シンプルに Docker を試してみる〜 Ubuntu を起動してみる〜
Dockerと聞くと、なんだか難しそうなイメージを持たれがちだと思います。以前の私もそうで、手を出しづらいイメージを持っていました。
初めてDockerを試すときに、こんな感じでとにかくシンプルにまとめてあるドキュメントがあったらよかったのにと思ったのでそのメモ。
Dockerとは
Dockerは、インフラ関係やDevOps界隈で注目されている技術の一つで、Docker社が開発している、コンテナ型の仮想環境を作成、配布、実行するためのプラットフォームです1。
Dockerを用いることによって何が嬉しいのか
コード化された設定ファイルDockerfile
を共有することで、どこでも誰でも同じ環境が作れることや、スクラップ&ビルドが容易にできることから開発に関して理想的な環境を手に入れることができる。
環境
- macOS BigSur 11.2.3(20D91)
- Docker Desktop for Mac 20.10.5, build 55c4c88
Dockerのインストール
Docker for Macをインストール
- 公式サイトからDockerのアカウントを作ってログイン
- DockerHubからダウンロードしてインストール
インストール後CLIで確認してみる。
$ docker -v
Docker version 20.10.5, build 55c4c88
このようにバージョンが表示されたら完了。
試しにubuntuを使ってみる
まず、test
フォルダーを作ってDockerfile
を作成する。
$ mkdir test
$ cd test
$ echo "From ubuntu" > Dockerfile
次にビルドして、shellに入ってみます。
$ docker build -t test .
$ docker run -it test bash
$ cat /etc/os-release
オプションの意味
- -t タグ
- -i インタラクティブ(アタッチしていなくても STDIN を開き続ける)
無事にUbuntuが起動できればこのようなメッセージが表示されると思います。
NAME="Ubuntu"
VERSION="20.04.2 LTS (Focal Fossa)"
そうなんです、これだけでUbuntuが使えてしまうのは感動しませんか。
これでDockerの動作を確認できました。
このコンテナは不要になると思うので一旦キャッシュを含めて削除しましょう。
$ docker system prune -a
以上で完了です。
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「Docker入門(第一回)~Dockerとは何か、何が良いのか~」 https://knowledge.sakura.ad.jp/13265/ ↩