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【プラクティス紹介】1分でさらっと分かる「スプリントプランニング」

Last updated at Posted at 2023-08-15

scrum_e_planning.jpg

プラクティス名(別名)

スプリントプランニング (スプリント計画、計画ゲーム)

プラクティスの目的・狙い

  • スプリントの目的とゴールの明確化
  • タスクの洗い出しと計画
  • 作業量の見積もり

どんな時に使うか

  • スクラムでは必須(各スプリントの冒頭で実施する)
  • スプリント作業が場当たり的に進んだり、作業量が多くて終わらない、といった事態を防止したい時

実施手順

  1. POが今回のスプリントでしたいこととその理由を説明し、スプリントゴールを提案する
  2. プロダクトバックログの中から今回対象とするアイテム(PBI)をいくつか選ぶ
  3. PBIを実現するために必要なタスクを全て洗い出し、スプリントバックログに落とし込む
  4. 個々のタスクは1日以内で完了する粒度まで詳細化し、作業量を見積もる

上記1.で何故(Why)を、2.で何(What)を、3~4.でどのように(How)を突き詰める。
計画段階でチームのキャパシティを超えているようであれば、持続可能なペースとは言えないので、スプリントゴールとPBIの選択を見直す。

アレンジ例

  • 時間短縮のためDEVをペアに分け、分担してタスク分解し、それを持ち寄る
  • タスク洗い出し後、「完成の定義」を確認し、作業漏れがないか確認する

アンチパターン

  • タスク粒度が大きすぎて、各タスクを進捗率で管理しようとする
    (→進捗はシンプルにタスクの完了/未完了だけで管理すべき)

参考情報

公式スクラムガイド(2020年日本語版)

こぼれ話(私的コメント)

タスクを全て消化したハズなのに、いざリリースしようとすると、じゃあこれもやっておかないとね、と隠れタスクが顔を出すことがあります。これはUndoneタスクと呼ばれるもので、計画時のタスクの洗い出しが不十分だったか、完成の定義が不十分であることを意味します。またそもそもPBIを消化できたかどうかで意見が分かれる場合は受け入れ条件(AC)が不明確だった可能性があります。いずれにせよ最初から完璧な計画を立てることは難しいので、スプリントを重ねる中で精度を高めていく必要がありそうです。

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