VZエディタは、8086アセンブラで書かれたDOS用のエディタです。
c.mosさんによるEZエディタという書籍に付属したエディタがありました。
一段階、高度になって生まれたのがVZエディタです。
VZエディタの初版の特徴を記載します。
1 8086アセンブラでMS-DOS用に記述している。
2 PC-9801用のハードウェア処理を高速に行っている。
3 VZ.DEFというマクロで、基本設定ができる。
4 著者本人は、CMOS.DEFという個人用の設定を利用している。
5 ゲームがマクロでついてきた。
6 日経MIXのアセンブラ会議で技術的な質疑があった。
7 OPTASMでアセンブルすると、MASMより少し小さくなる。
小さくて、高速処理ができることと、他のエディタの半額程度で入手しやすい。
売れ行きが伸びていきました。
8 他の機種への移植版が利用者が作衛した。
9 Mifes互換マクロが公開された。
10 IBM-PC用を同梱する1.5が、同価格で発売された。
この時点でのアセンブラのソースを振り返ってみる。
1 PC-9801とIBM-PCの共通部分がフォルダ構成、ファイル構成がよく整理できている。
2 アセンブラのソースコードが、関数としてよくまとまっている。
ひとふでがき でない。
スパゲッティプログラムでない。
あみだくじ でない。
肥大化していない。 PC-9801版からIBM-PC版が追加になってもさほど肥大化していない。
なんでも屋 は、ライブラリとして優秀ななんでも屋で、無駄、重複などがさほどない。
老舗温泉旅館 じゃない。 PC-9801版にIBM-PC版を追加する際に、PC-9801版の構造を見直している。