プラクティス名(別名)
バリュープロポジションキャンバス (VPC)
プラクティスの目的・狙い
- 顧客ニーズと提供サービスにズレがないかを検証する
どんな時に使うか
- 新製品/新機能/新サービスの企画検討時
(これから作るプロダクトが本当に必要とされるか確証が無い時)
実施手順
- 「①顧客への提供価値」と「②顧客セグメント」を簡潔に一文で記入する
- 「③顧客のしたいこと」⇒「④嬉しいこと」⇒「⑤嫌なこと」の順番で埋める
- 「⑥提供する製品」⇒「⑦増やす要因」⇒「⑧減らす要因」の順番で埋める
- 提供価値と顧客ニーズがマッチしているかをチェックする
- ズレがあれば、製品やサービスの内容を再検討する
ビジネスモデルキャンバスの中にある、「顧客セグメント(CS)」と「バリュープロポジション(VP)」に特化したキャンバス。PSF/PMF(Prodct Solution Fit/Product Market Fit)を確認するための手法。
アレンジ例
- 実際のエンドユーザにヒアリングしながら一緒にキャンバスを埋めていく
アンチパターン
- 提供する製品を念頭において逆算で「顧客のしたいこと」書き始める
- 書いたことに満足してしまい、記載した顧客のニーズが本当に合っているかを検証しない
参考情報
出典の書籍
WEBではNIJIBOXさんのサイトの解説がコンパクトにまとまっていて分かりやすかったです。
こぼれ話(私的コメント)
一目で見ただけで用途と使い方が分かるシンプルなキャンバスです。既存プロダクトへのちょっとした機能追加だと、ビジネスモデルキャンバスから書く、という展開にはならないので、これぐらいの軽いフォーマットの方が使いやすい気がします。これを一枚書いておくだけで、作った後でそもそも顧客ニーズに合ってなかったという事故に遭遇する可能性をだいぶ下げられるので、お守り代わりに使いたい一枚です。