概要
先日Qiitaでトレンドに上がっていた 毎朝15分の勉強会で若手の行動が驚くほど改善した話に感銘を受け、7月から同じチームに配属になった新入社員と、同じような勉強会をしてみました。
筆者のこと
- エンジニアを始めて4年弱です(まだまだ修行中の身)
- 自社で取り扱うwebサービスのサーバサイドエンジニアをやっています
- 7月から同じチームに配属になった新卒新入社員のOJT担当になりました
やることになった背景
~ ある朝、Qiitaのトレンドで記事を読んだところから ~
私:(面白そうだな。ただ読むだけよりアウトプットしてもらったほうが良さそう)
私:「こんなのバズってるんだけど、どう思う?」
後輩:「へえー、なんか良さそうですねー」(※本心は本人のみぞ知る)
私:「んじゃ明日からやってみよう。本はどうしよっか?」
後輩:「今『リーダブルコード』を読んでて・・・」
私:「お、んじゃそれで行こうぜ。」
後輩:「わかりました!楽しみです!」(※本心は本人の(ry)
こんな軽い感じで始めてみました。
まあ1日15分で知識や行動力が身につくなら有意義ですし、
仮に失敗してもコストは大きくないという計算は・・・あまりなかったですね笑
やっぱり完全にノリでした。
やるにあたってのルール作り
記事をベースにはしてますが、
チーム事情等がやはり異なりますので、
少しルールを変えてやってみました。
ルール
- 朝15分使って行う(記事と同じ)
- 読んだ書籍について人に説明を行う(記事と同じ)
- 月/水/金で後輩が書籍の内容や感想等を話す
- 火/木は、私から業務知識やデータ構造などを話す
- 進める量は後輩に一任する
- 私自身も本を読んで、ある程度理解した上で聞く
毎日ではなく、月/水/金にした理由
まず毎日ではなく月水金にした理由は、
記事では新人が2人いらっしゃるようですが、こちらは1人だけなので、
毎日だと少し負荷が高い可能性があるとし、月/水/金に変えました。
代わりに私の方で今後必要になるであろう業務知識やデータ構造等を火/木で話して、
色々理解してもらおうという話になりました。
進める量を一任した理由
進める量に関しては、自主性を重んじて一任してます。
私発案ではありますが、自分ごととして捉えてもらわないと、
続けるのは厳しいかなと思っているからです。
本人がとても真面目で、必ず1章以上は用意してくれるので、今の所問題ないです。
私なら絶対「忘れました!」というのがありそうだなあ笑
その他
個人的に一番大事だと思っているのは、
「私自身も本を読んで、ある程度理解した上で聞く」かなと思ってます。
何事も「自分はやってないけどお前はやれ」スタンスは私自身嫌いで、
負荷をかける以上、こちらも白けない空気作りが必須だと考えてます。
今回に関しては、
「本を読んでいる」「本に書いてあることを実践している」
は必須かなと思っています。
で、恥ずかしながら『リーダブルコード』をちゃんと読んだことがなかったので、
勉強会が決まった日の帰りに本屋に直行して購入し、速攻で読みました。
幸いにも、今まで別の本やネット等の知見から、
「本に書いてあることを実践している」方はある程度できていたので、
なんとか矜持を保てました。(本当によかった・・・)
やってみてどうだった
現段階(2019/7末)で『リーダブルコード』が終わりかけ・・・という段階ですが、
ある程度の手応えは感じています。具体的には以下の2つです。
- 読みにくいコードに関して、できることから前向きに改善している
- 後輩本人のバックボーンを知ることができた
1に関しては、『リーダブルコード』の目的そのものです。
修正すべき箇所周辺の読みにくいコードを、
できる範囲でリファクタリングしてくれているのはとても嬉しいです。
2に関しては副産物ではありますが、教える身としてはよかった点です。
勉強会の中で「今までは〇〇と思っていたけど、・・・」みたいな話になり、
それを深掘りすると、「どんな開発をしてきたか」などの経緯を見えてきました。
まとめ
記事にある通り、簡単に導入でき、かつ効果も高い勉強会となりました。
@kojimadev さん、本当にありがとうございました。
- 形だけ真似るのでなく、本質を理解してよりベストなやり方を模索すること
- 無理やりやらせないこと(自主性をおもんじること)
個人的には上記2点はとても大事だと思っているので、
取り組む場合はこの辺りは頭の片隅に入れていただけるといいかなと思いました!
2019/7/31 追記
- なんと上記に登場した後輩が記事を書きました。
- 実際に勉強会を行なった側の意見として書いてあるので、よかったらどうぞ
- Qiitaトレンド「毎朝15分勉強会」の機会を先輩に提供していただきました