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【プラクティス紹介】1分でさらっと分かる「リーンコーヒー」

Last updated at Posted at 2023-10-19

LeanCoffee.jpg

プラクティス名(別名)

リーンコーヒー (Lean Coffee)

プラクティスの目的・狙い

  • 限られた時間の中で多くのトピックについて話す
  • チーム全員の興味に沿ったトピックに集中する

どんな時に使うか

  • いつも特定のトピックに話題が偏ってしまい、その他が消化できずに終わることが多い
  • チームで話す際、特定の人だけが会話に参加しており、ほとんど話していない人がいる

実施手順

  1. ボードにReady/Doing/Doneの3レーンを準備する
  2. 各自、話したいトピックを1~3個ほど付箋に書き出しReadyに貼っていく
  3. どのトピックについて話したいか皆で投票し、得票順に並び替える(自分以外の付箋に投票)
  4. 最初のトピックをDoingに移動し、タイマーをセットして7分話す
  5. タイマーが鳴ったら、全員で親指投票し延長するかどうかを決める
    (サムズアップ=延長したい、サムズダウン=次のトピックへ、横にする=どちらでもよい)
  6. 大半が延長希望なら4分延長、半分程度なら2分延長とする
  7. 会議時間の許す限り、手順4~6を繰り返す

制限時間/延長時間は会議の目的/内容/人数などに応じて適宜調整する

アレンジ例

  • レトロスペクティブとして行う場合は最後にTryを決める時間を残しておく
  • トピックの書き出しは各自で事前に行っておく
  • 延長ルールを簡略化し、延長希望が半数以上なら2分追加とする(ただし延長は2回まで)

アンチパターン

  • 1つのトピックについてズルズルと話し続けてしまう(タイムボックスを守らない)
  • 複数の人が似たトピックを挙げていて結局テーマが偏る(→防止策:付箋を統合する)

参考情報

Qiitaにも体験記ありました!(内容が濃く、とても参考になります)

こぼれ話(私的コメント)

アジェンダのいらいないミーティング方法です。通常の会議だと声の大きい人の興味に偏りがちですが、この方式では「何を話すか」からを参加者が選ぶので、自分事として会話に参加できます。また全員の興味が可視化されるため、テンポよく次の話題に移ってゆけます。
反面、1つのトピックを深く掘り下げるのには向かないようです。また気づきを促す軸(書き出しの観点)は特に提供されないので、そもそもトピックがあまり挙がらないという場面ではもう一工夫要りそうです。

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