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【プラクティス紹介】1分でさらっと分かる「リリースプランニング」

Last updated at Posted at 2024-05-31

プラクティス名(別名)

リリースプランニング (リリース計画、リリース構想)

プラクティスの目的・狙い

  • いつ頃、何がリリースできそうか、大まかな見通しを立てる
  • ステークホルダー間の認識(期待)を擦り合わせる

どんな時に使うか

  • 「いつ頃リリースできそう?」という質問に答える必要がある時

アジャイル開発におけるリリースパターンは大まかに3つ。
①スプリント毎にリリース/②スプリント数回毎に/③全スプリント完了後に
理想としては①ですが、リリースゲートなどの都合で現実的に難しいケースもある。そうなると②のある程度機能的にまとまった単位でリリースする、という選択をすることが多い。その場合、どこまで出来たところでリリースするか、という計画が必要になってくる。

実施手順

  1. PBLを作成し、優先順位付けとコスト見積もりを行う
  2. スプリント期間とチームのベロシティ(過去実績など)から各PBIの完成時期をざっくり見積もる
  3. リリースの準備期間(UNDONEタスク)や判定基準を加味し、仮のリリース日を定める
  4. スプリントが進み、正確なベロシティが測れてきたら、適宜リリースプランを見直す

PBLの変動は当然リリースプランにも影響するため、リリース予定日はあくまでも"現時点の見通し"として扱う

アレンジ例

  • ユーザーストーリーマッピングを行い、1stリリース(MVP)、2nd、3rd・・・とリリースに必要なフィーチャー群を段階的に切り分ける
  • フィーチャーに関係なく定期的にリリースタイミングを設け、その日までに間に合った分を順次リリースする
  • 業務都合などでリリース日をズラせない場合はPBIの優先順位で調整する

アンチパターン

  • 見積もりに時間をかけ過ぎる
  • リリースプランを必達のマイルストーンとして関係者に確約する
    →できればリリース時期は幅を設けて伝えた方がよい(例:1月中旬~2月上旬)

参考情報

こぼれ話(私的コメント)

リリースプランを考える際、「いつ頃」という観点のほか「誰に」という観点もあります。例えば一部のユーザにだけ先行利用してもらうパターンとかですね。その点については別のプラクティス(カナリアリリースなど)で取り扱おうかと思いますので、本稿ではひとまず割愛させていただきます。

ちなみに僕自身はQiita記事のリリースプランは全く立てておらず、日々気の向くままに投稿しております!


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