私の環境ではRaspbian Busterで行うことができなかったので注意すること。
そのため、1つ前のRaspbian Stretchを使用して検証を行った。
作業用のユーザtmpの作成
ターミナル
sudo useradd -M tmp
sudo gpasswd -a tmp sudo
sudo passed tmp
# 適当なパスワードを入力
後でユーザtmpからログインするのでパスワードを控えておくこと。
起動時に認証するユーザをtmpに変更
ターミナル
sudo nano /etc/lightdm/lightdm.conf
# 一行目に「autologin-user=tmp」を追加
sudo nano /etc/systemd/system/autologin@.service
# 「ExecStart」から始まっている行を見つけ出し、「ExecStart=-/sbin/agetty --autologin tmp --noclear %I $TERM」に変更
sudo reboot
再起動後に画面の描画がおかしくなるが、特に問題ない(私の環境ではOSロード時に表示されるラズベリーの上にCLIが表示された)。
画面上部にtmpと出ていたり、ログイン待ち状態に移っていたら成功。
ログインされていない場合は先ほど作成したユーザtmpでログインを行う。
今回はユーザpiをユーザhogeに変更してみる。
ユーザpiを任意のユーザ名に変更
hogeを任意のユーザ名に使用してコマンドを入力する。
ターミナル
sudo usermod -l hoge
sudo usermod -d /home/hoge -m hoge
sudo groupmod -n hoge pi
sudo reboot
ユーザ名の反映
先ほど設定したtmpの設定を元に戻す。
ターミナル
sudo passwd hoge
# パスワードを入力
sudo nano /etc/lightdm/lightdm.conf
# 一行目を削除
sudo nano /etc/systemd/system/autologin@.service
# 「ExecStart」から始まっている行を見つけ出し、「ExecStart=-/sbin/agetty --autologin hoge --noclear %I $TERM」に変更
sudo reboot
再起動後に画面表示がGUIに戻っていることを確認する。
ユーザtmpの削除
ユーザ名を変更することができたため、変更する際に使用したユーザtmpは不要なので削除する。
ターミナル
sudo userdel tmp
ユーザrootのパスワード設定
設定は完了だが、この先のステップでroot権限を使用する機会があるためパスワードを設定しておく。
ターミナル
sudo passed root
# 適当なパスワードを入力
再起動を行い、設定したユーザ名とパスワードでログインできたら成功。