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Claude Code Ultraplan & Ultrareview入門 — クラウドで計画・レビューする実践ガイド

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Last updated at Posted at 2026-04-30

はじめに

Claude Code でコードを書いていると、次の2つの場面でターミナルの限界を感じることがあります。

  • 大きな機能の実装計画を立てる場面: テキストだけのプランを見ながら「ここを修正してほしい」と何度もやり取りするのは不便
  • マージ前に深いコードレビューをしたい場面: ローカルの /review は速いが、複雑な変更では見落としが心配

これを解決するのが、Claude Code の新機能 Ultraplan(計画をクラウドへ)と Ultrareview(レビューをクラウドへ)です。

この記事で学べること

  • Ultraplan でプランニングをクラウドにオフロードし、ブラウザで精密にフィードバックする方法
  • Ultrareview でマルチエージェントが並列実行する深いコードレビューをマージ前に走らせる方法
  • 2つの機能の使い分けとワークフローへの組み込み方

対象読者

  • Claude Code を日常的に使うエンジニア
  • 大規模なリファクタリングや機能追加で計画フェーズを丁寧にやりたい方
  • マージ前のバグ検出精度を上げたい方

前提環境

  • Claude Code v2.1.91 以降(Ultraplan)、v2.1.86 以降(Ultrareview)
  • Claude.ai アカウント(Pro または Max プラン)
  • GitHub リポジトリ

TL;DR

  • Ultraplan: /ultraplan {タスク} でプランニングをクラウドに移譲。ブラウザでインラインコメントを付けて精緻化し、クラウドまたはローカルで実装
  • Ultrareview: /ultrareview でマルチエージェントがクラウド上でバグを並列検証。Pro/Max は 3 回無料(2026年5月5日まで)
  • 両機能とも Bedrock / Vertex AI / Foundry では利用不可(Claude.ai アカウント必須)

Ultraplanとは

Ultraplan は、Claude Code の CLI から計画タスクを Claude Code on the web のクラウドセッションに移譲する機能です。

/ultraplan migrate the auth service from sessions to JWTs

従来のローカルプランニングとの違いは以下の通りです。

項目 ローカルプラン Ultraplan
実行場所 ローカルターミナル Anthropic クラウド
レビュー方法 テキストベース ブラウザでインラインコメント
ターミナルの占有 プラン中は占有 解放される
フィードバック粒度 会話全体への返答 段落単位でコメント

ターミナルが解放されるため、Ultraplan がクラウドで動いている間、ローカルで別の作業を並行できます。

Ultraplan の仕組み

Ultraplan を起動すると、Claude Code は GitHub リポジトリを一時クラウドコンテナにクローンし、Plan Mode でコードベースを解析します。完成したプランはインタラクティブな Web UI に表示され、レビュー待ちになります。

Ultraplan は Research Preview です。Claude Code v2.1.91 以降が必要で、GitHub リポジトリと Claude.ai アカウント(Pro または Max)が前提です。Amazon Bedrock・Google Cloud Vertex AI・Microsoft Foundry では使用できません。


Ultraplan の使い方

ステップ1: 起動する(3つの方法)

方法A: /ultraplan コマンド

最も明示的な方法です。

/ultraplan migrate the auth service from sessions to JWTs

方法B: 通常プロンプトに "ultraplan" を含める

会話の流れで自然に起動できます。

I need an ultraplan for refactoring the payment module to support multi-currency.

方法C: ローカルプランから昇格させる

Claude がローカルでプランを作り終えたとき、承認ダイアログで 「No, refine with Ultraplan on Claude Code on the web」 を選ぶと、そのプランがクラウドに転送されます。この経路はダイアログ選択自体が確認なので、追加の確認ダイアログは表示されません。

Ultraplan 起動中は Remote Control が自動的に切断されます。両機能は claude.ai/code インターフェースを共有するため、同時実行できません。

ステップ2: ターミナルのステータスを確認する

起動後、CLI のプロンプト入力欄にステータスインジケーターが表示されます。

ステータス 意味
◇ ultraplan Claude がコードベースを調査・プランを下書き中
◇ ultraplan needs your input Claude が確認事項を質問中(ブラウザで回答)
◆ ultraplan ready プランが完成。ブラウザで確認可能

/tasks を実行してUltraplanエントリを選ぶと、セッションリンク・エージェントアクティビティ・Stop ultraplan アクションを含む詳細ビューを開けます。

ステップ3: ブラウザでレビューして実行する

◆ ultraplan ready になったらセッションリンクを開きます。

レビュー操作

  • インラインコメント: 任意のテキストをハイライトしてコメントを追加 → Claude が当該箇所を修正
  • 絵文字リアクション: 承認・懸念を絵文字でシグナル
  • アウトラインサイドバー: 長いプランのセクション間をジャンプ

