どうも、カーブミラーです。
今回は、セッションはじめで、Promptが効かないことがあります。その原因と対処法を書きます。
本記事は、ChatGPT(有料版)
+DALL-E3で行なっております。
画像はありません。あしからず。
ChatGPT等の動作状況を知らせる
OpenAIのステータスページ。
OpenAIステータス
まずは、ニュース。
OpenAIのグレッグが
医療記事にコメントしました。
Greg Brockmanさんポスト
DeepL翻訳
病気の診断精度に関する興味深い小規模研究:
- 人間の医師 74%
- ChatGPTを使う人間の医師:76
- ChatGPT単独:90
AIが診断に役立つ可能性は大きいが、人間<>AIのチームワークが必要である:
引用された記事
A.I. Chatbots Defeated Doctors at Diagnosing Illness
を読むと、
医師がChatGPTの出力を
信用せずに、診断する場面も
あったそうです。
やはり、
医師は学んだことや経験したことを
重視しがちで、それに誇りを
持って、患者の診断を
行なっているのでしょう。
しかし、
医師とて、人間です。
時と場合によって、
その思考力には
ばらつきが出るものです。
それに
人間の能力には
限界もあります。
どんな医師でも
人間であることに
変わりはありません。
医師の能力を補完するためにも
AIの活用は必要だと思います。
もちろん、
ハルシネーション問題は
残っていますから、
“今すぐ取り入れた方がいい”
とは言いませんが。
次は、
Perplexityです。
「Buy with Pro」というサービスを
発表しました。
ユーザーの欲しいものを
AIが最適な商品を提案してくれます。
利用開始は
米国Proユーザーからになります。
さて、本題です。
今回は、
DALL-E3のセッションはじめで、
Promptが効かないことがあり、
その原因と対処法を示します。
ここ一週間ほどでしょうか。
画像生成すると、
Promptとは関係ないような
画像が生成されるように
なりました。
しかし、
うまくいくケースもあります。
Promptを書き出させると
すべて指示どおりの内容でした。
いろいろと
調べていくと、
ひとつのことに
気付きました。
アプリ版で
描画した画像の
Promptを確認すると、
うまくいくのは英語
ダメなのは日本語
だったということです。
今まで
ユーザーとDALL-E3の
仲介役であるChatGPTは、
Promptの盛り付けをしたあと、
英訳して、DALL-E3に
渡していました。
それが
盛り付けたあと、
そのままDALL-E3に
渡されていたのです。
実は、
DALL-E3も多少の日本語を
知っており、描画してくれます。
犬猫などはその代表格。
しかし、
本当にわずかです。
試しただけでも
次のものは、変な画像が
生成されました。
・タンクローリー
・ドラッグレース
・迷路
・カンガルー
では、
どうしたら
回避できるでしょうか?
三つあります。
・描画前ならば
Promptに下記追加して送信。
“DALL-E3には英訳して渡す。”
・描画後ならば
“英文Promptで描画”で送信。
・常に英文を渡すならば
Custom instructionsを使う。
最後の
Custom instructionsの使用が
一番手間が掛かりませんので
説明しましょう。
Custom instructionsは、
ChatGPTの比較的初期に
追加された機能です。
2023年7月20日に
提供開始でした。
Custom instructionsとは
そこに情報や指示を
書き込むことで、
セッション最初に読み込まれ、
ChatGPTの回答に
影響を与えます。
このため、
セッション途中で
Custom instructionsを
変更しても
そのセッションには
影響しません。
ご注意を。
操作方法です。
アプリ版は
❶アカウント
→カスタマイズ
→カスタム指示
❷トグルスイッチをオン
❸“どのようにChatGPTに〜”の
ボックスをタップ。
❹下記文章を追加。
❺右上の“保存する”をタップ。
Web版は
❶アカウント
→ChatGPTをカスタマイズする
❷“どのようにChatGPTに〜”の
ボックスをタップ。
❸下記文章を追加。
❹下端にある
トグルスイッチをオン。
❺保存するをタップ。
下記文章は、こちら。
DALL-E3へ渡すPromptは英語のみ。
何度か試してみましたが、
すべてうまく描画するように
なりました。
もちろん、その都度、
セッションを開いて、です。
みなさんの
作品制作の糧に
なれば、幸いです。
今回は、ここまで。