完全無料・無制限・検閲なしのAI「Eternal AI」を徹底レビュー。P2P分散型の革新的な仕組み、画像生成・チャット・動画生成などの機能、そして見逃せないセキュリティリスクと法的リスクまで、実際に使って分かった真実を包み隠さず解説します。
【衝撃】Eternal AIは完全無料で検閲ゼロ!使い方から危険性まで徹底レビュー
「無料」「無制限」「検閲なし」──
こんな夢のようなAIサービスが本当に存在する。しかも、アカウント登録すら不要。
金曜の深夜、Twitterでバズってた「Eternal AI」を試してみたんだけど、想像を超えてた。良い意味でも、ヤバい意味でも。
【この記事で分かること】
- Eternal AIの正体と仕組み
- 完全無料の理由とカラクリ
- 実際の使い方と機能
- 見逃せない危険性と対策
- 本当に使うべきかの結論
Eternal AIって何?──AI界の「無法地帯」の正体
Eternal AIは、2024年頃に登場したP2P(ピアツーピア)分散型のAIプラットフォーム。
公式サイト(eternalai.org)にアクセスするだけで、登録不要・完全無料で、画像生成、動画生成、チャット、画像編集などのAI機能が使い放題という、既存のAIサービスとは一線を画す存在だ。
なぜ「無法地帯」と呼ばれるのか
Eternal AIの最大の特徴は「検閲ゼロ」。NSFW(職場では見せられない)コンテンツを含む、あらゆる種類のコンテンツ生成が可能で、X(旧Twitter)上では「無法地帯のAI」というニックネームで話題になった。
ChatGPTやMidjourneyなど他のAIサービスでは厳しく制限されているコンテンツも、Eternal AIでは制限なく生成できる。この自由度の高さが、クリエイターやAI愛好家の間で支持される一方、倫理的・法的なリスクも指摘されている。
P2P分散型アーキテクチャとは?
Eternal AIはP2P分散型アーキテクチャを採用しており、中央サーバーを介さず、ユーザー同士が直接接続して処理を行う仕組みになっている。
簡単に言えば、YouTubeのような中央サーバー型ではなく、BitTorrentのような分散型。ユーザーのデバイスがネットワークの一部として機能することで、運営コストを抑え、無料提供を実現している。
ブロックチェーン技術の一部を取り入れることで、検閲耐性を重視した設計になっているのも特徴だ。
Eternal AIで何ができる?──4つの主要機能
実際に使ってみて分かった、Eternal AIの主要機能を紹介する。
1. Uncensored Chat(無検閲チャット)
無検閲のAIチャット機能を搭載。ChatGPTでは「申し訳ございませんが、そのリクエストにはお応えできません」と断られるような質問にも回答する。
ただし、生成される回答の品質は不安定。ChatGPT-4やClaude 3のような精度は期待しない方がいい。情報収集よりも、アイデア出しやクリエイティブな用途に向いている。
2. Uncensored Image Generator(無検閲画像生成)
無検閲のAI画像生成機能が最も人気。Stable DiffusionやFLUXなどのオープンソースモデルをベースにしているようだ。
試しにいくつか生成してみたが、品質は「及第点」。Midjourneyほどの美しさはないが、アイデア出しやラフ制作には十分使える。何より回数制限がないのが強い。
3. Uncensored Video Generator(無検閲動画生成)
無検閲の動画生成機能も搭載。ただし、2025年10月時点では処理速度が遅く、品質も安定していない印象。
本格的な動画制作には向かないが、プロトタイプやテスト用途なら使えるレベル。
4. Uncensored Reimagine(無検閲画像編集)
アップロードした画像を自由に編集・強化できる無検閲AI画像編集機能。既存の画像を「あらゆる形」に変換できる。
ただし、この機能は後述する法的リスクと最も密接に関わっているため、利用には細心の注意が必要だ。
