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Claude Code /code-review完全ガイド — GitHub PRへインライン自動レビューを実現する

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Last updated at Posted at 2026-05-28

Claude Codeのコードレビュー機能コンセプト図

はじめに

Claude Code v2.1.147(2026年5月21日リリース)で、コードレビュー機能が大幅に刷新されました。

旧コマンド /simplify(コードの簡素化・修正)から /code-review(バグ検出・レポート)に名称と目的が変わり、--comment フラグを使うと GitHub PRのインラインコメントとして指摘事項を直接投稿 できるようになりました。

さらに、Team/Enterprise 向けの GitHub Code Review マネージドサービスもリサーチプレビューとして提供されており、PRオープン時に自動でレビューが走る仕組みが整っています。

本記事では以下を解説します。

この記事で学べること

  • /code-review コマンドの使い方と effort level の選択基準
  • --comment フラグで GitHub PR にインラインコメントを投稿する方法
  • GitHub Code Review(マネージドサービス)のセットアップと料金
  • REVIEW.md によるレビュー挙動のカスタマイズ

対象読者

  • Claude Code を日常的に使っている開発者
  • GitHub の PR レビューを自動化したいエンジニア
  • チームで Claude Code を導入している開発リーダー

前提条件

  • Claude Code がインストール済み(v2.1.147 以降推奨)
  • GitHub リポジトリでの作業環境
  • GitHub Code Review(マネージドサービス)を使う場合は Team または Enterprise プラン

TL;DR

  • /code-review は v2.1.147 で /simplify から刷新され、「バグ検出・レポート専用」コマンドになった
  • --comment フラグを付けると現在チェックアウト中の GitHub PR にインラインコメントを投稿できる
  • effort level(lowmax)で指摘の広さと確信度を調整できる
  • Team/Enterprise では GitHub Code Review マネージドサービスにより PR オープン時の自動レビューが可能
  • REVIEW.md ファイルで独自のレビュールールをパイプラインに注入できる

/code-review コマンドの概要

/code-reviewコマンドの構文とeffort levels説明図

基本構文

/code-review [low|medium|high|xhigh|max] [--comment] [target]

公式ドキュメント — Code Review によると、このコマンドは bundled skill として実装されており、「現在の diff を対象に正確性バグを報告し、ファイルは編集しない」という設計です。

/simplify と異なり、コードの修正・変更は行わず、問題点の発見と報告のみ に特化しています。

/simplify との違い

項目 /simplify(旧) /code-review(新)
主な用途 コードの簡素化・クリーンアップ バグ・問題点の検出・レポート
ファイル編集 あり なし(レポートのみ)
GitHub連携 なし --comment でPRコメント投稿
エイリアス /simplify は引き続き動作

effort level の選択基準

/code-review の第1引数には effort level を指定します。指定しない場合はセッションの現在の effort level が使用されます。

各レベルの特徴

Level 指摘数 確信度 処理時間 推奨シーン
low 少ない 高い 速い 軽微な変更・タイムプレッシャーのある PR
medium 少〜中 高い 普通 通常の機能追加・バグ修正
high 中〜多 中程度 遅い 大きなリファクタリング・重要な機能
xhigh 多い やや低め 遅い セキュリティレビュー・ライブラリ更新
max 最多 低め含む 最も遅い リリース前最終チェック・クリティカルなコード

注意: highmax では確信度の低い指摘も含まれるため、誤検知のトリアージが必要になります。日常的なレビューには lowmedium が適しています。

使用例

# デフォルト(現在のセッション effort level)
/code-review

# 高速・高確信度レビュー(小さな変更に)
/code-review low

# 網羅的レビュー(重要な機能変更に)
/code-review high

# 特定のファイル/ディレクトリを対象に
/code-review medium src/auth/

--comment フラグ — GitHub PR へのインライン投稿

基本的な使い方

# 現在チェックアウト中の PR にインラインコメントを投稿
/code-review --comment

# effort level と組み合わせる
/code-review high --comment

# 特定のターゲットを指定
/code-review medium --comment src/

--comment フラグを付けると、Claude が検出した問題点を 現在の GitHub PR のインラインコメント として直接投稿します。ターミナル上のレポートではなく、GitHub のコードレビュー画面で確認・議論できる形式になります。

前提条件と認証

--comment を使うには、以下が必要です。

  1. GitHub CLI (gh) がインストール・認証済みであること
  2. 現在の作業ブランチに対応する PR が存在すること
  3. PR の write 権限があること
# GitHub CLI のインストール確認
gh --version

# 認証状態の確認
gh auth status

投稿される指摘の形式

GitHub のインラインコメントとして投稿される内容には、以下が含まれます。

  • 問題のある行: 具体的なコード行へのインライン指摘
  • 問題の説明: バグ・潜在的な問題の説明
  • 推奨される修正方向: 修正のヒント(コードの書き換えは行わない)

Code Review マネージドサービス(GitHub連携 / Team・Enterprise)