何度でも改訂できます。プランに満足したら、実行場所を選びます。

実行オプション A: クラウドで実装

「Approve Claude's plan and start coding」 を選ぶと、同じクラウドセッションで実装が進みます。完了後は Web インターフェースからDiffをレビューし、PR を作成します。

実行オプション B: ターミナルに転送

「Approve plan and teleport back to terminal」 を選ぶと、プランがローカルに転送されます。ターミナルに以下のダイアログが表示されます。

オプション 動作
Implement here 現在の会話にプランを注入して継続
Start new session 新しいセッションを開始(上部に claude --resume コマンドを表示)
Cancel プランをファイルに保存のみ(ファイルパスを表示)

Ultrareviewとは

Ultrareview は、マージ前の深いコードレビューをクラウド上のマルチエージェントフリートで実行する機能です。

/ultrareview

通常の /review との最大の違いは、すべての指摘が独立したエージェントによって再現・検証される点です。誤検知が大幅に減り、実際のバグに絞った結果が返ってきます。

/review/ultrareview の比較

項目 /review /ultrareview
実行場所 ローカルセッション クラウドサンドボックス
深度 シングルパスレビュー マルチエージェント + 独立検証
所要時間 数秒〜数分 5〜10 分
コスト 通常使用に含む 無料枠後は $5〜$20 / 回(extra usage)
適した用途 開発中の高速フィードバック マージ前の確信を得たい場面

Ultrareview は Research Preview です。Claude Code v2.1.86 以降が必要です。Claude.ai アカウントで認証(/login)が必要で、Bedrock・Vertex AI・Foundry では使用できません。また、Zero Data Retention を有効にしている組織では使用できません。


Ultrareview の使い方

基本: ブランチのレビュー

引数なしで実行すると、現在ブランチとデフォルトブランチのdiffをレビューします(コミット済み・未コミット・ステージング済みの変更を含む)。

/ultrareview

起動前に、以下を示す確認ダイアログが表示されます。

  • レビュースコープ(ファイル数・行数)
  • 残りの無料実行回数
  • 推定コスト

確認後はバックグラウンドで実行されるため、セッションで他の作業を継続できます。

PR モード: Pull Request をレビュー

PR 番号を渡すと、GitHub から直接 PR をクローンしてレビューします。

/ultrareview 1234

PR モードには github.com リモートが設定されたリポジトリが必要です。リポジトリが大きすぎてバンドルできない場合、Claude Code はPRモードの使用を促します。

結果の確認

レビューには通常 5〜10 分かかります。完了すると、セッションに通知として結果が表示されます。各指摘には以下が含まれます。

  • ファイルの場所(行番号)
  • 問題の説明

指摘を見てすぐ Claude、これを修正して と頼めます。

進行中のレビューは /tasks で確認・停止できます。停止した場合、途中の結果は返ってきません。

料金体系

Pro・Max ユーザーは 2026年5月5日までに使える 3回分の無料実行枠 があります。

プラン 無料実行 有料時の単価
Pro 3回(2026年5月5日まで) $5〜$20 / 回(extra usage)
Max 3回(2026年5月5日まで) $5〜$20 / 回(extra usage)
Team / Enterprise なし $5〜$20 / 回(extra usage)

有料の場合は extra usage として課金されるため、事前に extra usage を有効にしておく必要があります。/extra-usage で現在の設定を確認・変更できます。


Ultraplan と Ultrareview の使い分け

2つの機能は、開発サイクルの異なるフェーズをカバーします。

[実装前]              [実装中]         [マージ前]
  ↓                    ↓                 ↓
Ultraplan           /review          Ultrareview
(クラウドでプラン)   (ローカル高速)   (クラウド深堀り)

推奨ワークフロー

大きな機能追加・リファクタリング時:

  1. ultraplan で認証サービスをJWT方式に移行する計画を立てて と依頼
  2. ブラウザでプランをレビュー・コメントでフィードバック
  3. Approve plan and teleport back to terminalImplement here でローカル実装
  4. 実装中は /review で高速フィードバックを繰り返す
  5. PR を作成したら /ultrareview {PR番号} でマージ前の最終確認

小さなバグ修正・軽微な変更時:

  • Ultraplan / Ultrareview は不要
  • ローカルの Claude Code で実装・/review で確認して PR

まとめ

Claude Code の Ultraplan と Ultrareview は、クラウドインフラを活用して計画とレビューの品質を大幅に向上させる機能です。

  • Ultraplan: ブラウザの豊富なレビューUIでプランを精緻化し、クラウドまたはローカルで実装を選べる
  • Ultrareview: マルチエージェントが独立検証した高信頼度のバグ指摘をマージ前に受け取れる
  • 両機能とも Claude.ai アカウント(Pro/Max)が必要で、Bedrock/Vertex AI/Foundry では使用不可

どちらも Research Preview 段階ですが、大規模な変更を扱う場面では今すぐ試す価値があります。Pro/Max ユーザーは Ultrareview の無料枠(3回)を 2026年5月5日までに使い切りましょう。

参考リンク

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