MBTI性格診断と異世界ファンタジーを融合させた新感覚診断アプリ「UNITE」の開発計画を公開!GPT-4とStable Diffusionで無限の職業を生成し、Z世代が熱狂する仕組みとは?
「もしENFPが異世界に転生したら、どんな職業になると思う?」
友人とのこんな雑談から、とんでもないアプリの構想が生まれてしまった。
MBTI性格診断 × 異世界ファンタジー × AI生成
この3つを組み合わせたら、Z世代が熱狂する診断アプリができるんじゃないか?そう思って企画書を書き始めたら、気づけば完全要件定義書が出来上がっていた。
その名も「UNITE -ユナイト-」。
今回は、このちょっと頭おかしい(褒め言葉)診断アプリの全貌と、どうやってAIを使って実現するのか、開発前夜のワクワクを共有したい。
なぜMBTI×異世界なのか?爆発的にバズる3つの理由
1. MBTIブームが止まらない
2024年現在、10-20代の間でMBTI診断は「共通言語」になっている。
「私INFP〜」「それENTJっぽいね」みたいな会話が日常的に飛び交う。TikTokでは #MBTI のタグが数十億再生され、診断系コンテンツは必ずバズる。
でも既存のMBTI診断アプリって、なんか真面目すぎない?
2. 異世界転生はもはや国民的ジャンル
なろう系、転スラ、無職転生...異世界モノは完全に市民権を得た。
「異世界に転生したら何になりたい?」は、もはや「宝くじ当たったら何買う?」レベルの鉄板ネタ。誰もが一度は妄想したことがある。
3. でも、この2つを組み合わせたアプリは存在しない
MBTIアプリ → たくさんある
異世界診断 → たくさんある
MBTI×異世界診断 → ない!
このブルーオーシャンを、最新のAI技術で攻める。
UNITEの革命的な仕組み:表はエンタメ、裏は心理学
デュアル心理学モデルというズルい設計
UNITEの最大の特徴は、見た目は完全にエンタメなのに、裏側はガチガチの心理学理論で動いていること。
表の顔:異世界ファンタジー診断
ユーザーが見るのは、こんな質問たち:
「冒険の旅に出る朝、最初に選ぶ行動は?」
- 地図と古文書を調べる
- 剣を磨き体を鍛える
- 道具や装備を手作りする
- 村の人にあいさつして見送られる
完全にRPGの世界観。中二病心をくすぐる選択肢。
裏の顔:Big Five心理学モデル
でも実は、各選択肢には心理学的なスコアが設定されている:
- 地図と古文書 → 開放性+2、誠実性+1
- 剣を磨く → 誠実性+2、外向性+1
- 道具を手作り → 開放性+1、誠実性+2
- あいさつ回り → 外向性+2、協調性+1
つまり、「異世界の選択」で「現実の性格」を測定している。
さらにMBTIとの統合
ユーザーが既にMBTIを知っていれば、それも入力可能。知らなければスキップOK。
MBTIが入力された場合、こんな変換テーブルでBig Fiveに変換:
ENFP → 外向性:高、協調性:高、開放性:極高
INTJ → 開放性:高、誠実性:高、外向性:低、協調性:低
この統合により、**科学的根拠のある「当たってる感」**を実現。単なるランダム診断じゃない。
GPT-4とStable Diffusionが生み出す無限の職業
毎回違う職業が生成される仕組み
同じENFPでも、毎回違う職業が生成される。これがAIの力。
GPT-4o-miniによる職業生成
診断結果が出たら、こんなプロンプトをGPT-4に投げる:
[MBTI]: ENFP
[職業カテゴリ]: 支援・癒し系
[Big Five傾向]: 外向性高、協調性高、開放性極高
[自由記入要素]: 「仲間との絆」
# 出力条件
- MBTIタイプの特性を職業に反映
- 中二病的かつポジティブ
- 10-20代が「カッコいい」と感じる表現
すると、こんな職業が生成される:
職業名: 絆の紡ぎ手
説明: 人々の心を繋ぎ、奇跡を起こす異世界の調停者。笑顔で世界を変える力を持つ
特殊能力: 「共感の波動」「希望の種まき」
象徴アイテム: 虹色のペンダント
毎回違う職業名、違う設定。でもENFPらしさは必ず反映される。
Stable Diffusionによるキャラクター生成
職業が決まったら、今度はビジュアル生成。MBTIタイプに応じてプロンプトを調整:
# NF系(ENFP等)の場合
"anime style fantasy healer, 絆の紡ぎ手,
compassionate eyes, ethereal atmosphere,
