プラクティス名
プロダクトバックログ長さ制限
プラクティスの目的・狙い
- 本当に価値があるものに集中する
どんな時に使うか
- 優先度の低いアイテムが堆積し、PBLの見通しが悪くなってきた時
実施手順
- あらかじめPBLのアイテム数の上限を決めておく(30~60程度に設定するチームが多い)
- 未完了PBIの数が上限を超えたら優先度の低いものから容赦なく捨てる
アレンジ例
- PBRの最後に残りの空き数を提示し、捨てられるPBIがないか毎回POに確認する
アンチパターン
- 捨てたPBIを後から復活できるように別の場所に保管しておく
- アイテム数を減らすために1つのPBIに複数の要件を詰め込む
参考情報
出典の書籍
こぼれ話(私的コメント)
PBLの底の方に「これ、一生スプリント投入されないだろうな~」と思うアイテムがずっと居座っていることってありませんか? それに対する対策はただ一つ。消しましょう。忘れましょう。PBIはただそこにあるだけで関係者の注意力を都度消費してしまいます。価値の低いPBIよりもまだ見ぬPBIに意識を向けたいところです。物理的に削除するのは少し勇気が要るかもしれませんが、本当に必要なアイデアなら時を超えてまた挙がってくるでしょう。