概要
PHPの独学で学んだ内容をアウトプットしていく
前回の内容
[PHP基礎 Part1]
[PHP基礎 Part1]:https://qiita.com/k__aizawa/items/9fe199f16af2761baf31
データ型
[Part1]でも出てきた文字列や数字といった値には、それぞれデータ型というものが定義されている。
下の図1はデータ型の一覧である
[Part1]:https://qiita.com/aizawa_K/items/9fe199f16af2761baf31
【図1】データ型と型名
データ型 | 型名 |
---|---|
boolean | 論理型 |
integer | 整数型 |
float | 浮動小数点型 |
string | 文字列 |
array | 配列 |
resource | リソース |
NULL | ヌル値 |
変数とは
初学者向けに説明されている内容は、「データを入れる箱」とされている
これでもざっくりとした理解にはつながるが、個人的には以下の記事の内容にしっくり来るものがあった。
なぜ日本人はオブジェクト指向をなかなか理解できないのか?
変数の定義
PHPでは変数を定義するルールとして、頭に__「$」__を付ける
こうすることで変数の定義が可能となる
PHPでは「=」は右辺のデータを左辺のデータに代入することを示す
(上で紹介した記事の内容だと「代入する」より「割り当てる」がより適した意味ではないかと提唱している)
<?php
$number = 1; // 変数の定義を行う
echo $number; // 定義した変数(1)を出力
// 結果:1
?>
変数の役割
- データの命名
- 複数回使うデータをまとめられる
例えば直径の長さを求めるのに、変数を使う場合とそうでない場合とで想定する
変数を使う場合は以下の通りにコードが書かれる
<?php
$radius = 5; // 半径の長さを定義
$diameter = $radius * $radius * 3; // 直径の長さを算出し、変数$diameterへ割り当てる
echo $diameter; // 変数$diameterを出力
// 結果:75
?>
これを使わないと以下のようなコードとなる
<?php
$diameter = 5 * 5 * 3; // 直径の長さを算出し、変数$diameterへ割り当てる
echo $diameter; // 変数$diameterを出力
// 結果:75
?>
両方とも出力される結果は同じであるが、
下の方は仮に半径の長さが変わった場合に2箇所修正する必要がある
一方で、上のコードは変数$radiusの値を修正するだけで解決する
変数名の付け方
- 英単語を用いる(変数で年齢を定義したければ「age」を用いる等、何を定義したいかが明確に判別可能な単語を使う)
- 2語以上の場合は、大文字で区切る(例:$userName)
- 数字から始まる命名は不可
- ローマ字や日本語での命名は望ましくない
変数の更新
変数は割り当てられている値を更新することが可能
<?php
$num = 5;
echo $num; // 5が出力される
// 結果:5
$num = 10;
echo $num; // 更新された変数の値が出力される
// 結果:10
?>
また、現在割り当てられている変数の値に別の数字を足すことも可能
<?php
$num = 5;
$num = $num + 5; // 変数$numに5を加える
echo $num; // 10が出力される
// 結果:10
?>
これを他の四則演算も考慮した上で、省略した形が以下の形式となる
<?php
$num = 10;
$num += 5; // $num = $num + 5の省略系
$num -= 5; // $num = $num - 5の省略系
$num *= 5; // $num = $num * 5の省略系
$num /= 5; // $num = $num / 5の省略系
$num %= 5; // $num = $num % 5の省略系
?>
足す値、引く値が1のみである場合は、同じ記号を2度使うことで省略が可能
この形式をインクリメント、デクリメントと呼ぶ
<?php
$num1 = 7;
$num2 = 3;
echo ++$num1; // 値は8
// 結果:8
echo --$num2; // 値は2
// 結果:2
?>
文字列や変数の連結
文字列や変数を__「.」__で繋げると、文字の連結が可能になる
<?php
$term = "あいう";
echo $term."えお"; // 変数と文字列を「.」で連結し出力
// 結果:あいうえお
?>
文字列の連結は__「.=」__を用いることで省略した形で記述できる
<?php
$term = "かきく";
$term .= "けこ"; // $term = $term . "けこ"の省略形
echo $term; //
// 結果:かきくけこ
?>
変数展開
ダブルクォーテーションで囲われた文字列の中に、
変数を組み込むと変数に割り当てられた値が出力される
使い方は、変数を「{}」で囲うこと
<?php
$today = "2019/12/02";
echo "本日は{$today}です"; // 全体を「""」で囲った上で、変数箇所を{}で囲う
// 結果:本日は2019/12/02です
?>
次回
- if文
- switch文