LoginSignup
0
0

【プラクティス紹介】1分でさらっと分かる「プロダクトバックログリファインメント」

Posted at

プラクティス名(別名)

プロダクトバックログリファインメント (PBR、バックロググルーミング、バックログ管理)

プラクティスの目的・狙い

  • PBIをスプリントに投入できる記載粒度(Readyな状態)に整える
  • 検討内容や新たな知見を反映し、PBLを最新化する

どんな時に使うか

  • 直近のスプリントで対象になりそうなPBIを詳細化したい時
  • フィードバックに基づいて要件/見積/優先順位を見直したい時

実施手順

  1. PBRの実施タイミングは特に定められていない(が、定期的な開催推奨)
  2. 出席者はPO,DEV,SM(と必要に応じて対象PBIに関係するステークホルダー)
  3. PBLの記述をベースに、DEVが不明点や仕様をPO(&ステークホルダー)に確認する
  4. 確認結果はPBLに反映するが、書ききれない場合は別途設計メモなどに残す
  5. 直近で投入対象になりそうなPBIはDEVが実作業に入れるレベルまで詳細化しておく
パターン 具体的な作業内容
追加 新たな要望やアイデアをPBIとして追加する
更新 記述を詳細化する、変更点を反映する、ACを追記する、等
分割 大きすぎるPBI(エピック)を複数のアイテムに切り分ける
統合 重複する内容や一度に処理できるPBIを1つにまとめる
削除 不要、または価値が低いと判断されたPBIを捨てる
見積もり コスト(作業量)を見積もる、実績に基づき再見積もりする
並び替え PBIの優先順位を入れ替える、PBIに依存関係がないかチェックする

アレンジ例

  • PBRを定期イベント化する(例:スプリントレビュー後に行う、など)

アンチパターン

  • 会議に必要なステークホルダーが出席しておらず、POの持ち帰り確認が増える
  • 優先順位の低いPBIに関しても詳細しようとする(ムダになる可能性が高い)

参考情報

公式スクラムガイド(2020年日本語版)

定番、AgileStudioのアジャイルプラクティスマップから。

こぼれ話(私的コメント)

PBRのタイムボックスについて、スクラムガイド2017では、「開発チームの作業の10%以下にすることが多い」という記述がありました。これを多いと見るか、少ないと見るかは現場によるかもしれません。ウォーターフォール開発における要件定義~詳細設計に相当すると考えると少し足りない気もしますが、アジャイル開発の場合はDEVが手を動かせる程度まで話を詰めたら後は実物で確認しよう、というスタンスで臨んだ方が良さそうです。またPOがボトルネックになりやすい作業でもあるので、PO-DEVの人数比によっても適正な時間配分は変わってきそうです。

 アジャイルプラクティス一覧へ戻る

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0