GitHub Code Reviewマネージドサービスのアーキテクチャ図

概要

/code-review --comment がローカルの CLI コマンドであるのに対し、GitHub Code Review は PR 連携によって自動的にレビューが走る マネージドサービス です。

公式ドキュメント — Code Review によると、このサービスはリサーチプレビューとして Team/Enterprise プランのユーザーに提供されています(正式名称: Code Review、GitHub リポジトリと連携する Claude Code の機能)。

特徴

  • 自動トリガー: PR オープン時・push 時に自動起動
  • マルチエージェント: 複数の専門エージェントが diff と コードベース全体 を並列解析
  • 偽陽性除去: 検証ステップを経てからコメント投稿
  • 重大度タグ: 3種類のラベルで優先度を明示

重大度タグ

タグ 意味 対応目安
🔴 Important マージ前に修正すべきバグ 必須対応
🟡 Nit 軽微な問題・改善提案 任意対応
🟣 Pre-existing 今回の PR では導入していない既存バグ 別途対応

トリガー方法

# PR のトップレベルコメントに投稿(以降の push にも自動反応)
@claude review

# 1回のみレビュー
@claude review once

料金

公式ドキュメント によると、1レビューあたり平均 $15〜25 かかります。Team/Enterprise プランのサブスクリプション利用量とは別に、usage credits で請求されます。

参考: ローカルの /code-review --comment はサブスクリプションの通常使用量として計算されるため、GitHub Code Review マネージドサービスよりもコストを抑えられます。


REVIEW.md によるカスタマイズ

仕組み

リポジトリのルートに REVIEW.md を配置すると、その内容が 最高優先度 でレビューパイプラインに注入されます。CLAUDE.md とは別ファイルとして管理します。

REVIEW.md の記述例

# コードレビューガイドライン

## 優先的にチェックする項目
- SQL クエリのパラメータバインディング(SQLインジェクション防止)
- 外部入力のバリデーション
- エラーハンドリングの漏れ

## スキップする項目
- スタイルの問題(ESLint/Prettier が別途対応)
- テストファイルのコメント

## プロジェクト固有の規約
- 全ての API エンドポイントは `src/api/` に配置
- DB スキーマ変更は必ずマイグレーションファイルとセット

## 指摘の優先度
- セキュリティ関連は必ず 🔴 Important でラベル
- パフォーマンス問題は high effort 以上のみ報告

CLAUDE.md との使い分け

ファイル 適用範囲 主な用途
CLAUDE.md 全ての Claude Code 操作 プロジェクト全体のコンテキスト・規約
REVIEW.md コードレビューパイプラインのみ レビュー固有のルール・チェックリスト

v2.1.147 の他の新機能

バックグラウンドセッション Ctrl+T ピン留め

同バージョンで追加されたもう一つの機能が、claude agents 画面(Agent View)でのセッションピン留めです。

# Agent View での操作
Ctrl+T → 選択中のセッションをピン留め / 解除(トグル)

ピン留めしたセッションの特徴:

  • リスト最上部に表示
  • 約1時間のアイドル後も プロセスが停止しない
  • Claude Code バイナリの自動更新時に in-place で新バージョンへ再起動
  • メモリ不足時も非ピンセッションより優先して保護

長時間実行のエージェントや、毎朝使いまわすセッションに有効です。


実践的な使い方

日常のコードレビューフロー

# 1. 作業ブランチで変更を確認
git diff --stat

# 2. Claude Code でクイックレビュー(高確信度のバグのみ)
/code-review low

# 3. 問題なければ PR に投稿
/code-review low --comment

# 4. 重要な変更は網羅的にチェック
/code-review high --comment

CI/CD パイプラインとの組み合わせ

GitHub Code Review マネージドサービスを使う場合、PR ベースのワークフローに自動でレビューを組み込めます。

# PR テンプレート(.github/pull_request_template.md)に追記

## レビューリクエスト
- [ ] 自動チェック待ち
- `@claude review` コメントで Claude レビューを手動トリガー可能

チーム導入時の推奨設定

# REVIEW.md(チーム共通ルール)

## セキュリティチェック(必須)
- 認証・認可の漏れ
- センシティブデータのログ出力

## パフォーマンス(high以上でのみ報告)
- N+1 クエリ
- 大量データの同期処理

## スキップ
- ドキュメント・コメントのみの変更
- テストコードのスタイル

まとめ

  • /code-review は v2.1.147(2026-05-21)で刷新。「バグ検出・レポート専用」コマンドとして再設計された
  • effort level で指摘の網羅性と確信度を調整できる。日常的なレビューには lowmedium が適切
  • --comment フラグ で GitHub PR のインラインコメントとして指摘を直接投稿できる
  • GitHub Code Review マネージドサービス(Team/Enterprise)では PR オープン時の自動レビューが可能
  • REVIEW.md でプロジェクト固有のレビュールールを最高優先度でパイプラインに注入できる

コードレビューの品質向上と自動化に、ぜひ活用してみてください。

参考リンク

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