なぜ無料?──Eternal AIのビジネスモデルの真相
「無料・無制限・無検閲」と聞くと、「どうやって運営してるの?」と疑問に思うのが普通だ。
P2P方式による低コスト化
P2P分散型アーキテクチャにより、中央サーバーの維持費やデータセンターの電気代などのコストを大幅に削減できている。
ユーザーのデバイスが処理能力を提供する仕組みなので、通常のクラウド型AIサービスのような莫大なインフラコストがかからない。
トークンエコノミーの存在
EAI(Eternal AI)トークンという独自の暗号資産が存在する。これがマネタイズの一つの手段になっている可能性が高い。
Eternal AIは過去にエアドロップキャンペーンを実施しており、将来的にはトークンを活用したエコシステムの構築を目指していると考えられる。
将来の有料化の可能性
現時点では無料だが、将来的には有料プランや追加機能による収益化を目指す可能性があるとの指摘もある。
高度な機能や高速処理を提供するプレミアムプラン、APIアクセスの有料化、企業向けカスタマイズサービスなどが考えられる。
Eternal AIの使い方──3ステップで今すぐ始められる
アカウント登録不要だから、本当に簡単。
ステップ1: 公式サイトにアクセス
ブラウザで公式サイト(https://eternalai.org/)にアクセスするだけ。
フィッシングサイトに注意。URLが「eternalai.org」であることを必ず確認しよう。
ステップ2: P2Pネットワークに接続
初回アクセス時には、P2Pネットワークへの接続に時間がかかる場合がある。
数十秒から1分程度待てば、自動的に接続される。ネットワーク状況によっては少し時間がかかることも。
ステップ3: 機能を選んで使い始める
トップページに表示される4つの主要機能から、使いたいものを選ぶだけ。
- チャットしたい → Uncensored Chat
- 画像を生成したい → Uncensored Image Generator
- 動画を作りたい → Uncensored Video Generator
- 画像を編集したい → Uncensored Reimagine
プロンプト(指示文)を入力すれば、すぐに生成が始まる。
【重要】Eternal AIの危険性──使う前に知っておくべきリスク
ここからが本題。無料で便利なEternal AIだが、使用には重大なリスクが伴う。
1. 法的リスク──著作権侵害の危険性
AIが生成した画像やテキストが既存の著作物を模倣したり利用したりした場合、著作権侵害のリスクが発生する可能性がある。
特に、以下のような使い方は危険:
- 既存キャラクターの画像生成
- 有名人の顔を使った画像生成
- 既存作品のスタイルを模倣したコンテンツ生成
対策: 商用利用は避ける。個人的な学習目的に留める。生成物を公開する前に必ず著作権をチェック。
2. セキュリティリスク──P2Pネットワークの脆弱性
P2Pネットワークでは、IPアドレスが他のユーザーに公開される可能性がある。また、マルウェア感染のリスクも存在する。
起こりうる問題:
- インターネット利用状況の追跡
- サイバー攻撃の標的になる
- 悪意のあるソフトウェアへの感染
対策:
- VPN(仮想プライベートネットワーク)を利用してIPアドレスを隠す
- セキュリティソフトを導入し常に最新の状態に保つ
- 公共のWi-Fiでは利用しない
- 機密性の高い情報は入力しない
3. プライバシーリスク──データの取り扱い
P2Pネットワークの特性上、入力したデータが他のユーザーのノードを経由する可能性がある。
絶対に入力してはいけない情報:
- 個人情報(氏名、住所、電話番号など)
- パスワードやクレジットカード情報
- 企業の機密情報
- 他人のプライバシーに関わる情報
4. 品質の不安定性
P2Pネットワークの特性上、ネットワークの混雑状況やユーザーのデバイスのスペックによって処理速度が遅くなったり、生成品質が低下したりする可能性がある。
