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Claude Code 環境構築・運用Tipsまとめ
はじめに
「Claude Codeの便利なコマンド」みたいな記事は、こすりにこすられまくったネタです。それでも『こんなんなんぼあってもいいですからね』ということで、私が実際に使って便利だと感じた愛用のコマンド・スキルを紹介します。
あわせて、コマンドを用いた Claude Code のバグ回避や開発効率化のテクニックも記載します。なお、これらは2026年7月7日時点の情報です。Claude Code のバグに関する話も、2026年7月7日時点の情報としてご理解ください。
組み込みコマンド系
/model
使用するモデルを切り替え、デフォルトとして保存します(Sonnet / Opus / Fable など)。
/model claude-opus-4-6 のようにすれば、モデルのバージョンまで指定できます。Opus 4.7 と 4.8 は、パースに失敗するバグや、自分自身の回答をユーザーのコメントと誤認して暴走するバグが多いです。暴走が続いて手に負えないときは、私はバージョンの指定まで行います。
参考:Claude Opus4.8で The model's tool call could not be parsed が頻発している件
/effort
モデルの思考レベル(推論量)を調整します(low / medium / high / xhigh / max / ultracode)。
私は xhigh で使うことが多いです。
/compact
会話履歴を要約・圧縮してコンテキストの空きを増やします。
会話が長くなると、LLM の回答精度は落ちていきます。/compact は文脈を残したまま要約するため、コンテキストの空きを増やしつつ長い作業を切らずに続けられます。私はコンテキストの使用容量が 30〜40% を超えたあたりで /compact を実行することが多いです。
/rewind
会話とコードを過去のチェックポイントに巻き戻します。Esc キーの2回押下でも起動します。
前述のパースの失敗は、会話文の同じ箇所で必ず発生します。LLM は「過去の会話+新しい会話」を1セットにして推論する性質上、一度発生すると新しい質問を追加するたびに再発します。対策としては、まず Esc キーで作業を停止します。次に /rewind で巻き戻し、/compact でパース失敗の文をリライトすれば、それまでの作業を捨てずにやり直せます。
/rename
現在のセッション名を変更します。
私は、後述の --resume でセッションを再開するときに思い出しやすい名前を付ける用途で使用しています。
/resume(起動オプション版 claude --resume)
claude --resume <名前 or ID> で特定セッションに復帰します。引数なしならピッカーが開きます。セッション中に別会話へ切り替えたいときは /resume を使います。
作業を中断して Claude Code を終了したいときは、まず /rename で覚えやすいセッション名を付けます。再開時に claude --resume <名前> を実行すれば、中断した作業に戻れます。
/remote-control
ローカルセッションを Web(claude.ai)やスマホアプリ経由でリモート操作可能にします(alias: /rc)。
外出先でも別デバイスから、進捗の確認や追加の作業指示ができます。初めは不安定でしたが、最近は安定して操作できます。おかげで、24時間 Claude Code をいじり続ける状態になっています。
なお、/remote-control を常用するなら、/config の Enable Remote Control for all sessions を true にしておくと便利です。
/sandbox
サンドボックスモードを on / off で切り替えます。
セキュリティ上安全な環境(sandbox)を構築し、その中で Claude に自動実行を任せると、権限の確認プロンプトを減らせます。なお、sandbox 環境の構築には、OS ごとに種々のツールをインストールする必要があります。そのため、sandbox の構築と正常動作の確認も Claude Code に依頼することをお勧めします。私は 構築したつもりの sandbox が動作しておらず、1か月後に Claude Code から指摘された という苦い経験があります。
/init
CLAUDE.md(プロジェクトガイド)を初期化、またはリライトします。
プロジェクトの前提を CLAUDE.md にまとめてくれるので、以降の Claude とのやり取りが安定します。なお、CLAUDE.md が冗長になると精度が落ちるというデータもあります。そこで私の場合は、グローバルな CLAUDE.md(~/.claude/CLAUDE.md)は自分で書き、各プロジェクト下の CLAUDE.md は /init でメンテナンスしています。
/insights
セッションを分析し、プロジェクト領域・操作パターン・改善点などのレポートを HTML 形式で生成します。
自分の使い方のクセや改善点を、客観的なレポートで振り返れます。私の場合は週1回か月1回実行し、レポートをもとに Claude Code の開発環境を改善しています。
/tui
ターミナルUIの表示モードを切り替えます(default / fullscreen)。fullscreen はちらつきを抑えて描画します。
fullscreen では、CLI 画面のレンダリングをターミナルではなく Claude Code が行います。そのため、キーバインドやテキストのコピー方法がターミナルの設定から変わります。初めは違和感がありますが、慣れると快適です。
/doctor
Claude Code のインストール状態と環境設定を診断・修復します(f キーで自動修復)。
動作が怪しいときや、Claude Code がエラーを表示しているときは、/doctor と f キーで、原因の切り分けから修復まで任せられます。
プラグイン同梱スキル
/code-review
変更 diff を多視点(正確性のバグ・簡潔化・効率など)でレビューします。思考のレベルを low〜ultra で指定でき、--fix で修正適用、--comment で PR コメント投稿ができます。
私が最も頻繁に使っているスキルです。コミット前に多視点で品質を確認できます。もともとは差分をレビューするために作られたスキルですが、「/code-review xhigh このプログラム全体をレビューして」と依頼すれば、文句は言いつつもプログラム全体をレビューしてくれます。
/fewer-permission-prompts
トランスクリプトを走査し、read-only 系の許可リストを自動生成して settings.json に追加します。
よく使う許可をまとめて登録でき、同じ確認を何度も押す手間が減ります。このスキルも週1回か月1回実行して、settings.json の設定をメンテナンスしています。
コーディング作法ガイドライン
andrej-karpathy-skills
LLM がやりがちなコーディングの失敗を減らす行動ガイドライン集です(提供スキル:/karpathy-guidelines)。「過度な設計を避ける」「最小変更にとどめる」「仮定を先に可視化する」「検証基準を明確にする」といった原則を、コード生成・レビュー時に効かせます。
AI が勝手に大改修・過剰実装しがちな傾向を抑えられ、変更が最小限に収まりやすくなります。このスキルを導入してから、コーディングの暴走が減りました。
おわりに
今回は、誰でも使えるコマンド・スキルを紹介しました。私の場合はほかにもカスタムスキルを作成して環境に導入しているので、そちらもいずれ紹介する予定です。