はじめに
最近のAIエージェント、めちゃくちゃお喋りですよね?
"簡潔に書け"とCLAUDE.mdやAGENTS.mdに書いても、延々とお喋りをしてくる。
前提条件を延々と説明してから、設計判断やバグ修正の指示などを求めてくる。人って、判断する度に意志の力を消費して脳疲労が起きるけど、最近のAIからの問い合わせはとても脳疲労=認知負荷が発生すると痛感しています。
ところが、いつも会議で私が役員から言われている口グセをまねて、AIエージェントに問いかけたら、私の認知負荷が激減しました!!
これはいい方法だと思いますので、AIエージェントと会話するときのTipsとして書いておきます。
先に結論 ~ 魔法の呪文
その魔法の呪文は
1)pros/consを出して
2)その仕組みは、世の中一般的なものなの?
です!
- 新規契約etc.の報告・ご承認を求める場合:pros/consを出して
- 会社のプロセス見直しなどの報告時:それは世の中一般的なものと同じ?
口グセが持つ効果
どちらも、問いの範囲を狭めて、答えの一歩手前にまで到達する効果があります。
こうやると、質問に回答する側は、Yes/Noの判断だけで済んでしまうことが多い。
部下に答えの一歩手前になるまで検討させている。こちらは最終判断だけに注力して、その前段のもろもろの検討は報告者に転嫁できる。
私自身が使ってみて、上手い仕組みだなぁと感じています。
AIエージェントでの使い方
pros/consで報告して
これはCLAUDE.mdにルールとして記載しています。
しかもTop階層のグローバルに効くCLAUDE.mdの基本ルールの章の中に入れています。
# 基本ルール
- (割愛)
- 方式・ツール・設計の選択肢が2つ以上あるとき、各選択肢にpros/consを付けて提示する
世間一般の使用方法やベストプラクティスを調査して
これは、主にPlan mode 使用時に使っています。
Claude Codeが計画を書く前、または、計画提出後のレビュー時に
世の中一般的にどう使用(実装)されているのか、事例やベストプラクティスを調査して、反映して
と指示して、計画書のリライトを求めています。
ただし、上記の指示をすると大抵、調査のためにサブエージェント起動と WebFetch が働きます。結果、時間とコンテキストを消費することになるので、私は、CLAUDE.mdに書くなどの自動化はせず、適時判断して書き込みしています。
なぜAIに効くのか
まぁ、複雑・あいまいな人間にも効くのだから、AIにも効くといえます(笑)
と書くと身も蓋もないのでもう少し考察します。
pros/consで報告して、がなぜ効くか
前述したとおり、問いの範囲を狭めることができる。
AI自身が、pros/consの文面を出した後で、ユーザー向けの問い合わせ文面を出力することになるので、LLMの仕組み上、問い合わせ文面は前段のpros/consの文面の影響を受けます。
結果的に問い合わせ文面部分の報告精度が上がる。
AskUserQuestionの選択肢生成などにも効果があると思います。
世間一般の使用方法やベストプラクティスを調査して、がなぜ効くか
技術負債の削減に効果があると思います。
最近のAIは非常に独創的だと感じます。知っているコンテキストの範囲内の知識で解決策を出そうととても頑張る。結果、想像もしなかったような実装まで編み出す。
独創的ではあるが、局所最適されたものであり、全体から見ると冗長。これが積み重なると、ある時、技術負債となって表出する。
世の中のベストプラクティスはおおよそ、シンプルに問題を解決しようという欲求が働いています。
これらをガイドにLLMに探索させることで、より簡潔・シンプルな解法を出して、技術負債を減らすことができます。
まとめ
AIエージェントが人間くさい反応・挙動をするにつれ、業務の中で生み出されている対人間向けテクニックが意外と役に立ちます。
テクニック創出のためには自分が部下に言っていることだけじゃなく、上司から自分に言われていることを思い出して、どんどん試していきましょう!
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