nature elements, rainbow pendant, warm lighting"
1024×1024pxの高品質イラストが10秒で生成。しかも毎回違う。
技術スタック:モダンでシンプル、でも強力
選定理由と実装のポイント
フロントエンド:Next.js 14 + TypeScript
App Routerを使うことで、サーバーコンポーネントでAPIキーを安全に管理。クライアントに秘密情報を露出させない。
// app/api/generate/route.ts
export async function POST(request: Request) {
const { mbti, bigFive } = await request.json()
// サーバーサイドでOpenAI APIを叩く
const completion = await openai.chat.completions.create({
model: "gpt-4o-mini",
messages: [/* プロンプト */],
})
return Response.json(completion)
}
スタイリング:Tailwind CSS
異世界っぽいグラデーションも一発:
className="bg-gradient-to-br from-purple-600 via-pink-500 to-blue-500"
アニメーション:Framer Motion
診断中のローディングも、MBTIタイプ別にメッセージを変える:
const loadingMessages = {
'INTJ': '戦略的な職業を分析中...',
'ENFP': 'ワクワクする冒険を探索中...',
'ISTP': '実践的なスキルを評価中...'
}
SNSバズを狙い撃ちする仕掛け
シェアされる理由を設計に組み込む
1. Instagram最適化の画像カード
1080×1080pxの正方形で、診断結果をカード化:
- AIが生成したキャラクターイラスト
- MBTIタイプを大きく表示
- 職業名と説明
- 「#UNITE診断」のハッシュタグ
html2canvasで自動生成、ワンタップでダウンロード。
2. 自動生成されるシェアテキスト
「ENFPの私の異世界職業は『絆の紡ぎ手』でした!
仲間との絆で奇跡を起こすらしい✨
みんなもやってみて!
#UNITE診断 #ENFP #異世界転職」
コピペするだけでバズりそうな文章を自動生成。
3. MBTIタイプ別のコミュニティ形成
「同じENFPの人、どんな職業になった?」という会話が自然発生する設計。16タイプそれぞれでコミュニティが生まれる。
開発フェーズと今後の展望
Phase 1: MVP(2-3週間)
まず最小限の機能で動くものを作る:
- MBTI入力 + 4つの質問
- GPT-4による職業生成
- シンプルな結果表示
この段階で友人にテストしてもらい、「当たってる感」を検証。
Phase 2: ビジュアル強化(1-2週間)
- Stable Diffusionでキャラ生成
- Instagramカード機能
- シェア機能の実装
Phase 3: グロース施策
- 「今日の運勢」的な日替わり診断
- 「相性診断」(INTJ×ENFPの異世界コンビとか)
- 季節イベント(クリスマスの異世界職業)
正直な話:なぜこれを作るのか
技術的にはそんなに難しくない。Next.jsでフロント作って、API叩いて、結果表示するだけ。
でも、「技術的に簡単」と「人が熱狂する」は全く別物だ。
UNITEが狙うのは、後者。
MBTIという「自分を知りたい欲求」と、異世界という「現実逃避願望」と、AIという「最新技術への好奇心」。この3つが重なる瞬間に、バズが生まれる。
そして何より、作ってて楽しい。
「INTJの俺が異世界行ったら暗黒魔導士になった」とか、「ESFPの友達が祭典芸人になってて草」とか、そんな会話が生まれるアプリ。
技術は手段。目的は、誰かの日常にちょっとした楽しさを届けること。
まとめ:開発開始まであと3日
要件定義書は完成した。技術選定も終わった。あとはコードを書くだけ。
もしこの記事を読んで「面白そう」と思ったら、ぜひ完成を楽しみにしていてほしい。
そして完成したら、あなたのMBTIタイプを教えてほしい。
きっと、あなただけの異世界職業が待っている。
開発進捗は #UNITE開発 で随時更新予定。
それでは、異世界でまた会おう。
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