Facebook Messenger Platform で出来ることとその恩恵(1)

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速報と言えないほど時間経ちましたが…せっかくなのでまとめてみました。

Facebook が Facebook Messenger プラットフォームを公開したことが話題となっています。
Facebook、Messengerプラットフォームを公開。コンテンツ作成や企業との対話に利用 - TechCrunch

今回は、発表されている中でも特に Messenger Content Apps について取り上げます。
Customer-To-Business Chat はまたの機会に。(こちらの方がインパクトデカいです…)

さて、Messenger Content Apps では、アプリと Messenger の統合を更に密にする事が出来ます。
統合の種類には二つあります。しょぼいのと結構すごいのとです。

  1. Basic
  2. Optimized

結論から言って、画像や動画を扱わないアプリにはあまり関係がありません。
「スタンプ」を提供したり、「画像の編集」「画像の検索」といった機能を提供するアプリが、主な対象になります。

Basic

Facebook Messenger を使い、画像やテキストを投稿する事が出来ます。

アプリ名 / アイコンが表示されます。(どこ?)

ちなみにこれは以前から可能でした。

Optimized

Facebook Messenger 用に特別に統合することを Optimized Integration と呼びます。
便宜のため、この統合がなされたアプリを以下 Optimized アプリと呼びます。

Optimized アプリに必要な機能は Messenger からの呼び出しを受け 画像か動画、音声を返すだけ です。
たとえば「スタンプ」を選択して送信したり、画像を編集して投稿する、といったことが想定されています。

この機能を実装する事により、ユーザは Messenger からアプリをスイッチせずに様々なコンテンツを送信出来ます。

さて、Optimized アプリは以下の恩恵を受ける事が出来ます。

  1. メッセージに「インストール」ボタンを付けることが出来る
  2. アプリ選択画面下のアプリストアでインストールする事が出来る
  3. アプリを使って送信されたメッセージに、更にアプリを使い返信をするための「リプライ」ボタンを付けることが出来る

メッセージに「インストール」ボタンを付けることが出来る

Optimized アプリから送信されたコンテンツには「アプリ名 / アイコン」と「インストール」ボタンが表示されます。
インストールボタンを押すと OS の適切なアプリストアに飛びます。

普通に使っているだけで、アプリインストールの導線をついでに送信する事になります。
ヴァイラル性を向上することが出来ます。(Hotmail みたい)

ぶっちゃけ一番の目玉恩恵だと思います。

アプリストア

アプリを選択する画面の下部分にて、アプリストアが提供されています。

ここに上位で表示されるかどうかは質 or 中の人とのコミュニケーション次第です(多分)
チャネルが増え、インストール数を増やす事が出来ます。

ちなみに今のところアプリ選択の導線はこれです。小さいです。

Facebook-2.png

メッセージに、アプリに飛ぶ「リプライ」ボタンをつけられる

既にあなたのアプリがインストールされている場合、「インストール」ボタンではなく「リプライ」ボタンが付きます。

例えば、スタンプに対してスタンプで返信する、といったことが即座に出来るようになります。
これまでは、アプリが断絶されていましたので、スタンプを探す為にアプリをスイッチし、スタンプをコピーし、手動で投稿する、といった面倒くさい手順が必要でした。

実際の Optimized アプリ

Facebook Messenger アプリがアップデートされていれば、投稿画面の「その他」からアプリを選択する事が出来ます。
体験を試してみてください。

また、Optimized 先行実装(コネぇ…)のアプリ一覧がこちらで挙げられています。

Messenger Platform Showcase : https://developers.facebook.com/docs/messenger/showcase

Optimized 統合の実装

ざっくりとした動作の流れ。

  1. Messenger からあなたのアプリが呼び出されます
  2. あなたのアプリは画像や動画、音声を結果として返却します
  3. Messenger は受け取ったメディアをメッセージとして送信します

iOS であれば URL Scheme, Android であれば Activity Result の仕組みを使い、それぞれ実装されています。

詳しくは、各プラットフォームの実装ガイドを参照してください。

Optimize したい!

Optimized に必要な機能を、実装ガイドに沿って実装し、レビューに出すだけです。
レビューに通れば上述の恩恵を受ける事が出来ます。

おおよそ以下の観点でレビューが行なわれます。

  1. 適切な動作が適切に実装されているか。
  2. Messenger App にふさわしい機能を提供しているか(要はコミュニケーション用のアプリかどうか)
  3. 標準の FB ガイドラインに違反していないか

Messenger App Review : https://developers.facebook.com/docs/messenger/review

まとめ

メッセージに直接インストールボタンが付くのはでかいと思います。

ただ、当たり前ですが、(写真や動画を介した)コミュニケーションに関連したアプリのみが対象となりますので、嬉しいアプリは少ないかな、と。

参考文献