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「ノンデザイナーズ・デザインブック 第4版」の内容メモ

Last updated at Posted at 2020-05-04

良いデザインの4つの基本原則

    1. 近接
    • 関連する項目を近づけて配置することでグループ化する
    1. 整列
    • 右揃えや左揃えなどを意識しページ上の項目に視覚的つながりを作る
    1. 反復
    • デザイン上の何かの特徴を作品全体を通して繰り返す
    1. コントラスト
    • 書体の選択、線の太さ、色、形、サイズ、スペースなどでコントラストをつける

1つの原則だけを使うということは滅多にない。

1. 近接

関連する項目を近づけて配置することでグループ化(組織化)する。近づけることで関係のある1個のグループに見えるようになる。
注意する点として、関連しない項目は離して配置し、関連しない情報同士は近づけてはならない。また、個別の要素を作りすぎてはいけない。

2. 整列

右揃えや左揃えなどを意識しページ上の項目に視覚的つながり(一体化と組織化)を作る。整列させることで、各要素間に自然と力強い透明な線が生まれ、離れていても情報が結び付けられ洗練された印象となる。
中央ぞろえを使う場合は、テキストの幅を変化させると強調され効果的に見せられる。
注意点としては、同一ページ上で2種類以上の文字そろえを用いないこと(特に中央ぞろえを用いる場合)。

3. 反復

デザイン上の何かの特徴を作品全体を通して繰り返す。太いフォント、太い罫線、ビュレットの種類、デザイン、色、フォーマット、配置などを反復して配置することで統一感が生まれる。

4. コントラスト

書体の選択、線の太さ、色、形、サイズ、スペースなどでコントラストをつける。コントラストをつけることで焦点が作り出され、ページに面白みを生み読者の目を引き付けることができる。また、ページの情報の組織化に役立つ。
コントラストをつける場合は、臆病にならず大きく違いをつけるようにする。12ptと14ptの文字でコントラストはつかない。

日本語を用いたデザインの注意点

日本語は英語と異なり縦にも横にも読むことができる。従って、英語と同様の行間にしてしまうと窮屈で読みづらいものとなるので、日本語を用いたデザインでは英語よりも行間を広く設定する必要がある(アルファベットを1とすると日本語は1.2倍程度)。

活字の協調・衝突

書体を一種類だけ用いるとデザインは協調的になる。協調的なデザインは比較的に落ち着いてフォーマルなものになる。
一方で、同じでも全く異なるわけでもない類似の書体を用いたデザインは、衝突を起こす。似たような書体同士は間違って配置されたように見えてしまう。

活字のカテゴリー(英語の場合)とコントラスト

  • Oldstyle
    • 尖ったペンで書いたような、手書き文字に基づいた書体。
  • Modern
    • 手書き文字の模倣でない、ストロークに極端な太さの推移などコントラストを持った書体。
  • Slab serif
    • 太さの遷移のほとんどない、全体的に太い書体。可読性に優れるが、Oldstyleに比べてページ全体が暗い印象になる。セリフを持つ。
  • Sans serif
    • セリフがなく太さが一定(例外あり)の書体。
  • Script
    • カリグラフィ用のペンや筆などの手書き文字に見える書体。
  • Decorative
    • 風変わりな書体。非常に目立つ。

活字でコントラストをつける場合には、サイズ、太さ、構造、フォーム、方向、色の6種類の方法がある。異なる書体を組み合わせる場合は、同じカテゴリーから選ぶのは避けたほうが良い。また、すべて大文字のワードの組み合わせは、効果的に用いることができる場合もあるが読みづらいため、できるだけ避けたほうが良い。

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