に紐づけて説明して」
- 「この構成は過剰設計?それとも妥当?」
- 「残った2択の違いを一言で言うと?」
と聞くことでした。
④ 採点されない問題がある(深追いしない)
SAPには 採点されない問題(試験問題としての実験枠) が含まれています。
- 明らかに意味不明
- どれも微妙に見える
- 時間を食うだけ
こういう問題は 深追いしない のが正解です。
👉 悩みすぎたら「これは捨て問」と割り切る
👉 全体で合格ラインを超えればOK
⑤ 選択肢を先に見ない(超重要)
SAPで一番やってはいけないのが、
問題文を流し読みして選択肢を見ること
必ず、
- 問題文を最後まで読む
- Must(絶対条件)を抜き出す
- 制約条件(コスト・運用・既存環境・移行)を整理する
- Better(できれば)を拾う
- その後に選択肢を見る
この順番を崩さないことが、合否を分けます。
⑥ みんなが納得する「回答の決め方」(自分のテンプレ)
最後の2択で迷ったときは、これで決めていました。
- “問題文の主語”が何か(コスト?運用?移行?セキュリティ?)を確認する
- 主語に対して、より強く効く方を選ぶ
- 逆に、主語に関係ない最適化(過剰設計)は切る
さらに、最終確認として
- 「この設計をレビュー会で説明できるか?」
- 「“なぜ他の選択肢じゃダメか”を言えるか?」
を自問して、説明できない方は捨てました。
SAPは「満点狙いの試験ではない」
SAPは、
- 全問理解する必要はない
- 全問正解する必要もない
**「設計者として妥当な判断ができるか」**を見られています。
👉 満点より「確実に合格する設計思考」を目指す
👉 これが一番再現性が高い戦い方でした。
まとめ
- CFP → SAA → SAP の順番はおすすめ
- 書籍+公式+GPTで十分合格できる
- 満点狙いより「理解して合格」


