プラクティス名(別名)
究極のプラクティス (自作プラクティス、オリジナルプラクティス)
プラクティスの目的・狙い
- 目の前の課題を解決する
どんな時に使うか
- チームが既存のプラクティスで解決できない課題に出会った時
実施手順
究極のプラクティスとはチームで自分たちの状況にあったオリジナルのプラクティスを考えること。
- 「これ、どうにかしませんか?」とチームに問題提起する
- 現状の問題点と最終的にどんな状態にしたいのかチーム内の認識を合わせる
- 解決策についてみんなで話し合う(最初はブレインストーミングなどから入るとよい)
- 方向性が見えてきたら「車輪の再発明」にならないよう、すでに同じプラクティスがないか調べる
- やることを決めたら最初から完璧を求めず、やりながら定期的に見直し、手法を洗練させる
- ある程度こなれてきたらノウハウをまとめ、名前をつけ、新しいプラクティスとして発表する
発表は社内発表/社外発表/WEB掲載などやり方を問わず。
素敵な名前をつけて世に送り出してあげて下さい。
いつの日かそのプラクティスが広まったら、自慢できるようになるかもしれません。
手順3.と4.は逆の方がよいという意見もあるかもしれません。ただ、自分たちの欲しいものがイメージできていない段階で既存の方法を探しても「あ、これだ!」とはならないので、この順番がよいと思います。また4.の時点でチーム外の有識者に聞いてみるというのも有効だと思います。
アレンジ例
- ゼロベースで考えるのが難しい場合は「パターン」を参考にしてみる
- 既存のプラクティスをいくつか組み合わせてみたり、大胆にカスタマイズしてみる
アンチパターン
- 1から考えるのが面倒なので、目的が異なるプラクティスを流用する
- 関係者が腹を割って対話すれば解決できる問題なのにプラクティスで解決しようとしている
こぼれ話(私的コメント)
思えばこれができるようになりたくて、プラクティスを収集を始めたのかもしれません。自分の知識の引き出しが多ければそれだけ解決に向けたアイデアも出しやすくなるだろうという単純な発想です。確かにそれも大事なのですが、最近はそれ以上に大事なものがあるな、と思うようになりました。状況を打開するには知識よりも、この状況を何とか変えたいという「想い」が重要な気がします。そういった意味では手順1.のあくしょんが最も大切なのかもしれません。