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【プラクティス紹介】1分でさらっと分かる「SMARTな目標」

Last updated at Posted at 2023-08-22

プラクティス名(別名)

SMARTな目標 (SMART Goals)

プラクティスの目的・狙い

  • アイデアを具体化し、実行可能なアクションに変える

どんな時に使うか

  • レトロで改善案が挙がるも、結局あまり実行されずに終わる、といったことがよくある時

実施手順

ふりかえりで挙がったアイデアのうち、次のスプリントで実行に移す改善策を具体化するため、以下の5点を満たす目標になるように整える。

頭文字 英単語 意味
S Specific 明確な、具体的な
M Measurable 計測可能な
A Achievable 達成可能な
R Relevant 適切な、問題に関連のある
T Time-bound 期限の明確な

例:
SMARTでない目標:無理せずこまめに筋トレを頑張る
SMARTな目標  :毎日腕立て伏せを10回する

アレンジ例

  • SMART化した改善アクションをプロダクトバックログアイテムとして追加する

アンチパターン

  • 「意識する」「頑張る」など、気持ちだけでどうにかしようとする表現になっている
  • 論理的には達成可能だが、物理的に達成不可能な(よくよく作業量を考えてみると到底間に合わない)目標になっている

参考情報

こぼれ話(私的コメント)

アジャイルプラクティスとしての紹介なので上記のような状況を使いどころとして例示しましたが、もともと目標管理の大原則的なものなので、何にでも使えます。「SMARTな目標」の出自は古く、1981年の論文まで遡るそうです。SMARTにどんな英単語を当てるかも諸説あるようで、歴史の長さを感じます。(Wikipedia参照)

せっかくレトロでいいアイデアが出たのに、目標がSMARTになっていなかったために、結局あまり実行されなかった、という残念な状況がたまにあります。そうなると目標を見直して次のスプリントでリトライ、ということになるのですが展開としては一周遅れになってしまうので、少し勿体ないです。

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