「Microsoft Edge」を久しぶりに触ったら、「Chromium ベース」になっていて良さげだったので、既定のブラウザにしてしばらく使ってみました。
しかし、使っていてどうしても気になったのが、「アドレス バー、ホームボタン、起動時」は検索方法を任意に変更できるが、「新しいタブ」では「Bing」を使用させられることです。
「アドレス バー、ホームボタン、起動時」を任意の検索方法に変更する
このセクションで記載するのは、標準で提供されている機能を使用した安全な方法です。
■ アドレス バー
[・・・] → [設定(S)] → [プライバシーとサービス] → [アドレス バー]
edge://settings/search
■ ホームボタン
[・・・] → [設定(S)] → [外観]
edge://settings/appearance
■ 起動時
[・・・] → [設定(S)] → [起動時]
edge://settings/onStartup
「新しいタブ」を任意の検索方法に変更する
このセクションで記載するのは、標準で提供されていない機能を使用した方法です。
方法1: 「新しいタブ」が開いた瞬間に拡張機能で強制的に変更する。
・こちらのメリットは「ユーザー権限」の範囲で対応できる(無理矢理っぽさはある)。
・デメリットとしては、一瞬ちらつく、開きなおすので「新しいタブ」ではない。
New Google Tab
方法2: ローカルグループポリシーで定義する。
・こちらのメリットは、完ぺきな結果が得られる。
・デメリットとしては、「システムフォルダとレジストリ」に変更を加える必要がある。
※よって、何か障害が起きたとしても、「自 己 責 任」です。
まず手順を最後まで目を通して、これから何をするのかを理解した上で実行することを推奨します。
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ポリシーファイルを取得する
GET POLICY FILES
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ポリシー定義を追加する
ダウンロードした、[MicrosoftEdgePolicyTemplates.zip] → [windows] → [admx] フォルダにある、「ja-JPフォルダ、msedge.admx、msedgeupdate.admx」の3つを「C:\Windows\PolicyDefinitions\」フォルダに上書きする。
3-1) 新しいタブページのURLを構成する
ローカル グループ ポリシー エディターを開いて、[コンピュータの構成] → [管理用テンプレート] →
[Microsoft Edge - 既定の設定(ユーザーはオーバーライドできます)] →[スタートアップ、ホームページ、新しいタブページ] → [新しいタブページのURLを構成する]を開いて、「新しいタブページのURL」を設定する。
3-2) 設定は完了したが、この変更は「ブロック」される
edge://policy/
理由は「このポリシーは、Microsoft Active Directoryドメインに参加しているWindowsインスタンス、またはデバイス管理に登録されているWindows 10 ProインスタンスやWindows 10 Enterpriseインスタンスでのみ利用できます」ということです。
3-3) レジストリを変更して上記条件を満たすようにする
※以下は参考にしたサイトです。
How to apply restricted Edge based on Chromium Policies like and several more without domain-joining the Devices by using a “Fake-MDM-Provider”.
3-4)「EdgeChromium-Fake-MDM-Provider-Policies.zip」をダウンロードする
上記サイトを開いて、「single zip-File」のリンクからダウンロードする。
3-5)「MDM-FakeEnrollment-Win10_v1809_v1909.reg」を実行する
「MDM-FakeEnrollment-Win10_v1809_v1909.reg」をテキストエディタで開いて、『レジストリの何が変更されるか』を理解した上で実行する。
その他
ローカルグループポリシーで[新しいタブページのURLを構成する]した場合は、「ホームボタン、起動時」の設定を初期値(新しいタブ)にしておいたほうが良いと思います。
例えば、「お気に入りバーの表示(S)」は初期値が「新しいタブにのみ表示(O)」になっているため、上記設定を「新しいタブ」から変更した場合、表示されなくなります。