エラーが頻発することもあり、重要な仕事には使えない。あくまで「実験的なツール」として割り切って使うべきだ。
5. サービス継続性の不確実性
将来的な有料プラン導入の可能性はあるが、現時点では無料。ただし、突然サービスが終了するリスクもゼロではない。
重要なプロジェクトでは、Eternal AIだけに依存しない方が賢明だ。
メリット vs デメリット──冷静に比較してみた
メリット
✅ 完全無料・無制限
アカウント登録も不要で、アクセスした瞬間から全機能を無制限に利用できる
✅ 検閲なしの自由度
他のAIサービスでは制限されるコンテンツも生成可能
✅ 手軽さ
登録不要ですぐに使える手軽さは圧倒的
✅ 学習コストが低い
シンプルなUIで初心者でもすぐに使える
デメリット
❌ 品質が不安定
ネットワーク状況によって処理速度や品質が変動する
❌ 法的リスク
著作権侵害やわいせつ物生成のリスクがある
❌ セキュリティリスク
IPアドレスの公開やマルウェア感染のリスクが存在
❌ サポートがない
トラブル時に頼れる公式サポートがほぼない
❌ 日本語対応が不完全
インターフェースはある程度日本語化されているが、完璧ではない
安全に使うための5つの鉄則
Eternal AIのリスクを理解した上で、それでも使いたい人のために。
鉄則1: VPNは必須
VPNを利用することで、IPアドレスを隠し、プライバシーを保護できる。
無料VPNは避け、信頼できる有料VPNサービスを利用しよう。ProtonVPN、NordVPN、ExpressVPNなどが選択肢になる。
鉄則2: 個人情報は絶対に入力しない
どんなに便利でも、個人を特定できる情報は入力しない。これは絶対のルール。
鉄則3: 商用利用は避ける
趣味や個人的な実験に留めるのが無難。ビジネスで使うなら、必ず弁護士に相談すべき。
鉄則4: セキュリティソフトを最新に保つ
セキュリティソフトを導入し、マルウェア感染のリスクを軽減することが重要。
Windows Defenderだけでなく、専用のセキュリティソフトの導入を推奨。
鉄則5: 重要な仕事には使わない
あくまで「実験的なツール」として、気軽に試す程度に留めよう。納期のあるプロジェクトや重要な業務では使わない方が賢明だ。
結論──Eternal AIは使うべきか?
正直に言おう。万人にはおすすめできない。
使っても良い人
- AIの仕組みやリスクを理解している
- 趣味や実験目的で使いたい
- VPNやセキュリティ対策をしっかりできる
- 法的リスクを自己責任で取れる
- 品質の不安定さを許容できる
使うべきでない人
- ITリテラシーに自信がない
- 商用目的で使いたい
- 安定した品質が必要
- セキュリティリスクを取りたくない
- 法的トラブルを避けたい
個人的な結論: Eternal AIは「面白い実験的なツール」だが、メインのAIツールとしては推奨できない。
ChatGPT PlusやClaude Pro、Midjourney、Leonardo AIなど、有料だが安全で高品質なサービスをメインに使い、Eternal AIは「たまに遊ぶサブツール」として位置づけるのが賢明だ。
まとめ──無料には理由がある
Eternal AIは確かに革新的。完全無料・無制限・検閲なしというコンセプトは魅力的だ。
でも、「無料には理由がある」ことを忘れてはいけない。
- 品質の不安定性
- セキュリティリスク
- 法的リスク
- サポートの不在
これらのリスクを理解し、自己責任で使える人にとっては、面白い選択肢になる。
でも、「ただ無料だから」という理由だけで飛びつくのは危険だ。
AIツールは手段であって目的ではない。 自分の目的に合った、安全で信頼できるツールを選ぼう。
Eternal AIに興味があるなら、まずは軽く試してみて、自分に合うかどうか判断するのがいい。でも、本格的に使う前に、この記事で紹介したリスクと対策をもう一度読み直してほしい。
技術は面白いけど、安全第一。それを忘れずに。
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